トゲや針、釘が刺さったときの応急処置

トゲや釣り針が刺さったり釘を踏み抜いたとき、細菌感染の危険を避けるため、消毒には十分気を配りましょう。

 

目次

 

 

 

トゲや針、釘が刺さったときの応急処置

 

細く短い木片、竹片が刺さったとき

細く短い木片、竹片が刺さったとき

消毒した毛抜きで抜きます。取りにくいときは、5円か50円硬貨の穴の部分を当てて、強く押しながら抜きます。

 

抜いた後は消毒して絆創膏をはります。爪で抜くと、傷口から雑菌が入りやすく危険です。

 

 

釣り針のような鋭い金属のものが刺さったとき

釣り針のような鋭い金属のものが刺さったとき

釣り針が皮膚を突き抜けていたら、ペンチなどで根元を切り落とし、刺さった部分は皮膚をくぐらせて抜きます。

 

抜くのが難しいと判断したら患部を清潔なハンカチなどで保護して、外科医にみせましょう。

 

 

釘を踏んで刺さったとき

釘を踏んで刺さったとき

まず、釘を引き抜きます。痛くても思い切って、一気に抜きます。

 

次に雑菌などを体外に出すために患部の周囲を強くつまみ、血を絞り出した後、消毒し、清潔なガーゼで患部を覆い医師にみてもらいましょう。

 

 

応急処置ですむ場合

 

手の指や手の平、あるいは足の指の柔らかいところが、こすれたり触れたりしたときにチクリと鋭い局所的な痛みを感じてトゲに気づいたら、肉眼で、あるいは虫眼鏡を使ってトゲの位置を確認したあと応急処置をしましょう。

 

応急処置ですまない場合

 

森や野原などで、木肌や小枝のささくれのような複雑な形の物をつかんだり踏んだりしてトゲが刺さった場合や異物が皮下組織にまで食い込み、痛みの範囲が広いときは、清潔なタオルなどで患部をゆるく保護してすぐ外科医にみせましょう。

 

 

注意事項

 

■トゲを抜く毛抜きやピンセットは、必ずライターやガスの炎であぶって殺菌します。

 

■抜いた後は、必ず消毒します。

 

■皮膚の奥にあるからといって、自分で切開して取り出すのはやめましょう。医師に処置をまかせてください。

 

■縫い針、ガラス、陶器などは破片が残ることもあるので、十分な確認が必要です。

 

■釣り針や釘などは汚れていることが多く、抜き取った後、化膿する危険があります。速やかに医師にみせてください。ごくまれには破傷風になることもあります。

 

 

 

トゲを抜くときは必ず消毒

 

トゲや針、釘を刺すことは日常生活のなかではよくみられます。小さいトゲなどは、いつ刺さったかわからないということさえあります。

 

これらの刺し傷は、ほとんどの場合、抜いてしまえばいつの間にか治ってしまうので、大したことはないとたかをくくりがちです。

 

ところが、細菌などに感染すると思いもかけない事態になりますので、いいかげんな処置は禁物です。

 

 

実際にあった例では、会社内で右の指先に刺さったトゲを、消毒をしないコンパスの先で抜き出したところ、傷口が化膿してペンも箸も持てない状態になったうえに、労働災害の認定をめぐって総務部を巻き込んでの騒ぎになったというのがあります。

 

どんな小さいトゲでも、必ず消毒した毛抜きなどを使います。抜いた後の傷口の消毒も忘れないようにしましょう。

 

トゲの抜き方

 

トゲの刺さった周囲が汚れていたら、石鹸でよく洗います。

 

毛抜きの先をやけどに気をつけながらライターやガスの炎で殺菌し、トゲの頭をはさんで引っ張り出すようにすると簡単に抜けるはずです。

 

頭が外に出ていないときは、消毒した針を使ってもよいでしょう。抜いた後、中に破片が残っていないかを確認してから、傷の周囲を押して血を絞り出し、オキシドールなどで消毒します。

 

爪の間や皮膚の奥深くに刺さったときは、切開したり無理に抜いたりしないで、医師に処置をまかせたほうがよいでしょう。

 

ガーデニングや、アウトドアでの注意

 

ガーデニングでの注意

 

きれいな花にはトゲがある、ではありませんが、トゲのある植物は考えている以上にたくさんあり、手だけでなく身体のあちこちに刺さります。
また、植物には虫がいることも忘れてはいけません。たとえば毛虫に刺されたとわかったら、毛を抜いてから毒を吸い出し、抗ヒスタミン軟膏や副腎皮質ホルモン外用薬を塗ります。

 

また虫の姿は見えず、毛だけが刺さることもあります。これを単なるトゲと思っていると、身体中に湿疹が現れたり、腫れあがることもあります。

 

アウトドアでの注意

 

アウトドアのスポーツやレジャーでは、ガラス片や金属片などが落ちていたり、釣り針が無造作に捨てられているなど、野外で刺し傷を負う危険は想像以上です。

 

こわいのは、これらは決して清潔な状態ではないことです。さまざまな雑菌や土中の破傷風菌が付着していることもあるので、刺し傷を負ったらレジャーを中断してでも医師にみせたほうが賢明です。

 

 

アウトドアでは、どこで何が刺さってもおかしくありません。予防としては、長袖の上着、長ズボン、厚手の靴下などを身につけて、できるだけ身体の表面を露出しないようにすることです。

 

靴も、踏み抜く危険の少ない、底が厚いキャラバンシューズを履きます。川原や山の中を歩くときは、手袋をはめるようにするとよいでしょう。
また、いざというときにあわてないですむように、簡単な救急セットを忘れないようにしてください。

 

 

皮膚の奥のほうに刺さったトゲが、なかなか抜けません。特に痛みもないので、このままにしておいてもよいでしょうか?

トゲは日常生活の小さい傷のひとつですし、多くの場合大事に至ることはありません。

 

しかし、トゲに付着している雑菌が原因で、化膿したり、ひょうそや破傷風になったりすることもあるので、安易に考えるのは危険です。

 

消毒した毛抜きや針などを使って、必ず完全に除去してください。どうしても抜けないときは、医師に処置してもらってください。

 

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