膀胱内に尿が充満して少しずつ漏れる溢流性尿失禁の症状・原因・治療

目次

 

 

 

【尿失禁】 膀胱内に尿が充満して少しずつ漏れる溢流性尿失禁の症状・原因・治療

 

 

溢流性尿失禁の症状・原因・治療

 

大多数は手術の後遺症

 

子宮がんや直腸がんなど骨盤内腫瘍の根治手術を受けた人に多い尿失禁です。

 

尿が思うように出ないのに尿が漏れるという矛盾した現象なので、「奇異性尿失禁」ともよばれます。

 

溢流性尿失禁の症状

 

つねに少しずつ尿が漏れ、安静時にも失禁します。尿の出が悪く、残尿感もあります。

 

膀胱内にたまっている尿に細菌が感染して膀胱炎を併発しやすく、菌のついた尿が逆流して腎臓に達すると腎盂腎炎(じんうじんえん)を起こします。

 

溢流性尿失禁の原因

 

男性は前立腺の病気によるものが多いのですが、女性は、骨盤内の臓器摘出手術を受けたときに末梢神経が切断された例がほとんどです。

 

蓄尿や排尿を調節している末梢神経が損傷されると膀胱の筋肉がうまく収縮しなくなり、排尿障害を起こします。

 

その結果、残尿で膀胱がいっぱいになって、あふれるように少しずつ尿が漏れるのです。糖尿病などで末梢神経が侵された場合も同様です。

 

 

また、中枢神経が損傷されると尿意が大脳に伝わらず、排尿されません。

 

このように、排尿にかかわる神経系のどこかに障害があるために排尿がうまくできない状態を「神経因性膀胱」といい、溢流性尿失禁の主な原因になっています。

 

尿が出ない状態が続くと膀胱は拡張し、伸びきった風船のように収縮力が弱まって、ますます排尿しにくくなる悪循環に陥ります。

 

溢流性尿失禁の治療

 

子宮がんなどの手術後に起こる尿失禁には、膀胱の収縮力を高める副交感神経刺激薬や、尿道の抵抗を少なくする交感神経遮断薬などが用いられます。

 

しかし、決め手となる薬はなく、あまりよい成績はあがっていません。

 

 

薬物療法で効果がみられないときは、間欠自己導尿が必要です。

 

患者自身が外尿道口からカテーテル(管)を挿入し、残尿量に応じて1日2~6回、尿を出します。

 

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