扁平足の原因・症状・治療・検査

目次

 

 

 

扁平足とは

 

扁平足の原因・症状・治療・検査

 

幼児期によくみられる脚と足の変形

 

扁平足は足の裏の土踏まずが正常に形成されていない状態で、O脚とX脚と同様に幼児の成長段階には多いものです。

 

しかし、なかには歩行に困難をきたしたり、成長を阻害する重度のケースもみられます。まれに、骨の病気が原因となっている場合もあります。

 

子どもの脚や足の変形は、心配のない正常な範囲か、病的なものかを見分けるのが重要なポイントといえます。

 

扁平足の原因と症状

 

扁平足は土踏まずのアーチが未発達な状態

 

全体重をかけてまっすぐ立ったとき、足の裏が平らで、くぼみがほとんどみられない状態を、扁平足といいます。

 

まだ歩くことのできない赤ちゃんは土踏まずがなく、ぷよぷよと脂肪がついた扁平足です。

 

 

その後歩くようになると、足の骨と骨をつないでいる勒帯が伸び縮みして強くなり、それに伴って骨も上に引っ張られます。

 

その結果、親指からかかとにかけて、アーチ形の土踏まずが形成されます。

 

 

土踏まずによって脚が安定し、からだを無理なく支えることができるのです。

 

この土踏まずは、運動するときのバネにも、衝撃を上手に逃すクッションにもなり、立つ、歩く、走る、跳ぶ、飛び降りる、踏んばるなどの人間の行動のすべてに深くかかわる大切な役目をしています。

 

 

最近では4~5歳ころには完成するはずの土踏まずが、小学生になってもできずに、後ろから見るとかかとが外側を向いている外反扁平足の子どもが増えています。

 

これは子どもの生活が変化して、外をはだしで駆けまわる機会が少なくなったためとされています。

 

 

扁平足は早急な治療が必要なものではありませんが、放っておくとからだ全体のバランスが取りにくくなり、転びやすくなります。

 

運動のときに脚をいためやすく、歩くのをいやがったり、疲れを訴えることもあります。

 

 

 

扁平足の治療

 

運動で足の靭帯や筋肉の強化を

 

子どもの扁平足は足の靭帯が弱いために起こるので、運動によって足底筋を強化することで治ります。

 

家の中でもできる矯正体操のほか、戸外でははだしで砂の上や芝生の上を歩かせたり、木登りや縄跳びをさせるのも効果的です。

 

歩いたり走ったりする機会をできるだけ多くつくってあげることも大切です。

 

 

靴は足の指を圧迫しないように、先が広がったものを選びます。

 

げたなど鼻緒のついた履き物を履かせるのもよいでしょう。一歩歩くごとに鼻緒を挟むために力を入れるので、指とふくらはぎの筋肉を強くし、土踏まずの形成を促します。

 

 

軽度の扁平足の場合はこのような運動による治療のほか、土踏まずを支える足底板を靴の中に入れる矯正法もあります。

 

歩くのが困難なほどの重度な扁平足の場合は、人工的にアーチをつくる手術を行うこともありますが、このようなケースはごくわずかです。

 

扁平足の矯正体操

 

扁平足の矯正体操

 

扁平足の大部分は、手術の必要はありません。

 

肥満ぎみの子どもは、脚にかかる負担を少なくするために体重を減らしましょう。

 

そのうえで、矯正装具をつけたり、足のアーチを支える勒帯や筋肉を鍛える運動をします。

 

上の図のような矯正体操のほかに、日ごろから遊び感覚で運動を取り入れて長期間続けます。

 

けがの心配のない芝生や砂場でははだしで遊ばせたり、土手のような斜面を上り下りして競走するのも効果があります。

 

こうした運動は、扁平足を矯正するだけでなく、予防にもなります。

 

大人の扁平足は、子どもの扁平足とどんな違いがありますか?

子どもの扁平足は、成長に従って自然に治るものがほとんどで、痛みはあまりありません。

 

扁平足をきちんと治さないまま大人になると、だるさや疲れだけでなく、脚や腰に強い痛みを訴える人が増えます。

 

足がつりやすくなる人も多いようです。

 

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