くしゃみ、鼻水、目のかゆみといった症状が現れる花粉症

目次

 

 

 

こんな症状に注意
  • くしゃみ、鼻水が出ますか?
  • 目がかゆく、涙が出ますか?
  • 鼻がつまりますか?
  • 皮膚がかゆいですか?
  • 頭痛がしますか?
  • 咳が出ますか?
  • からだが熱っぽいですか?
  • からだがだるいですか?
  • 疲れやすいですか?

 

花粉症は適切な予防策を講じれば、症状を軽く抑えることができます。

 

花粉症とは?

 

くしゃみ、鼻水、目のかゆみといった症状が現れる花粉症の原因・症状・診断

 

花粉症は花粉(正確には花粉に含まれるたんぱく)という異物に対してアレルギー反応を起こすことから、くしゃみ、鼻水、目のかゆみといった症状が現れる病気です。日本人の10人に1人が花粉症といわれています。

 

 

アレルギー反応を起こす花粉は、人によっていろいろです。もっとも患者が多いのはスギですが、ほかにヒノキ、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギなどがあります。

 

 

スギ花粉の飛散は2月から3月にかけてで、大半の人はこの時期に症状が出ます。花粉の飛散量が多ければ症状も重く、飛散量が少なければ症状は軽くてすみます。

 

花粉の飛散がなくなれば、症状もおさまりますが、自然治癒はあまり期待できません。治療や予防策を講じないと、次のシーズンにまた症状が出ます。

 

 

また、これまで花粉症ではなかった人も、突然、症状が出て花粉症になることがあり、患者は増加傾向です。発症は20~30代の女性が中心になっています。

 

 

 

花粉症の原因

 

アレルギーはⅠ~Ⅳ型の4タイプがあり、花粉症はⅠ型アレルギーに分類されています。Ⅰ型アレルギーは、アレルゲン(アレルギー反応を起こさせる抗原物質)を吸い込んでから、すぐにアレルギー反応が現れるのが特徴です。

 

このため、即時型アレルギーともよばれています。

 

 

アレルゲンの花粉を吸い込むと、からだの中でIgE(免疫グロブリンE)抗体というたんぱく物質がつくられます。

 

IgE抗体は全身に広がりますが、とくに鼻の粘膜などに集まり、肥満細胞とよばれる細胞にとりつきます。これを感作状態といいます。

 

 

新たにアレルゲンの花粉を吸い込むと、花粉と肥満細胞に付着しているIgE抗体が結びつき、その反応の結果、肥満細胞の中からヒスタミンなどの化学伝達物質が飛び出し、さまざまな症状を引き起こします。

 

 

特定の種の花粉に対して、遺伝的にIgE抗体をつくりやすい人が、花粉症になりやすいと考えられています。

 

また、大気汚染、なかでも車のエンジンのディーゼル排出粒子による汚染が、花粉症の発症に関与しているのではないかとの指摘があります。ディーゼル排出粒子と花粉の抗原が反応し、これがアレルゲンになっているのではないかというわけです。

 

 

ほかに、サルと人間の比較研究をもとにして、花粉症の患者の増加は寄生虫を体内から追い出したことに関係があるとする研究もあります。IgE抗体は本来、寄生虫をやっつける働きをしています。

 

しかし、公衆衛生の発達で寄生虫が少なくなり、敵がいなくなったため、花粉を仮想敵にしてアレルギー反応を引き起こすのではないかという説です。

 

 

 

花粉症の症状

 

くしゃみ、鼻水・鼻づまり嗅覚の異常などの鼻の症状のほか、目のかゆみ、涙が出るといった目の症状があります。

 

耳のかゆみ、皮膚のかゆみ、頭痛、咳の発作などを訴える人もあり、重症になると、熱っぽくなる、からだがだるい、疲れやすいといった全身症状が現れることもあります。

 

花粉症の診断

本人と家族のアレルギー歴、職業、住んでいる場所の環境などを問診で確かめます。症状が起きた日時や状態をくわしく記録しておくと、診断や治療経過をみるのに便利です。

 

鼻鏡検査をすると、鼻の粘膜が青白くむくみ、多量の鼻水がみられます。これはアレルギー性鼻炎の人と同じ状態です。

 

腕の皮膚にひっかき傷をつくり、そこにアレルゲンのエキスをたらして反応をみるスクラッチテストをすると、どの花粉がアレルゲンなのかを判別することができます。アレルギー反応を起こすと、エキスをたらした部分の皮膚に紅斑が生じるのでわかります。

 

 

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