靴擦れになったときの応急処置

目次

 

 

 

足に合わない靴を履き続けていると、外力が絶えず加わって熱をもち、靴擦れを招くことになります。慣れた靴に履き替え、清潔に保ちましょう。

 

靴擦れの応急処置

 

かかとに靴擦れが起きたとき

 

かかとに靴擦れが起きたときの応急処置1

 

かかとに靴擦れが起きたら、流水で熱をもった部分を冷やし、汚れを十分に洗い流しましょう。

 

水分をよくぬぐってから、消毒をします。

 

 

かかとに靴擦れが起きたときの応急処置2

 

救急絆創膏(バンドエイド)を患部に貼って、保護するなどの対策をします。

 

絆創膏を貼ったからといって、無理をして同じ靴を履き続けていると、たこをつくることになりかねません。

 

 

かかとに靴擦れが起きたときの応急処置3

 

靴擦れを起こした靴や新しい靴は控えて、しばらくは履き慣れた軟らかい靴を履くようにします。

 

革靴ではなく、できれば運動靴などを履くようにしましょう。

 

 

靴擦れによる水ぶくれがあるとき

 

靴擦れによる水ぶくれがあるとき

靴による圧迫や摩擦が続いて、熱をもった部分に水疱(水ぶくれ)ができることがあります。

 

水疱を破らないようにして患部を消毒し、清潔なガーゼや救急絆創膏(バンドエイド)などで保護しましょう。

 

 

自然に水疱が破れて中のリンパ液が出てくるものです。

 

水疱を手で破ると、そこから細菌感染を起こすことがあります。

 

 

まず患部を清潔にして保護することが大切です。

 

水疱が破れてしまったときは、よく消毒をして、患部を乾燥させるようにしましょう。

 

傷口を乾燥させる滅菌スプレーなどの市販品を使用してもよいでしょう。

 

 

 

注意事項

 

■細菌感染に注意する
皮膚の表面が強くこすられて傷ができると、そこから細菌が感染するおそれがあります。

 

患部を清潔を保つようにしましょう。足は不潔になりがちです。

 

水虫を予防するためにも、常に清潔にするよう心がけましょう。

 

■靭帯まで侵されることがある
特に足の甲の靴擦れが起因となって、関節を固定する靭帯まで侵されることもあります。

 

これは皮膚の表面がこすられて発生する熱が、内部にまで悪影響を与えるケースです。

 

靴擦れとは?

 

靴が足に合っていなかったり、歩き方が悪かったりすると、強い圧迫や摩擦が続いて足の皮膚の表面が熱をもってしまうことがあります。

 

皮膚は傷つき、水ぶくれなどをつくってからだに警告を送ります。

 

 

これが「靴擦れ」の状態です。靴擦れは、一種の防御反応といえるでしょう。

 

特に足の皮膚は、低温には非常に強いものですが、熱には弱い性質をもっています。

 

摩擦熱を発すると、すぐに傷ついてしまうのです。

 

 

靴擦れが起こりやすいのは、靴の内側に強く当たる部分です。

 

具体的にはアキレス腱、かかとの外側、そして足の甲があげられます。

 

 

甲は、足の皮膚の表面で一番温度が高い部分です。

 

無理をして、靴擦れを起こした靴を履き続けると、やがて靴擦れの部分が肥厚して硬い層になります。

 

 

皮膚の角質化を招いてしまうのです。これが「たこ」です。

 

たこもまた、強くこすられても熱をもたないようにする、からだの防御反応といえます。

 

 

靴擦れやたこができないようにするためには、まず自分の足に合った靴を選ぶことです。

 

正しい歩き方を実践することも大切な心がけです。

 

 

靴擦れを起こした靴を履くのは控え、しばらくは履き込んで軟らかくなった靴にします。

 

また、傷ついた皮膚が細菌感染を起こすこともあるので、患部は清潔に保つようにしましょう。

 

「まめ」と「魚の目」

 

足の皮膚の角質化は、たこばかりではありません。

 

足の裏にできやすい「まめ」も特定の部分に強い圧迫や摩擦などの外力が絶えず加わることで生じる皮膚の角質化です。

 

皮膚の外側に向かって角質が増殖していくもので、底が薄い靴を履いていると起こりやすくなります。

 

 

足の親指の裏側や指の間など、皮膚のすぐ下の骨が触れるところにできやすいのが「魚の目」です。

 

たいていは豆粒大の円形をしています。

 

 

魚の目も継続的に加わる外力によって皮膚が角質化するものですが、まめとは反対に、皮膚の内部に向かって角質化した尖端(せんたん)が入っていくものです。

 

尖端が神経を刺激するために、魚の目は非常に痛みます。

 

 

削るといった治療が必要です。

 

靴の中で足の指が圧迫されていることが大きな誘因となるので、指を締めつけない靴を選ぶことが第一の予防です。

 

 

靴擦れは病気とはいえないものですが、無理をして履き続けているとたこだらけの足になってしまいます。

 

靴擦れが起きたらすぐに防止対策して、たこをつくらないように注意しましょう。

 

靴が原因となる足の異常

 

靴が原因となって、足に異常が起こることは少なくありません。

 

足の異常は、足の変形、爪の変形、皮膚の角質化、皮膚の雑菌感染の四つに分けられます。

 

 

足の変形の代表が、外反母趾です。

 

外反母趾は、足の親指が外側(小指側)に傾いてしまうものです。

 

 

進行すると、親指のつけ根が飛び出して激しい痛みを招くこともあります。

 

つま先が細い窮屈な靴を履き続けていると起こりやすく、圧倒的に女性に多くみられます。ハイヒールやパンプスには注意が必要です。

 

 

外反母趾に伴って多いのがハンマー・卜ゥー(槌趾(つちゆび))です。

 

細いつま先の靴を、指先を曲げたまま履き続けていて、関節が曲がって固定されてしまうものです。

 

 

爪の変形は、主に親指と小指に起こりやすいものです。

 

靴で外側から締めつけられると、爪がつぶされた状態になります。それを繰り返しているうちに、爪が変形してしまうのです。

 

 

皮膚の角質化とは、まめや魚の目のことを指しています。

 

足の皮膚が真菌(カビ)に感染して起こる病気の代表が、水虫です。

 

靴の中は高温多湿で雑菌に感染しやすい環境といえます。常に清潔に保つことが大切です。

 

 

靴は、できればシュー・フィッターのいる靴屋で選んでもらい購入するのが理想的です。

 

左右の足の大きさは多少違うものなので、靴は大きいほうの足に合わせるようにします。

 

夕方になると体液が下肢に下がってきて足が多少むくむので、その状態で靴を選ぶのがよいでしょう。

 

 

歩き方が正しくないと靴擦れなどを引き起こす?

 

いくら足に合った靴を選んでも、歩き方が正しくないと靴擦れなどを引き起こすことになります。

 

正しい歩き方のポイントは、まず関節をよく動かすことです。

 

足の指先を十分に動かして、地面を強くけるように歩くとよいでしょう。

 

 

つま先のけりが不十分のままでは、もう一方の足がきちんとかかとから着地せず、アキレス腱が十分に伸びきりません。

 

腓腹筋(ひふくきん)の硬化や血液循環の悪化を招くことにもなります。

 

 

姿勢の問題も大きなポイントです。つま先にしっかりと重心が移動しないと関節が曲がったままになり、腰が曲がったり腹筋力が低下します。

 

特に女性がハイヒールを履く場合は、膝や腰が曲がり、腹部やあごを突き出すような格好になりがちです。

 

 

姿勢の悪い歩き方を続けていると、靴擦れなど足の疾患ばかりでなく、片頭痛や肩こり、難聴などの頭部や頸部の疾患、胃下垂や胃弱、肝臓や腎臓などの腹部の疾患、便秘冷え性などの下腹部疾患、むくみや下肢静脈瘤、関節炎、神経痛などの脚部疾患や腰痛を招くことがあります。

 

正しい歩き方のためには、足にぴったりと合った靴を履くことが大原則です。

 

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