毛穴が化膿して炎症を起こす おでき

目次

 

 

 

おできとは?

 

おできの原因・症状・治療

 

おできは、皮膚の毛孔(毛穴)や、毛根を包んでいる袋状の上皮組織である毛のうにブドウ球菌などが侵入し、毛穴が化膿して炎症を起こしたものです。

 

 

毛穴のない手のひらや足の裏を除けば、どこにでもできる可能性があります。汗をかきやすく湿っている部位では、特に細菌が繁殖しやすいので、おしりや大腿部の後ろ側によくできます。

 

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おできの画像

おできの画像

 

おできは全身どこにでもできますが、特に顔や首、背中、腰などに多くみられます。

 

 

 

おできの原因

 

バリア機能が低下して細菌に感染

 

皮膚にはもともと皮膚常在菌とよばれる細菌がすんでいます。

 

皮膚常在菌は皮膚の表面で病原菌の増殖を抑え、外部の細菌が皮膚へ侵入するのを防ぎ、皮膚を健康な状態に保つ働きをしています。

 

 

おできは、この常在菌の一部が感染力を強めたことで発症する皮膚病で、感染したところは化膿します。

 

 

おできは、黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌に感染して毛穴が化膿する病気です。子どもによくみられるのは、毛穴の浅い部分が化膿する毛のう炎(毛包炎)です。

 

化膿が深い皮脂腺にまで及んだものをフルンケル(せつ)、フルンケルが顔面にできるとめんちょう(面庁)といいます。

 

隣接する複数の毛穴や脂腺が化膿したものは、カルブンケル(よう)とよばれ、発熱や悪寒、頭痛を伴うことがあります。

 

 

二次的な細菌感染により、二つ以上の症状が同時に発症するケースも増えています。

 

 

おできは皮膚の深いところに病巣があるので、膿に直接触れない限り、ほかの子どもに感染することはまれです。

 

 

 

おできの症状

 

毛穴がうんで腫れる

 

おできは、ブドウ球菌が毛穴に侵入して起こる炎症です。代表的なおできには次のようなものがあります。

 

毛のう(毛包)炎

 

主に黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌が毛穴の浅い部分で増殖して、化膿が毛穴の浅い部分にとどまっているものを毛のう炎といいます。毛穴が化膿して黄色い膿がたまり、周囲が赤くなって軽い痛みを伴います。

 

 

毛のう炎は、自然に治ることもありますが、かきむしると症状が悪化します。

 

 

患部をかいて毛穴の中に細菌が押し込まれると、ボックハルト(続発性)膿痂疹を起こします。ボックハルト膿痂疹は、小児では特に頭部にみられ、小さな膿疱や黄色いかさぶたができます。腫れて痛み、化膿がひどくなると、毛穴から膿の塊が出ることがあります。

 

フルンケル(せつ、めんちょう)

 

通常おできといわれるもので、真皮の深いところに細菌感染が及んで化膿すると、毛穴が壊れて、周囲の皮脂腺などの組織も一緒に破壊されます。

 

 

顔の中心部に大きなものができると、悪寒や発熱などの全身症状が現れます。

 

 

フルンケルがまぶたや口の周囲にできた場合は、腫れて口が開けにくくなったり、額に現れた場合は激しく痛んだりします。顔に発症すると髄膜炎を起こして重症になることが多かったために、昔はめんちょうとよばれおそれられていました。

 

 

現在は抗生物質が普及し、命を落とすようなことはありません。

 

カルブンケル(よう)

 

フルンケルが周囲に拡大して、隣接する数個の毛穴の深いところに炎症が起こるとカルブンケルという大きな発疹ができ、皮膚が赤く腫れて次第に大きくなります。

 

 

首や背中によくでき、腫れがひどくなると38℃以上の発熱や悪寒とともに、激しい疼痛におそわれます。

 

 

毛のうが化膿すると、赤く腫れた皮膚の表面に点々と黄色い膿が出てきます。

 

 

内部には膿の塊ができ、真皮に蜂の巣状の化膿性炎症(蜂窩織炎)を起こし、リンパ節も腫れて病状が長引きます。

 

 

おできの診断

 

おできは、ほとんどがブドウ球菌が原因で、鼻腔や咽頭のブドウ球菌培養検査をし、猩紅熱や川崎病などとの鑑別診断が必要になります。

 

おできの治療

 

化膿がひどければ切開する

 

おできは皮膚の比較的深い部位の感染です。

 

毛穴の周囲だけに炎症が限られている時期なら、清潔にしておくだけで自然に治ります。膿を出そうとして患部をいじったり絞ったりすると、かえって症状が悪化します。

 

 

治療は、抗生物質を塗布した上からリバノール湿布などの冷湿布をします。

 

安静にして刺激を避け、ブドウ球菌に有効なセフェム系やニューキノロン系の抗生物質を内服します。消炎酵素剤を併用することもあります。また、腫れや化膿がひどいときには、切開して膿を出します。

 

 

各種の抗生物質に耐性があるブドウ球菌に感染する例もみられるので、膿の細菌培養を行って、薬剤耐性の検査をすることもあります。

 

 

外用薬を効果的に使うコツ

 

塗る前の注意

皮膚の汚れは皮膚病の大敵です。患部に泥や食べ残しがないか調べ、きれいにしてから塗ります。

1回に塗る量

発疹やかぶれの場合、医師の指示がない限り外用薬を厚く塗る必要はありません。軽く数回こするようにして塗ります。1回にたくさん塗るよりも、何度も塗るほうが薬の効果は高まります。

軽く塗りこむ

力を入れて薬をすり込む人がいますが、かえって刺激になってかゆみが増してしまいます。外用薬は軽く塗るだけで皮膚に吸収されますので、やさしくゆっくりと塗りましょう。

1日に塗る回数

症状がひどいときには、少なくとも起床時、日中、入浴後の1日に3回は塗ります。よくなるに従って、塗る回教を減らします。

薬の置き場所

タンスの上など子どもの事の届かない場所に置きます。テレビの上に置くと、温度、湿度などにより薬の効き目が悪くなることがありますので注意しましょう。

 

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こどものほおにできたおできを粉瘤(ふんりゅう)と診断されましたが、どんな病気でしょうか?

成人の男性によくみられる皮膚の良性のう腫ですが、子どもにはそれほど多い病気ではありません。

 

 

粉瘤は、アテロームとよばれ表皮と同じ構造をもった袋状の腫瘤で、この中に角質層や皮膚の垢がたまったり毛包の出口がふさがり皮脂腺がつまって膨らんでいることがあります。

 

 

どちらも悪性になることはありませんが、粉瘤が破れると特有の悪臭を放つ粥状(じゅくじょう)の白い内容物が出てきます。その傷口から細菌感染を起こして腫れ上がり、ひどく痛むことがあるので、切開が必要です。

 

 

内容物が少しでも残ると、再び大きくなるので袋を完全に摘出します。炎症がある場合は、治まるのを待ち、皮膚の上から触れて袋状のものがわかるようになってから切開します。

 

皮膚と爪を清潔に保つことが予防につながります。手洗いを励行し、爪を丸く切りそろえます。特に爪の先は清潔に保ちましょう。幼児の小さな指を一つ一つていねいに洗うのは手間がかかるので、ブラシを使うとよいでしょう。

 

 

自分の身の回りのことができるようになったら、しっかりした手洗いの習慣を身につけさせます。

 

 

また、下痢や風邪などで体調を崩し、子どもの免疫力が低下しているときは、直射日光を避け、皮膚を清潔に保ちましょう。

 

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