足の痛みの原因・治療・予防

目次

 

 

 

筋肉の疲労から病気の一症状として現れるものまで、原因はさまざまです。

 

足の痛み

 

足の痛みの原因・治療・予防

 

足は、足のつけ根から膝までの大腿(だいたい)、膝から足首までの下腿、足首からつま先までの三つの部分で構成されています。

 

大腿、下腿の強く長い骨と、足首からつま先までの複雑で強勒なアーチ形の骨の配列とが、二足歩行をする人間の全体重を支え、運動するという大切な二つの機能を担っています。

 

 

足に痛みを感じるのは、骨、筋肉、皮膚などに何らかの異常が生じているサインです。

 

体重を支え運動する機能が損なわれることのないよう、原因を知り、適切な処置をとらなければなりません。

 

 

足の痛みの原因や、疾患の有無を明らかにするためには、痛みの現れ方を整理する必要があります。

 

ポイントは、いつからどの部位がどの程度痛むか、動くときだけか、じっとしていても痛むか、関節の腫れはあるか、ほかの症状はあるか、などです。

 

原因疾患を特定することができれば、適切な治療やリハビリテーションを受けられます。

 

 

足の痛みの原因

 

関節の炎症や変形で生じる痛みが多い

 

筋肉の疲労、けがのほか、全身性の病気の一症状として現れるものまで、足の痛みの原因はさまざまです。比較的多くみられるのが関節痛です。

 

 

原因疾患の代表的なものとしては、まず変形性関節症があげられます。

 

老化によって関節が変形する結果、痛みを生じる疾患です。変形を起こす関節は膝関節が最も多く、股関節(こかんせつ)、肘、指の関節などにもみられます。歩き始めたり立ち上がったりして関節を動かし始めたときに痛むのが特徴です。

 

膝の構造と変形性膝関節症

 

膝の構造と変形性膝関節症

 

年齢を重ねると、膝の周囲の筋肉や大腿四頭筋の力が低下し、膝が不安定になります。

 

さらに、肥満による加重負担の増加も加わると、膝の関節を覆っている軟骨がすり減ったり、変形してきます。

 

変形が進行すると、骨が増殖してとげ状の突起(骨棘)ができ、さらに軟骨が変形するため、関節全体がなめらかに動かなくなり、炎症を起こして痛みを生じます。

 

 

朝に手や足のこわばりを感じるときは、関節リウマチの疑いがあります。多数の関節が炎症を起こし、悪化すると関節が変形するため、強い痛みを生じます。炎症を起こす原因はまだよくわかっていませんが、20~40代の女性に多く発症します。

 

 

このほか、全身性エリテマトーデスやシューグレン症候群などの膠原病(こうげんびょう)でも関節痛を感じます。

 

風邪やインフルエンザに感染したときにも関節痛が起こります。

 

 

足の親指に突然、強烈な痛みを感じるのであれば、痛風かもしれません。高尿酸血症によって、急性の関節炎発作を起こす病気です。

 

 

一つの関節だけが痛むときには、外傷性や感染性の関節炎なども考えられます。化膿菌の感染では、障害が長く残るおそれがあるので注意が必要です。異常を感じたらすぐに診察を受けましょう。

 

 

腰痛を伴う足の痛みの場合は、椎間板ヘルニアなどで起こる坐骨神経痛かもしれません。坐骨神経に沿って、臀部(でんぶ)から足の先まで足の後ろ側に痛みが走ります。

 

 

ほかに、靴の形が合わずに骨が変形した外反母趾、深爪などから起こる陥入爪(かんにゅうそう)による足指の痛みも比較的多くみられます。

 

また、血栓性静脈炎や動脈塞栓症などの血管の病気や骨肉腫などの悪性腫瘍も足の痛みを引き起こします。

 

 

 

 

足の痛みの治療

 

早期に発見して病気の進行をくい止めましょう

 

捻挫や骨折など多くは、整形外科の適切な治療で治ります。しかし、関節痛や神経痛では、原因疾患の完治が難しい場合もあります。

 

例えば関節リウマチが進行した後では、関節の骨の破壊が進み、障害が残ったりします。

 

したがって早期の治療によって病気の進行をくい止めることが大切です。薬物療法や手術療法に加えて、リハビリテーションが重要になります。

 

変形性関節症も、早期に治療すれば関節の状態を保護、補正できます。

 

捻挫をした場合の応急処置

 

その場で包帯やテープで足首を固定し、やや高い台などにのせて安静にします。そして腫れを防ぐために冷却します。

 

簡単にできる応急処置は、氷をビニール袋に入れ、患部のまわりに置く方法です。軽症に思えても靭帯が断裂していたり、骨折している可能性もあります。応急処置をしたら、必ず整形外科を受診しましょう。

 

 

足の痛みの予防

 

骨や関節を強くする生活習慣を

 

骨や関節の老化をくい止めることはできませんが、適度な運動によって、骨や関節を支える筋肉を強化できれば、病気の進行を遅らせ、予防にもつながります。関節に過度の負担がかからないよう、太りすぎにも注意しましょう。

 

関節や骨を強くする暮らしの工夫

 

カルシウムが骨や関節を強くする栄養素であることはよく知られていますが、カルシウムの体内への吸収率を高めるためにはビタミンDが不可欠です。

 

ビタミンDは太陽を浴びると皮下脂肪でつくられます。1日30分から1時間の日光浴を欠かさないようにしましょう。

 

 

もう一つ重要なのが運動です。運動はカルシウムを骨に結合させ、骨をつくる細胞を活発にします。さらに関節を動かすと、関節内で新しい関節液が産生されます。関節液は関節の軟骨を若返らせる作用をもっています。

 

ただし、激しい運動は、関節に負担をかけ、膝の軟骨をすり減らしてしまい逆効果です。1日2km程度の距離を、少し息がはずむぐらいの速さで歩くウォーキングのような軽い運動を習慣にしましょう。

 

関節痛サプリメント

 

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