食べ過ぎたときの応急処置

目次

 

 

 

食べ過ぎは、誰でも経験するものです。胃に大きな負担をかけることになるので、次の食事を控えたり軽めにして胃を休めるようにしましょう。

食べ過ぎたときの応急処置

 

食べ過ぎたときの対処法

 

食べ過ぎたときの対処法1

 

次の食事を抜いたり、消化のよい物をとって、胃を休めましょう。

 

例えば昼食を食べ過ぎてしまったら、夕食を抜くか、あるいはおかゆや、雑炊、食物繊維や脂肪分を控えたスープなどをとるとよいでしょう。

 

 

食べ過ぎたときの対処法2

 

散歩や軽い運動などをして、からだに過剰となったエネルギーを消費しましょう。

 

ただし、消化作用を妨げないように、食後1~2時間ほど休んでから行うようにします。

 

 

食べ過ぎたときの対処法3

 

上腹部の圧迫感や胃のあたりの重苦しさ、腹痛といった消化器症状が現れて、食後しばらくたっても解消しないときは、消化酵素剤を服用して様子をみます。

 

症状が治まらない場合は、内科を受診しましょう。

 

 

下痢や嘔吐を起こしたとき

 

下痢や嘔吐を起こしたとき

 

食べ過ぎのためにおなかをこわして、下痢や嘔吐を起こすことがあります。

 

食後6~24時間くらいで現れるケースが多いものです。下痢や嘔吐が治まったら、スポーツドリンクや薄い食塩水、コンソメスープなどを何回かに分けて飲み、失われた水分を補給するようにしましょう。

 

また、症状が治まっても、すぐに通常の食事に戻すのではなく、おかゆや雑炊などの軟らかい物をとるようにします。

 

コーヒーやアルコール類、香辛料をきかせた料理など、刺激の強い物は、しばらく控えましょう。

 

 

 

 

注意事項

 

■腹痛、胃のもたれ、下痢、吐き気や嘔吐といった消化器症状は、さまざまな病気が原因で現れます。1~2日たっても症状が続くときは、内科を受診しましょう。

 

■食べ過ぎによる下痢や嘔吐は通常、一過性のものですが、1~2日以上続いたときは脱水症状に陥る危険があるので、医師の診察を受けましょう。下痢と嘔吐を併発しているときは、脱水症状を招く危険性が高くなります。特に子どもの場合は注意が必要です。

 

消化の流れと食べ過ぎの影響

 

食べ過ぎは、からだに必要な量以上のエネルギーを摂取することといえます。

 

口からとり込まれた食物は、食道を通って胃へ送られます。胃では、食物と胃液をよく混ぜ合わせて、消化されやすい状態にします。

 

続く十二指腸では、膵液(すいえき)や胆汁の力を借りて食物中の栄養分を分解します。

 

 

その先の小腸から吸収された栄養分は、肝臓で生命の維持に不可欠なエネルギーにつくり替えられるのです。

 

余ったエネルギーは、脂肪となって全身の脂肪細胞にたくわえられ、食事の量が不足したときなどに、エネルギーとして再利用されます。食べ過ぎが続いて、脂肪としてため込む量が増えてくると、肥満を招いてしまいます。

 

エネルギーの過剰摂取を招く典型的なパターンとしては、おなかが極端に空いていて、一度の食事で大量に食べてしまう「どか食い」や、空腹感も満腹感も得られないまま、常に何かを口にしている「だらだら食い」があげられます。

 

食べ過ぎを防ぐ食事のとり方

 

食べ過ぎを避け、エネルギーの過剰摂取を防ぐためには、食事のとり方に気をつける必要があります。

 

満腹になると、食欲は自然に消失するものです。満腹感は、脳の視床下部にある満腹中枢が刺激されることによって起こります。

 

食物をとって血液中のブドウ糖(血糖)の量が増えると、満腹中枢にその情報が伝わります。

 

ところが、血糖値は食べ始めてから20~30分たたないと上昇してきません。そのため、早食いをすると、満腹感が得られないまま食べすぎてしまうのです。

 

 

食べ過ぎを防ぐためには、ゆっくりと食べることが基本となります。

 

一口食べるごとに箸を置く、食事の途中で水やお茶を多めに飲む、時折、食べる手を休める、一口につき20~30回ほどかむ、食物繊維が豊富で咀嚼に時間がかかる食材をとり入れるといったことを実践してみましょう。

 

 

また、何人かで大皿の料理を食べるときは、自分の食べた量をきちんと知るために、あらかじめ各自の分をとり分けるとよいでしょう。

 

テレビや新聞を見ながら何となく食事を終えてしまうと、充足感が得られにくいものです。テレビを消して、なるべく会話をしながら食事を楽しむようにしましょう。

 

 

カップラーメンなどのインスタント食品や菓子類といった、すぐに食べられる食品の買い置きは控えましょう。

 

1日に3食、栄養バランスのよい適量の食事をきちんととっていれば、どか食いやだらだら食いによる食べ過ぎは避けられます。

 

 

 

ストレスと過食

 

食べ過ぎには、さまざまな要因がかかわっています。精神的ストレスも、食べ過ぎを招く一つの要因と考えられます。

 

ストレスが過食を誘発することは、動物実験で立証されています。ネズミに、尾を針で刺激するストレスを与え続けると、えさを大量に食べるようになります。

 

その結果、200gだった体重が4~5日で90gも増えるという、異常な体重増加が認められたのです。実験中は、視床下部の摂食中枢が絶えず刺激されている状態になっていたことがわかっています。

 

 

精神的なストレスが高まると、空腹ではないのに大量に物を食べてストレスをまぎらわそうとする、いわば代理摂食が現れることがあります。

 

飲食に没頭している間は不安や抑うつをまぎらわすことができるため、手軽なストレス解消法になっているのです。

 

 

代理摂食の一つに、思春期や青年期の若い女性を中心にみられる「気晴らし食い症候群」があります。

 

強いダイエット願望が根底にあり、太ることへの極度のおそれから徹底的にダイエットをします。そして、その反動として過食を招くと考えられています。

 

 

また、「夜間摂食症候群」は、一人きりで過ごすことができる夜間に、大量に食べてしまうケースです。

 

ストレスによる食べ過ぎを防ぐためには、ストレスをため込まない生活の工夫や、食べること以外でストレスを解消する方法を身につけることが大切です。

 

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