怪我をしたときの消毒法

目次

 

 

 

怪我をしたときには、消毒して傷口を化膿させないようにしましょう。さまざまな消毒法を知っておくと、イザというときに役立ちます。

 

基本的な消毒法

 

基本的な消毒法1

 

ぶつけたり転んですり傷をつくってしまった場合は、傷口に泥や砂などがついてしまいます。

 

放っておくと傷口を化膿させるので、流水で洗い流しましょう。

 

 

基本的な消毒法2

 

洗い終わったら、傷口をこすらないように軽くたたくようにして、清潔なガーゼなどで水分をとってください。

 

市販の消毒薬(オキシドール、マキロンなど)で消毒します。

 

 

基本的な消毒法3

 

傷口が衣服などにあたってしまう場合は、保護する意味で清潔なガーゼや包帯でカバーします。

 

傷口が小さいときは絆創膏でもよいでしょう。消毒済みのガーゼも市販されていますので、救急箱にそろえておきましょう。

 

 

そのほかの消毒法

 

日光消毒

太陽光線には、紫外線が含まれていることはよく知られています。

 

皮膚に長時間強い紫外線が当たると、日焼けだけでなく皮膚がんの原因にもなります。しかし、細菌や病原菌が付着した布や衣服などを半日ほど日光にさらしておくと、消毒効果があります。

 

病医院などでスリッパなどを紫色のライトの点灯している棚に入れているのも、この紫外線を利用して消毒しているからです。

 

煮沸消毒

煮沸消毒は、沸騰した湯に衣服やシーツなどを30分以上つけます。

 

重炭酸ナトリウム(重曹)を加えて2%の水溶液にすると、より殺菌効果が得られます。

 

手指の消毒

市販の消毒薬で手指の消毒をする場合は、オキシドール、マキロン、などを清潔な脱脂綿に含ませてふいたり、洗面器に入れて浸します。

 

使い方をよく理解したうえで救急箱に常備しておきましょう。

 

 

 

注意事項

細菌感染を防ぐための消毒法

 

■細菌に感染している人に触れるときには、感染者の衣服・寝具は熱湯消毒が基本です。まめに洗濯をして、日光に当てましょう。

 

■傷口に触れるときには、まず手をきれいに洗いましょう。できれば2度洗いをします。

 

■手の爪は、常に短く切っておきます。

 

■感染者が使用した洗面器は、水とせっけんで洗ってから熱湯消毒します。食器禁則ま、他人と分けて使用しましょう。

 

■できればマスクやビニール手袋を着用します。

 

傷の種類で消毒法も違う

 

すり傷は適切な応急処置をしておけば、自然に治るものです。

 

しかし、時間が経つうちに痛みが増したり、腫れを伴ったり、あるいは化膿してしまった場合には、すぐに医師の診察を受けましょう。

 

 

とげを抜くときは、消毒をすませた毛抜きを使用します。

 

消毒液がない場合はライターの火で焼いて消毒したり、焼酎でふきます。刺さった物を抜いた後、傷口をオキシドールなどで消毒します。

 

傷口は滅菌してあるガーゼなどでふさいでおくことを忘れないようにしましょう。救急絆創膏も利用できます。

 

 

また、釣り針が刺さった場合は、抜こうとはしないことです。釣り針は釣った魚を逃さないために針先に「かえし」とよばれる部分がついています。

 

そのため、そのまま抜こうとすればするほど、傷口は広がってしまうのです。まず、かえしの部分を皮膚の外に押し出して、針の根元をペンチなどで切断してから抜いてください。

 

 

釘を踏み抜いたら、釘自体がさびていたり雑菌で汚れているので、抜いた後に消毒して、その後必ず医師の診察を受けましょう。

 

刺し傷の場合は、刺さった物を抜かないようにしましょう。出血がひどくなったり、開いた傷口から雑菌が入ってしまう危険性があります。

 

特に刃物、ガラス片、金属片、木片は抜くことによって、破片の一部が体内に残ってしまう危険性があります。

 

 

猫などの動物にひっかかれたときには、傷口をよく洗って消毒し、ガーゼなどで保護することです。

 

ただし、動物は家庭用の消毒液くらいでは死滅しない細菌をもっていることもあります。医師に診てもらったうえで、動物の検査もしておくほうが安心です。

 

 

どの傷についても、傷口が小さければ市販の救急絆創膏ですみます。

 

大きい傷口で出血がなかなか止まらないときには、消毒をした後、傷口に滅菌済みのガーゼなど清潔な布を当て、少しきつめに包帯をしたり、指で血管を押さえる圧迫止血が必要になります。

 

 

 

消毒薬の種類と使い方

 

家庭用の消毒薬にはさまざまな種類があります。消毒用アルコールは脱脂綿に浸して軽くふくときに使います。

 

揮発性なので、ふたをきちんと閉めて保管しましょう。直射日光を避け、なるべく暗いところに置きましょう。

 

 

オキシドール(過酸化水素水)は、そのまま脱脂綿に浸して、傷口に軽く当てます。

 

オキシドールの1%水溶液は、うがい薬としても利用できます。傷口に塗ると白い泡ができるのが特徴ですが、古くなると泡が出なくなります。

 

 

アクリノール液は2%の水溶液を傷口の消毒に使います。

 

逆性せっけん液は0.05%の水溶液は傷口の消毒に、0.1%の水溶液は手指の消毒に使用します。

 

傷跡が残ってしまったら

 

消毒後、傷口が化膿しないで治ったとしても、傷跡が残ってしまう場合があります。

 

痛みもなく、目立たない部位に残ってしまった傷跡であれば、そのままでも気にならないでしょう。

 

しかし、顔や、衣服で隠せない部位に傷が残ってしまったら、表情が引きつってしまったり、皮膚がケロイド状になって、夏でも水着や半袖シャツを着れないなど、日常生活にも影響が現れてしまいます。

 

 

ただ、残った傷跡は治すことができますが、傷が新しいうちは手術を開始できません。3か月から半年後が適当といわれています。

 

また、成長期よりも成人になってから手術したほうが、きれいに消すことができます。

 

 

傷をきれいにする治療なので、美容整形と混同されがちですが、元の状態に戻すだけですので、形成外科で手術が受けられます。

 

形成手術を受けるときの注意点は、造形という意味で主観の入りやすい分野なので、医師とよく話し合い納得してから治療を始めることが大切です。怪我をする前の顔の写真などがあると、希望が伝えやすくなります。

 

不幸にして目立つ傷が残ったとしても、あきらめずに専門医に相談してみてください。

 

どんな傷でも基本的には傷口を清潔にして、消毒を施すことです。傷口の大きさ、傷の深さ、出血量もそのときに確認できます。

 

症状が改善しなかったり、逆に悪化しているのに、むやみに自分の判断で消毒薬を使い続けたり、換えたりするのは避けたほうがよいでしょう。

 

それよりも、初期の処置をしっかり施し、傷口の様子をよく観察して、医師のもとに行くか行かないかの判断をすることです。

 

すり傷、切り傷などによる出血は日常的に起こります。救急箱の中に、消毒薬、救急絆創膏、滅菌済みガーゼ、ピンセット、包帯数種類などを必ず入れておきましょう。

 

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