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尿意を感じてからトイレまでの間に漏らしてしまう切迫性尿失禁の症状・原因・治療

目次

 


 

【尿失禁】 尿意を感じてからトイレまでの間に漏らしてしまう切迫性尿失禁の症状・原因・治療

 

切迫性尿失禁の症状・原因・治療

 

薬物療法が有効

 

女性の尿失禁の約3割を占めるもので、年齢に関係なく起こります。

 

切迫性尿失禁の症状

 

突然、強い尿意を感じ、トイレに向かっている途中でがまんしきれず漏らしてしまいます。1回の排尿量は少なく、たいてい頻尿を伴っています。

 

切迫性尿失禁の原因

 

国際尿禁制学会では、切迫性尿失禁を「知覚性」と「運動性」に分けています。

 

前者は、膀胱が刺激されて生じた強い尿意を大脳が抑制しきれずに漏らしてしまうもので、膀胱炎などで膀胱が過敏になっているときに起こります。

 

膀胱への刺激が大脳の排尿抑制力にまさっているだけで、大脳は正常に働いています。

 

後者は、大脳からの抑制命令が膀胱に届かないもので、神経系に障害がある人にみられます。典型的な例は脳卒中後の尿失禁です。

 

しかし、女性の切迫性尿失禁は原因となる病気が見当たらないケースも多く、その場合は「過活動膀胱」とよびます。

 

切迫性尿失禁の治療

 

薬物療法を中心に、骨盤底筋訓練法も加えます。

 

 

薬物療法

膀胱の神経をコントロールして過剰な収縮を抑える、抗コリン薬が用いられます。

 

代表的な薬剤は2つあり、有効率は塩酸オキシブチニンが7割近く、塩酸プロピベリンは6割程度とされています。

 

いずれも頭痛、口の渇き、便秘などの副作用があり、視覚障害が起こることもあります。膀胱の筋肉の過度な緊張をやわらげる作用をもつ塩酸フラボキサートもよく使われます。

 

 

塩酸クレンブテロールは腹圧性尿失禁の治療薬ですが、抗コリン薬が効かない人や腹圧性尿失禁との混合型に用いられることがあります。不安定膀胱の5割以上に有効との報告もあります。

 

漢方薬では、芍薬や甘草などを配合している処方が、膀胱が受ける刺激を緩和させる働きをします。

 

その他

骨盤底筋訓練法は切迫性尿失禁に対してもかなり有効とされており、薬物療法と並ぶ治療の重要な柱になっています。

 

ほかに、電気刺激療法も試みられますが、手術は原則として行いません。

 

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