画像で見る主婦湿疹(手湿疹)の症状と種類

目次

 

 

 

主婦湿疹の症状

 

画像で見る主婦湿疹(手湿疹)の症状と種類

 

皮膚が乾燥してはがれ落ちる

 

一般には指の先や腹、手のひらあたりに皮膚の炎症が現れ、症状は多彩です。

 

炎症は、慢性症状と急性症状に大きく分かれます。

 

 

主婦湿疹で典型的にみられるのは、慢性の皮膚の炎症です。初期には指先や指の腹、手のひらが軽く赤みをおびて乾燥します。

 

そのうちに赤みは薄れ、角質がはがれて浮く鱗屑(りんせつ)や、皮膚からはがれ落ちる落屑(らくせつ)が起こって皮が小さくむけ、皮膚の表面がかさついてきます。

 

 

症状が進むと落屑が増加して皮膚の弾力が失われ、ひび割れができて激しく痛みます。さらに悪化すると、表面に光沢が出てつるつるした感じになり、指紋が消えてしまいます。

 

初期症状がひどいときには、毒性の炎症が現れる場合もあり、患部が赤くなる紅斑(こうはん)や丘疹(きゅうしん)とよばれるぶつぶつ、水疱ができて、かゆみを伴ったりします。

 

 

さらに、慢性症状の乾燥や落屑、亀裂などは手のひらや指の腹だけでなく、次第に手や指の背などにも広がっていくことがあります。

 

また、指背や手背には、急性炎症の紅斑や丘疹が現れる場合もあり、小水疱という小さな水ぶくれや、水ぶくれが破れて湿っぽくただれた状態になるびらんも生じます。

 

 

症状の悪化をはっきり示すのは、バリヤとして大切な働きをしている爪の甘皮の破壊です。爪の周囲に炎症が起こり、甘皮の下の爪をつくる細胞が侵されて、最終的には爪にも縦の溝ができたりします。

 

甘皮の復活は皮膚のバリヤ機能の復活ともいわれ、完治の目安ともなっています。

 

 

特に初期には慢性の皮膚炎の症状を、ただの乾燥肌と安易に考えることも多く、炎症を悪化させてしまうことがよくあります。

 

慢性の場合、表面的には炎症があるようにはみえませんが、皮膚の深部で炎症が起こっています。

 

 

空気が乾燥し、家事に湯を使う機会が増える冬期は皮膚も乾燥してバリヤも壊れやすく、肌荒れを起こしやすい季節です。そのため、冬には主婦湿疹の患者が増加し、症状も急激に悪化しがちですので注意しましょう。

 

また、水仕事をしなくても主婦湿疹と同じような症状が現れることがあります。

 

 

例えばピアノを弾いたり、パソコンのキーボードを打つなど、常に指先に刺激を受ける職業の人によく起こります。初めは指先の角質が侵されて乾燥し、ひび割れなどの慢性の皮膚炎を起こします。

 

症状は徐々に指先から手のひらに広がっていきます。慢性的に指先に加わる力が、洗剤や水と同様に皮膚に刺激を与えて炎症を起こす病気で、日本独特の名称として進行性指掌角皮症とよばれています。

 

主婦湿疹の一種といわれていますが、欧米では単に手湿疹の一つと分類されています。

 

キーボードをたたくという単調な刺激の繰り返しでも、皮膚のバリヤが壊れ、指が乾燥してひび割れてくることがあります。

 

 

主婦湿疹にみられる症状(画像)

 

落屑

小水疱

亀裂

落屑

角質層の表面が薄板のようにはがれる状態を鱗屑(りんせつ)、はがれ落ちてしまうことを落屑(らくせつ)といいます。

小水疱

皮膚面から半球形に隆起し、中に透明な液体が入っている小豆大以下の水ぶくれのことです。

亀裂

表皮の深層まで達する細く深い裂け目で、角質が厚くなり、乾燥して弾力性がなくなると生じます。

丘疹

紅斑

びらん

丘疹

皮膚との境が不明瞭な小さな盛り上がりです。中央に水がたまったようにみえるのは漿液性丘疹(しょうえきせいきゅうしん)です。

紅斑

皮膚の細い血管の炎症性充血によって生じた皮膚が赤くなる変化で、炎症を意味しています。

びらん

水疱などが破れてできるただれで、皮膚内部からしみ出た液で表皮は湿ったような状態になります。

 

 

 

 

皮膚が白っぽく乾燥して皮がむけ、指紋もはっきりしなくなっている典型的な主婦湿疹です。
皮膚が白っぽく乾燥して皮がむけ、指紋もはっきりしなくなっている典型的な主婦湿疹です。

 

急性の手湿疹の炎症です。赤く腫れて、水疱やびらんがみられ、爪の甘皮も侵されています。
急性の手湿疹の炎症です。赤く腫れて、水疱やびらんがみられ、爪の甘皮も侵されています。

 

 

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