爪がはがれたときの応急処置

目次

 

 

 

転倒や物に引っかけたりして思いがけず爪をはがしたときは、爪を元の位置に戻して固定しましょう。

 

爪がはがれたときの応急処置

 

はがれている爪が残っているとき

 

はがれている爪が残っているとき1

 

爪をはがしたときは、まず、はがれた部分の皮膚をオキシドールやヒビテン液などで十分に消毒します。

 

少ししみるかもしれませんが、きちんと消毒しておくことが早期回復のポイントになります。必ず行うようにしてください。

 

 

はがれている爪が残っているとき2

 

はがれた爪は無理に取り除かないでください。はがれた爪を元の位置に戻して、包帯で固定します。

 

爪が完全にはがれていても、根元がくっついているときは元の位置にのせて、やはり包帯を巻いて固定しておきましょう。

 

 

はがれている爪が残っているとき3

 

痛みは数日ほどで消えて、爪が自然にくっついたり、新しい爪が生えてきます。爪は再生するものなのです。

 

痛みがとれないとき、爪が新しく生えてこないときは、医師の診察を受けるようにしましょう。

 

 

はがれてた爪が残っていないとき

 

はがれてた爪が残っていないとき1

 

はがれた爪が取れてなくなってしまうことがあります。

 

この場合も爪が残っているときと同じように、まず、はがれた部分の皮膚を十分に消毒します。

 

 

はがれてた爪が残っていないとき2

 

十分に消毒をしたら、清潔なガーゼをあてて包帯を巻き、なるべく早く医師の診察を受けるようにしましょう。

 

皮膚がむきだしになったままでいると、爪の再生に時間がかかってしまいます。

 

 

包丁で謝って爪を切ったとき

 

爪は硬そうにみえて、刃物で意外と簡単に切れてしまうものです。爪の先の部分が少し切れたくらいなら、つめ切りで切りそろえましょう。

 

爪をすばっと刃物で切ってしまったとき、出血があれば、まず圧迫止血をしてください。

 

消毒をしたらガーゼをあてがい、包帯を巻いて圧迫します。たいていの場合、これで出血は治まります。出血がないときは、あわてる必要はありません。

 

そのままにしておくと、爪の先をひっかけてはがしてしまうおそれがありますから、まず爪を絆創膏や包帯などで固定してください。爪は次第に元どおりになっていきます。

 

水仕事をするときはゴム手袋を着用するなど、爪を保護するための工夫をしましょう。

 

 

 

注意事項

 

■傷口が汚れているときは流水で洗浄
爪がはがれるようなけがをするときは、手や足の傷口が土や砂などで汚れていることが多いものです。

 

たとえば砂浜で足の爪をはがしてしまったときなどは、すぐに砂だらけになってしまいます。また、庭仕事などで手指の爪をはがしたときには、患部に土が付着していることが多いものです。

 

そのようなときは、まず傷口を流水で十分に洗浄しましょう。それだけでも、回復が早くなります。

 

■傷口に手で触れない
はがれた部分を手で押さえたりしないことです。手は常に物に触れていますから、いろいろな病原微生物が付着している可能性が高いものです。

 

痛くても我慢して水で洗浄して、消毒薬を塗るようにしましょう。

 

爪ははがれても再生する

 

皮膚は、体外からの刺激をやわらげてからだを保護する働きをしています。さらに、体温調節、触覚器、分泌といった役割を担っています。皮膚は、細胞の衣服ともいえるでしょう。

 

その最表面の角質は、一言でいえば細胞分裂後の死骸なのです。空気に触れている部分で、角質化した部分をこすると垢となってはがれ落ちます。

 

 

ひげや頭髪、腋毛などの毛髪、そして爪も細胞分裂後の死骸で、角質層と同じたぐいのものといえます。

 

手足の爪は、皮膚の一番外側の角質層がさらに硬く分化したものです。髪の毛や爪の先を切っても痛くないのは、神経が分布していないからです。ただし、毛根と、爪の根元の半月状の白い部分は、まだ完全に角質化していないところなので、引っ張ったり押したりすると痛みを感じます。

 

爪の根元は爪半月(そうはんげつ)とよばれ、その下にある爪母(そうぼ)から爪は伸びてきます。爪の厚さは約0.5~0.7mmで、1日に約0.1mm伸びるといわれます。

 

 

この爪をはがしてしまう場合は、何かにぶつけたり、引っかけたりと、強い外力が加わります。プールサイドや浜辺で素足でいるときに、足の爪を引っかけてはがしてしまうことが多いようです。

 

 

爪をはがすと、強い痛みを覚えます。爪の下の皮膚は、まだ角質層をもたず、爪によって表面を保護されている状態です。

 

爪がはがれるということは、その部分があらわにされるということです。痛みは、そこに分布する痛覚が刺激されて起こります。

 

 

何より、細菌感染に注意しましょう。特に砂浜や土の地面では、患部の保護を十分にする必要があります。

 

はがれた部分の皮膚を流水で洗浄し、消毒液で十分に消毒します。はがれた爪を切ってしまうのではなく、必ず元の位置にのせて、包帯などで固定するようにしてください。こうしておくと、しばらくして爪はくっつき、痛みも徐々にやわらぎます。

 

 

完全にはがれてしまった場合も、元の位置にのせて固定しましょう。

 

爪を伸ばすのば非常に危険

 

爪をはがす大きな要因は、爪が指の先の肉から離れる遊離線よりもかなり伸びていることです。

 

爪の先の白い部分は、なるべく短く切りそろえておきたいものです。

 

 

特に足の親指の爪が伸びていると、プールサイドなどで転んだときに、はがしてしまう可能性が高いものです。爪の手入れは、こまめに行ってください。

 

ただし、あまり深く切ると、爪の角が皮膚を刺激して炎症を招くことがあるので深爪は禁物です。

 

 

爪は健康のバロメーターといわれます。爪の色は皮下の血行を反映するもので、爪半月はからだの栄養状態を示しています。

 

爪が縦にすじが入ったり、くぼみができるとからだに変調をきたしているといわれています。

 

 

一般的にピンク色で、爪半月がきれいな半月状になり、爪の表面に溝やくぼみのない状態が健康な爪とされています。

 

しかし、形や色については遺伝的要素が強いものです。

 

 

 

 

爪周囲炎と陥入爪(かんにゅうそう)

 

爪とその周囲にも、さまざまな病変が現れます。爪をはがすのは外力が加わって起こるけがですが、例えば爪甲剥離(そうこうはくり)は、爪床の角質化などの理由で外力が加わることなく爪の甲がはがれてくる病気です。

 

また、爪の甲が軟化したり、逆に爪の甲が硬化してしまう病気もあります。

 

爪の周囲に炎症が起こるのが爪周囲炎です。多くは細菌感染によって起こるもので、後爪郭部(こうそうかくぶ)から側爪郭部に赤みや腫れが現れて、痛みも伴います。慢性の爪周囲炎はカンジタ感染によるケースが多く、痛みはほとんど伴いません。

 

 

深爪が原因となって起こる陥入爪(かんにゅうそう)は、爪甲側縁先端が爪の下の軟部組織を刺激して側爪郭部の腫れや赤みを招き、圧迫したり歩いたりしたときに痛みを引き起こします。

 

抗生物質の投与で症状は改善されます。きちんと爪が伸びるまでは、人工爪(スカルプチュアネイル)を用いて爪甲を長くする方法がとられることもあります。

 

爪の周囲に異常が現れたときは、皮膚科で診てもらうようにしましょう。

 

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