口内炎の治療と予防

目次

 

 

 

貧血があったり、ビタミンが不足すると、口内炎にかかることがあります。また、慢性的な疲労や風邪なども誘因になりやすいといわれます。

 

口内炎の治療

 

口内炎の治療と予防

 

全身性の疾患やSTDが原因となって口内炎が現れていると疑われる場合は、まずその疾患の治療を行わねばなりません。

 

ウイルス性の口内炎や、原因不明のものは、対症療法が中心になります。

 

 

まず大切なのは、口の中の清潔を保つことです。口の中にいる雑菌やウイルスは、わかっているだけで約400種もあります。

 

これらが患部に入ると、腫れや痛みが増すので、うがいや歯磨きをていねいに行いましょう。

 

 

うがいはヨード製剤を用いて行うと雑菌の消毒になります。

 

うがい用のヨード製剤は薬局で市販されていますが、すぐに手に入らないときは、冷たい番茶でうがいをしてもよいでしょう。

 

 

歯磨きをする場合は、潰瘍や腫れている部分などに歯ブラシが当たると痛いので、小さくて軟らかい毛のものを使ってください。

 

乳幼児でどうしても歯ブラシをいやがるようなら、綿棒などで代用することもできます。

 

 

口内炎の症状を抑えるためには、副腎皮質ホルモン剤(ステロイド剤)や抗菌剤を含んだ軟膏を使います。

 

最近は患部に貼りつける錠剤やフイルム状の薬、スプレータイプの薬も使われるようになりました。これらの薬を用いると、痛みをやわらげることができます。

 

 

ほかにビタミンB2、B6、B12、ビタミンCを服用することもあります。

 

また、なかなか治らない場合に限って、副腎皮質ホルモン剤を2週間を限度として内服することもあります。

 

 

金属アレルギーが原因と思われる口内炎の場合は、どの金属に対してアレルギーがあるのかを調べ、虫歯や入れ歯の治療にその金属を使わないようにしなければなりません。

 

金属アレルギーは、水銀、ニッケル、パラジウム、コバルト、銅の順に多くなっていますが、これらはいずれも虫歯や入れ歯の治療によく使われているものです。

 

歯科もしくは皮膚科を受診し、皮膚に金属を貼りつけるパッチテストを受けると、どの金属に対してアレルギーをもっているのかがわかります。

 

 

また、夏風邪の一種で、ヘルパンギーナとよばれる病気があります。急激な発熱とともに、咽頭粘膜に小さな水疱ができ、喉の痛みを訴えるのが特徴です。

 

唾を飲み込むのも難しいほど痛むこともありますが、1週間程度で治ります。

 

 

熱が1~3日ほど続いた後、口の中の粘膜に米粒くらいの白くふやけた潰瘍ができ、手のひらと足の裏にも小さな水疱ができる病気を手足口病といいます。10日ほどで自然に治るので心配いりません。

 

これらの病気はいずれも、コクサッキーウイルスによって起こる感染症で、子どもに多い病気です。安静にし、睡眠と栄養を十分にとるように配慮して、こじらせないようにしてください。

 

 

再発性アフタのタイプ

 

 

小アフタ

大アフタ

ヘルペス性潰瘍

罹患の性差 女性に多い 男女差なし 女性に多い
初発年齢 10代 10代 20代
アフタの数 1~5個 1~10個 10~100個
アフタの大きさ 10mm以下 10mm以上 1~2mm
痛み かなりある 非常に痛い ある
持続期間 4~14日 10~30日 7~14日
好発部位 唇、ほお、舌、口底、咽頭 口腔内どこでも 口腔内どこでも
再発頻度 1~4ヶ月に1度程度 月に1回程度 月に1回でるかでないか
全期間 5年以下 15年以上 5年以下

まわりの粘膜が赤く、中心が浅くくぼんで灰白色をしている円形の潰瘍をアフタといいます。これが繰り返し発生する場合を再発性アフタとよびます。

 

原因は不明で、再発を予防することはできませんが、中年を過ぎるころから、再発までの間隔が長くなるケースが多いようです。

 

なお、ヘルペス性潰瘍とは、ヘルペスウイルスとは無関係で、小さな多数の針状の潰瘍ができるものをいいます。

 

 

アフタ性口内炎を予防するビフィズス菌

 

ビフィズス菌による発酵乳やヨーグルトには、整腸作用があることが知られていますが、アフタ性口内炎の予防や進行抑制にも効果があるという研究が発表されています。

 

 

大阪歯科大学の研究グループが発表したところでは、ビフィズス菌飲料を2か月以上、毎日飲み続けると、そうでない人に比べ、明らかにアフタ性口内炎になる率が低くなりました。

 

また、アフタ性口内炎になった人を対象に調べたところ、やはり毎日ビフィズス菌飲料を飲み続けた人のほうが、治りが早いことも明らかになっています。

 

 

もちろんビフィズス菌飲料で、完全にアフタ性口内炎が予防できるわけではありませんが、ある程度の効果は期待できそうです。

 

再発を繰り返すアフタ性口内炎で悩んでいる人は、一度試してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

アフタの再発を繰り返すベーチェット病

 

口の中の粘膜にアフタ性潰瘍が繰り返し起こるほか、目のブドウ膜炎、結節性紅斑などの皮膚症状、外陰部の潰瘍を繰り返すといった4つの症状があるものをベーチェット病といいます。

 

 

失明に至ることも少なくないやっかいな病気ですから、すぐに治療に取り組む必要があります。疑わしいと思ったら、迷わず医師の診断を受けてください。

 

 

特に、口の中の粘膜に現れるアフタ性潰瘍は、ベーチェット病の初期症状ですから、十分注意しなければなりません。ベーチェット病によるアフタ性潰瘍は、数日で治りますが、再発を繰り返すのが特徴です。

 

口内炎に効く漢方薬はありますか?

感染症が原因となっている口内炎に対しては、一般に漢方薬は使われません。

 

 

原因不明のアフタ性口内炎の場合、実証(病気に対する抵抗力が衰えていない状態)の人で炎症症状が強い場合に黄連解毒湯(おうれんげどくとう)、中間証(実証と虚証の中間の状態)の人に半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)、虚証(抵抗力が低下している状態)の人に十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)、六君子湯(りっくんしとう)、人参湯(にんじんとう)などがよく用いられています。

 

 

月経周期に一致してアフタができる女性には、温清飲(うんせいいん)が適しています。温清飲は中間証の人に合う薬ですが、胃腸障害を起こしやすいので注意が必要です。

 

ベーチェット病のアフタに対しても、これらの漢方薬が使われています。

 

口内炎で一番多いのは、アフタ性口内炎です。これはほとんどの場合、1~2週間で治るので、必要以上に心配することはありません。睡眠を十分にとり、過労を避けるようにしてください。

 

ただし、全身性の病気や、場合によっては口腔がんに伴って口内炎が現れることも少なくないので、ほかにからだの変調がないかどうか気を配り、おかしいと感じたら医師の診察を受けてください。

 

 

特にアフタ性口内炎とベーチェット病は、口の中に現れる症状はほぼ同じですから、注意が必要です。

 

子どもが口内炎を訴えたときも、全身性の病気がないかどうか、医師にチェックしてもらうとよいでしょう。口内炎の専門は口腔外科や耳鼻咽喉科ですが、内科や小児科でも診察や治療をしてくれるはずです。

 

 

口内炎のときは、痛みから食事を敬遠しがちですが、栄養のバランスが欠けると、治りが悪くなりますから、軟らかい料理を多くするなどメニューを工夫して、きちんと食事をとるようにしてください。

 

特にビタミン類は粘膜の抵抗力を高めるのに役立ちますから、十分とるように心がけたいものです。

 

栄養のバランスが欠けると、治りにくくなります。特にビタミン類は粘膜の抵抗力を高める働きをしますから、たっぷりとるようにしましょう。

 

ビタミン不足による様々な症状についてはコチラを参考にしてください。
ビタミン不足によるビタミン欠乏症について

 

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