からだがむくんだときの応急処置

目次

 

 

 

むくみがあるときは、塩分を控えて血行を促すように心がけ、それでもむくみが治まらず、何日も続く場合は早めに受診しましょう。

 

からだがむくんだときの応急処置

 

足がむくんだとき

 

足がむくんだときの応急処置1

 

立ち仕事やデスクワークが多い人は、仕事の休憩時間を利用して、足首や膝の屈伸運動などを行いましょう。

 

血液の流れを促すには、足の裏や足の指をもんだり、脚をこぶしで軽くたたくことも効果的です。

 

 

足がむくんだときの応急処置2

 

入浴時は、ぬるめのお湯にゆっくりとつかり、浴槽の中で足首を回して筋肉の緊張をほぐしましょう。

 

足の指先から足首、ふくらはぎと、下から上に向けて、ていねいにマッサージすると気持ちがよいものです。

 

 

足がむくんだときの応急処置3

 

足を心臓より高く上げるだけでも、足のうっ血がとれてむくみやだるさが解消されます。

 

就寝時には、折りたたんだ座布団やクッションなどに足をのせて、足を高くして休むようにしましょう。

 

 

まぶたが腫れぼったいとき

うつぶせに寝たり、激しく泣いた後にまぶたが腫れぼったくなることがあります。

 

まぶたの腫れをとるためには、ビニール袋に氷を入れてつくった氷のうや、冷水に浸して軽く絞ったタオルなどをまぶたにあてて冷やします。

 

市販の目もと専用の冷却シートなどを利用しても便利です。氷のうは、直接まぶたにあてると皮膚への刺激が強すぎるので、ハンカチやタオルなどでくるんで使用します。

 

 

 

注意事項

 

■タンパク質やビタミンB1の不足は、むくみを招く原因となります。ダイエットのために食事を抜いたり、偏った食生活を続けていると、栄養のバランスが崩れて、顔や足にむくみが生じることがあるので気をつけましょう。

 

■肝臓が疲弊してくると、むくみが起こることがあります。お酒が好きな人は、週に2回は休肝日を設け、肝臓をいたわることが大切です。

 

■むくみは、腎臓や肝臓、心臓の病気や、薬の副作用などで生じることもあります。全身にむくみがみられたり、むくみのほかにも気になる症状が現れたときは、早めに内科を受診する必要があります。

 

むくみが生じる原因とメカニズム

むくみ(浮腫)とは、血液中の水分などが毛細血管の壁を通して血管の外へもれ出し、細胞と細胞の間にたまった状態をいいます。

 

血液は、からだのすみずみまで酸素や栄養を運び、代わりに老廃物を回収して心臓へ戻ってきます。この循環がとどこおるとむくみが生じやすくなります。

 

 

むくみには、指で押すとしばらくの間へこんだままになるタイプと、すぐに元に戻るタイプがあります。

 

押すとへこんで、皮膚に指のあとが残ってしまうむくみは、生理的なものと病気が原因のものに分けられます。

 

 

「朝起きたときに顔が腫れぼったい」「夕方になると靴がきつくなる」というように、生理的なむくみは特に足や顔に起こることが多いものです。

 

足は心臓から最も遠いところにあるため、もともと血行がとどこおりがちですが、長時間立ちっぱなしでいたり、座ったままでいると、ますます血液の循環が低下して、むくみやすくなります。

 

 

顔のむくみも血行の停滞が主な原因ですが、塩分や水分をとりすぎて、腎臓の働きが追いつかなくなって起こることもあります。

 

 

病的なむくみは、腎臓病や心臓病、肝臓病などによって生じます。

 

最初はまぶたにみられることが多く、立っているときは足に、寝たままでいると背中にというように、重力のかかる部分がむくみやすいものです。

 

 

一方、すぐに元に戻るタイプは、甲状腺機能低下症や膠原病、薬の副作用などによって起こります。

 

腎臓病や心臓病によるむくみとは対照的に、重力に関係なくさまざまな部位に現れるのが特徴です。

 

ほかの症状を伴うときは受診を

 

日常的によくみられる生理的なむくみを予防したり、解消するためには、血行をよくすることが大切です。

 

青竹踏みや水圧を上げたシャワーなどで足の裏を刺激すると血行が促進されます。

 

 

マッサージやツボの指圧も効果的です。

 

また、運動不足になると、血液を心臓に押し戻す筋肉の力が衰えて、むくみやすくなるので、日ごろからよく歩くようにし、適度な運動を習慣化しましょう。

 

 

塩分の過剰摂取がむくみの原因となる場合があるので、とりすぎに注意し、豆類やいも類、緑黄色野菜、果物といった塩分の排泄を促す作用のあるカリウムが豊富な食品を多めにとることも必要です。

 

 

むくみが何日も続いて解消しなかったり、全身にむくみが広がって体重が急激に増えてきたり、あるいはむくみ以外に気になる症状が現れた場合は、病気が原因と考えられます。

 

 

例えば、腎臓病では、最初はまぶたがむくみ、進行すると靴が履けなくなるほど足が腫れたりします。

 

さらにひどくなると、腹水や胸水がたまって、ウエストが太くなったり、肺が圧迫されて呼吸困難に陥ることがあります。

 

 

むくみのほかに、血尿が出たり、尿の出が悪くなるケースもみられます。

 

心臓病の場合は、足のむくみから始まり、動悸や息切れを伴うことが多いものです。

 

このような場合は、早めに内科を受診しましょう。

 

子どものむくみ

 

乳幼児の場合、激しく泣いたり、うつぶせ寝をした後の顔のむくみや、ゴムのきつい靴下による足のむくみは、日常的によくみられるものです。

 

むくみが時間とともに自然に解消すれば、特に心配する必要はありませんが、何日も続いたり、頻繁に現れるときは、病気の可能性があります。

 

 

むくみを招く病気としては、腎臓病や先天性の心臓病などがあげられます。なかでも多くみられるのは、急性腎炎やネフローゼ症候群などの腎臓の病気です。

 

急性腎炎は、扁桃炎や咽頭炎、鼻炎などにかかった後に発症するものです。

 

発熱や喉の痛み、咳、鼻水といった風邪の症状が現れてから1~2週間ほどして、まぶたのむくみのほか、血尿がみられたり、尿量が減ってきた場合は急性腎炎が疑われます。

 

 

また、顔や手足、腹部を中心に全身がむくみ、尿の量が少ないときは、ネフローゼ症候群が考えられます。

 

このほか、何度も激しくせき込んだ後に顔がむくむときは百日咳や小児ぜんそく、また足にむくみが現れ、呼吸が苦しそうなときは心不全が疑われます。

 

いずれにしても、乳幼児の体調に異変がみられたら、早めに小児科を受診することが大切です。

 

 

女性にはむくみが生じやすい

 

女性は、月経前や妊娠中などに、女性ホルモンの影響でからだがむくみやすくなります。

 

月経前に足や顔が腫れぼったくなったり、何となくからだが重く、太った感じがするといった症状を訴える人は多いものです。

 

月経の数日前に体重を測ると、通常よりも2~3kg増えているケースもあります。

 

 

このようなときに、家事や仕事で長時間立っていたり、座ったままでいると、ますますむくみやすくなってしまいます。

 

体調に合わせて積極的にからだを動かすと、むくみが緩和されます。

 

このほか、サイズの合わないガードルやストッキング、ジーンズなどでからだをしめつけると、むくみを招くこともあります。

 

また、女性に多くみられる冷え性も、むくみの一因となります。

 

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