あざができたときの応急処置

目次

 

 

 

打撲を放っておくと、内出血を起こして皮膚が変色してきます。あざを予防するためには、受傷後すぐに患部を冷やすことが大切です。

 

あざができたときの応急処置

打撲後の内出血を防ぐ

 

あざができたときの応急処置1

 

腕や足を打撲したときは、患部に冷水をかけたり、氷のうをあてたりして、できるだけ早く冷やしましょう。

 

患部への血流を減らしてあざを防ぎ、腫れや痛みも抑えることができます。

 

 

あざができたときの応急処置2

 

冷湿布剤などを用いて患部を数時間冷やし続けましょう。患部はできるだけ動かさないようにします。

 

腕や足の打撲の場合は、横になるなどして受傷部位を心臓より高い位置に上げておくと、症状を軽減させることができます。

 

 

あざができたときの応急処置3

 

翌日になったら、今度は、お湯に浸して軽く絞ったタオルや温湿布剤などをあてるようにしましょう。

 

患部を温めると、血行が促されて、回復が早くなります。

 

 

 

打撲後にあざができてしまったら

打撲した後そのまま放置すると、2~3日後に内出血によって皮膚が変色することがあります。

 

最初は赤くなり、日がたつにつれて紫、青、緑とあざの色が変化し、さらに、茶色から黄色へと変わり、1~2週間ほどで治ります。

 

打撲によるあざは、自然に消えていきますから、特に心配する必要はありませんが、額やほおのように目立つところにできたあざが気になるときは、ファンデーションなどを少し厚めに塗ってカバーするとよいでしょう。

 

 

 

注意事項

 

■痛みや腫れがひかず、いつまでもあざが残っていたり、気づかないうちに頻繁にあざが生じる場合は、肝硬変や血小板減少症といった病気が原因になっている可能性もあるので、一度病医院を受診しましょう。

 

■氷のうを直接皮膚にあてると刺激が強すぎるので、ガーゼやハンカチで包み、患部にタオルをあてて、その上から冷やすようにしましょう。

 

患部を冷やしあざになるのを防ぐ

 

からだのどこかをぶつけたり、強く打ったときは、ぶつけた個所をすぐに冷やすことが大切です。冷水や氷のうで、できれば半日ぐらい冷やし続けると、かなり激しい打撲でも痛みや腫れがとれ、あざになるのを防ぐことができます。

 

患部を冷やすのに市販の冷湿布剤を用いると便利ですから、常備しておきましょう。

 

 

要は、打撲後、患部を長時間放置しておかないことです。

 

冷やすタイミングが遅くなればそれだけ治療効果も少なくなるので、氷のうなどでただちに冷やすようにしましょう。

 

 

高齢者や、紫斑病、血小板減少症、肝硬変などの疾患がある人は、内出血が起こりやすいので十分な注意が必要です。

 

部屋の中に物が散らかっていたりすると、つまずいたり、転倒して打撲につながる危険性があります。室内は常に整理整頓しておき、打撲を起こさないような生活環境を保つように心がけましょう。

 

 

一過性のあざは、時間がたてば自然に治っていくものなので、特に心配する必要はありません。

 

また、先天性のあざは、たいていは良性のものです。自然に消えてしまうこともあるので、放置しておいても問題はないといえるでしょう。

 

 

ただし、顔などの目立つところに大きな母斑があって気になるような場合は、手術などでとり除くこともできます。心配なあざがある場合は、一度皮膚科を受診するとよいでしょう。

 

あざの治療

あざの治療としては、ドライアイスを皮膚にあててあざの組織を破壊する冷凍凝固法や、レーザー光線を照射して瞬間的に色素細胞を破壊するレーザー・メス療法、あざを切りとり、からだのほかの部位の皮膚を移植する植皮術など、さまざまな方法が試みられています。

 

 

しかし、植皮術の場合、いくら上手に手術をしても、植皮した皮膚が周囲の皮膚と完全にはなじまず、あざはとれても、手術のあとが目立ってしまうことがあります。

 

 

冷凍凝固法やレーザー治療が有効なケースもみられますが、あざの種類によっては、満足できるような効果を得られなかったり、再発する場合も少なくありません。

 

 

また、レーザー治療は保険の適応外ですから、かなりの費用がかかることになります。

 

治療を受ける際は、信頼のおける病医院を選び、医師と十分に相談することが大切です。

 

 

あざを目立たなくする専用のファンデーションも市販されているので、こうした化粧品を利用してみるのもよいでしょう。

 

 

 

一過性のものと先天性のものがある

あざには、打撲後に生じる青あざのような一過性のものと、皮膚の色素細胞の異常などによる先天性のあざがあります。

 

いわゆる青あざは、受傷部位の皮膚の内側に内出血が起こり、赤血球が血管の外に流れ出すために生じます。

 

出血が皮膚の表面に近ければ、打撲した直後に赤紫色のあざができますが、深部から出血した場合は、数日後に皮膚の色が変わってきます。あざは打撲した部位だけでなく、周囲に広がることもあります。

 

 

高齢者は、血管がもろくなっているので、軽くどこかをぶつけただけでもすぐにあざができやすく、治りも遅くなります。

 

また、紫斑病、血小板減少症、ビタミンK欠乏症、肝硬変といった病気のために、出血しやすい傾向がある人は、皮膚をこすった程度でも皮下出血をして、あざができることがあります。

 

 

一方、先天性のあざは、皮膚の細胞の一部が過剰に増殖し、色や形に異常が生じたもので、医学的には母斑とよばれています。

 

母斑は、遺伝的な素因によって生じるといわれていますが、その原因や発生の仕組みははっきりとわかっていません。

 

 

生まれたときからあざができていることもあれば、生後数年から数十年の間に現れてくるケースもみられます。

 

いわゆるホクロや、生後間もない赤ちゃんのお尻によくみられる蒙古斑(もうこはん)なども母斑の一種です。

 

黒色表皮腫

黒色表皮腫(ひょうひしゅ)は、主に首、うなじ、ワキの下、ももなどの皮膚がざらざらして硬くなり、黒ずんでくる病気です。

 

黒ずんだ部分にイボのような盛り上がりができることもあります。

 

 

黒色表皮腫は、内臓の悪性腫瘍から起こる悪性型、脳の下垂体や副腎皮質系の内分泌疾患に起因する良性型、肥満と関係の深い仮性型に分けられます。

 

 

悪性型は、ほかの黒色表皮腫に比べ、皮膚の黒ずみが顕著で、広範囲に及んでいるのが特徴で、口の中にもイボ状の病変がみられることがあります。

 

 

黒色表皮腫の症状が中高年になって現れた場合は、内臓に悪性腫瘍が発生している可能性が高く、精密検査の結果、がんが発見されることも少なくありません。

 

 

日本では、胃がんから黒色表皮腫を併発するケースが最も多くみられ、全体の90%近くを占めています。

 

良性型は、幼少期に発症することが多いとされています。

 

また、仮性型は、思春期くらいの太った子どもに多くみられますが、肥満が改善されると、皮膚症状も消えていく傾向があります。

 

いずれにせよ、黒色表皮腫の症状がみられる場合は、できるだけ早く病医院を受診しましょう。

 

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