ぎっくり腰になったときの応急処置

目次

 

 

 

 

 

不自然な姿勢で重い物を持ち上げようとしたときなどに腰に刺すような激痛が走ることがあります。症状が重い場合はそのまま動けなくなります。

 

ぎっくり腰の応急処置

 

ぎっくり腰が起こったら

 

ぎっくり腰の応急処置1

 

腰への激痛が走ったら、まず、壁や柱などにからだをもたせかけるようにしましょう。

 

急激な痛みが治まるまで動かないようにして、呼吸を整えてから、次の行動に移ります。

 

 

ぎっくり腰の応急処置2

 

あまり、大幅な移動をせずに、症状が現れた場所の近くで、ゆっくりと横になります。

 

床の上でもかまいません。横になると、背骨にかかった余分な負担が軽くなります。下にマットなどを敷くときは、腰が沈むような軟らかいものは避けます。

 

 

ぎっくり腰の応急処置3

 

あおむけになって膝を伸ばした姿勢では、かえって痛みを増幅する場合があります。

 

横向きになり、膝を抱えるような姿勢が、痛みをやわらげます。両膝の間に枕などをはさむのも効果的です。

 

 

ぎっくり腰の手当方法
湿布の選び方

腰痛解消には、患部を温めるとよいでしょう。ただし、患部が腫れや熱をもっている場合は、まず、冷湿布をして腫れや熱を抑えます。その後、温湿布に切り替えましょう。

 

うつぶせの場合

うつぶせの姿勢の場合は、背中から腰のラインが沈み込まないように、おなかの下にクッションなどを敷いて、腰が反らないようにします。

 

 

 

注意事項
■屋外でぎっくり腰になったときにも、まず、寄りかかれるような壁などで、からだを支えましよう。

 

■重い物を持ち上げるときには、重量挙げの選手のように、脚を開いて、腰を落とし、ゆっくりとした動作を心がけます。

 

■薬を使って、たとえ痛みがやわらいだとしても、ぎっくり腰が治っているわけではありません。2日から1週間は安静にしてください。

 

■通常は数日間、安静していれば回復しますが、痛みが続く場合は整形外科などの専門医を受診しましょう。

 

ぎっくり腰とは

重い物をいきなり持ち上げたときや、急激な運動をしたときのほか、朝起き上がろうとしたり、くしゃみや咳など、ちょっとした日常的な動作をしただけで、腰に激痛が走ることがあります。

 

これが「ぎっくり腰」です。正式名称は、突発性腰痛症といい、いわゆる腰の捻挫です。

 

腰だけに激痛が現れるのが特徴で、あまりの痛さに動けなくなることもあるほどです。

 

 

腰の筋肉が肉離れを起こしていたり、腰椎の関節部分がずれていたり、関節部分にある袋状の関節包が挟み込まれるなど、腰部の疾病が原因で症状が現れることも多いようです。

 

安静にしていれば、2~3日で症状は軽減されますが、無理をして動きまわったりすると、繰り返し起きたり、鈍痛が続くことがあります。

 

 

痛みを軽くしようとして腰をかばう姿勢が逆に椎間板ヘルニアを引き起こすこともあります。

 

ぎっくり腰になってしまったら、安静を心がけることが重要です。

 

日常生活の留意事項

 

ぎっくり腰をはじめとした腰痛は、癖になるといわれています。

 

初期の段階で完全に治しておかないと、日常生活に支障を及ぼす結果となってしまいます。

 

 

一度ぎっくり腰を起こしてしまったら、再発を防ぐために、日常生活でも注意が必要です。

 

例えば、座るときには壁などに寄りかかり膝を抱えたり、あるいは膝を曲げて机に両手をついた姿勢をとるようにしてゆっくり座ることです。

 

 

また、休むときは、横向きに寝るのがよいでしょう。あおむけで膝を伸ばすと、痛みを感じます。

 

立ち上がるときも、どこかに手をついてゆっくり動き、階段の昇降の際にも手すりを使うなど、ちょっとした工夫をするようにしましょう。

 

 

血行をよくすることも腰痛防止につながります。

 

適度な運動や入浴が効果的です。特に入浴時は、熱い湯に短時間入るのではなく、38~40℃くらいのぬるめの温度でゆっくり入ることです。腰だけでなく、全身の血行もよくなります。

 

 

安静にしても、症状が治まらなかったり、慢性化した痛みが残る場合は、ほかの病気の可能性もあります。

 

その場合は専門医の診療を受けましょう。

 

活用したい補助具

 

日常の動作に気をつけるだけでなく、腰の負担軽減のために、補助具を活用する方法もあります。

 

コルセット

コルセットをつけることで、腰椎への負担を分散させることができます。

 

それぞれの体形に合った、オーダーメードが理想ですが、市販されているコルセットも数多くありますので、緊急時はそれで間に合わせます。

 

さらしをきっちり巻いて代用する方法もあります。

 

 

コルセットは、原則として3か月程度で使用をやめることです。

 

あまり長い期間装着していると、からだがそれに頼ってしまいます。コルセットなしでも活動できるように訓練することです。

 

歩くときに、からだの支えとして杖は手軽な補助具です。注意する点は、長さです。

 

床に杖の先をつけたときに、握り部分が足のつけ根にくる程度が適切といえます。

 

 

購入の際には、実際に試用して、からだに合っているかどうかチェックして選びましょう。

 

いずれも、腰を保護し痛みを軽減させることが目的です。最終的には自分の筋肉で、腰への負担を支えるのが望ましいです。

 

 

腰痛体操でぎっくり腰予防

 

腰の部分が深く沈む軟らかいマットで寝たり、かかとの高い靴を長時間履いているなど腰に負担をかけるのを避けることで、再発をかなり防止できます。

 

腰痛体操を続けて、腰の周辺の筋肉を鍛え、負担に耐えられるからだづくりをすることも重要です。

 

腹筋体操

楽な姿勢であおむけに寝ます。

 

両足を伸ばしたまま、左右交互に20回ずつ約30°上げます。

 

少し憤れてきたら、両足を同時に伸ばしたまま上げ、少し止めてからゆっくり下ろします。

 

腰痛体操

あおむけの状態で、両手を頭の後ろで組みます。

 

胸から上を30°程度まで上げます。初めのころは10回くらいを目標にします。

 

脊椎・骨盤ひねりの体操

あおむけに寝て、膝をそろえて軽く立て、両膝を左右交互に倒します。

 

腰椎と骨盤をひねるように意識しましょう。

 

椎間板ヘルニアとぎっくり腰の違い

 

椎間板とは、脊椎と脊椎の間にはさまれている軟骨のことで、上下の脊椎を結び合わせ、脊椎にかかる衝撃をやわらげるクッションの働きをもっています。

 

 

この椎間板が、もともとあるはずの位置から背中側にはみ出した状態が、椎間板ヘルニアです。

 

ぎっくり腰と混同される症状は、腰部の椎間板ヘルニアから起こります。

 

 

ぎっくり腰は、2~3日で症状が軽くなる腰痛症の一つで、それ自体にはっきりした病名のつけられない症状のことです。

 

一般的に「ぎっくり腰」という場合、医師の診察を受けずに、腰に激痛を感じたときをいいます。

 

何度もぎっくり腰を繰り返したり、痛みが慢性化した段階で、やっと医師を訪れ、「椎間板ヘルニア」と診断されるに至る場合が多くあります。

 

そこで、「ぎっくり腰=椎間板ヘルニア」と混同されることが多いのです。

 

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