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膀胱炎の治療には抗生物質が有効!家庭でできる予防や症状をやわらげる方法

目次

 


 

膀胱炎の治療には抗生物質が有効!家庭でできる予防や症状をやわらげる方法

 

膀胱炎の治療

 

膀胱炎の早期治療

 

抗生物質が有効

 

膀胱炎は、早期治療が有効です。医師は、尿の細菌培養の結果が出る前であっても、抗生物質を処方します。

 

抗生物質が細菌を破壊し、腎臓への感染の拡大を予防するからです。

 

 

次に医師は、尿の細菌培養の結果をもとに感染の有無を確認し、処方した抗生物質がその細菌に効いたかどうかをチェックします。

 

早期に治療すれば、症状は2、3日でおさまります。しかし、完全に治し再発を防ぐためには、処方された薬を医師の指示どおりに一定期間服用しなければなりません。

 

膀胱炎の長期治療

 

尿道の異常の検査を

 

膀胱炎を繰り返す女性は、精密検査を受けて、尿道狭窄など尿道の潜在的な異常で膀胱炎を起こしていないかを調べる必要があります。

 

この検査は婦人科医か泌尿器科医が担当し、尿路の特殊なレントゲン撮影(腎盂造影:IVP)をします。

 

また、ファイバースコープを尿道を通して膀胱に入れ、中を観察する膀胱鏡検査もありますが、もし異常が見つかれば、場合によっては、尿道を広げる手術が必要なこともあります。

 

 

男性の患者も、膀胱炎を引き起こす原因を調べるため、IVPや膀胱鏡検査を受けます。

 

検査によって、前立腺肥大症や、膀胱結石など、ほかに病気があることがわかれば、まずその治療を優先させなければなりません。

 

 

また、男性の複雑性膀胱炎やカテーテル挿入で感染した複雑性膀胱炎の場合は、抗生物質による治療を長期間行うと、耐性菌による菌交代が起こりやすくなります。

 

つまり、ある抗生物質を使うと、その薬剤が効く細菌は抑えられますが、薬に耐性がある別の細菌が増殖し、症状は改善しないのです。

 

ですから、副作用や耐性菌の出現を少なくするために、抗生物質による治療はあまり行われません。

 

 

膀胱炎を繰り返す子どもも、尿管開口部の弁などに構造上の異常が疑われますから、精密検査を行います。

 

慢性的な腎臓病を予防するためにも、くわしい検査を行い、そうした異常を早期に発見し、治療することが大切です。

 

家庭での膀胱炎の治療

 

水分をたっぷりとる

 

薬物治療以外にも、ふつうの膀胱炎なら、症状をやわらげるために家庭でできる方法があります。

 

そのひとつは、水分をたっぷりとり、細菌を膀胱から洗い流すことです。膀胱炎の症状が出始めたと感じたら、まず水をコップに3杯は飲みましょう。その後も、できるだけひんぱんに水を飲むようにしてください。

 

 

膀胱炎を引き起こす細菌は酸性環境で繁殖するため、重炭酸ソーダ(重曹)などを服用して、尿をアルカリ性に保つと、効果が上がることもあります。

 

茶さじ1杯の重曹をコップ1杯の水に溶かして、1時間おきに3回飲みます。ただし、心臓病や腎臓結石にかかっている場合は、病状を悪化させることがありますので、この方法はお勧めできません。

 

 

コーヒー、紅茶、炭酸飲料水、カレーなどの香辛料の強い料理は避けたほうがよいでしょう。タバコやアルコールもしばらくひかえます。

 

痛みが続く場合は、アスピリンやアセトアミノフェンなどの鎮痛剤も効果があります。

 

 

膀胱炎を起こす人には、手足の先が冷えるといった症状がしばしばみられます。

 

血液の循環をよくするために、使い捨てカイロなどを下腹部や背中につけたり、眠る前にゆったりと入浴して全身を温めると、痛みがやわらぐこともあります。

 

 

また、抗生物質をのむと胃腸障害を起こしやすい人は、漢方薬の利用も考えてみましょう。それぞれの体質や症状によって、効果のある薬が異なりますので、服用を思い立ったときは、漢方医や薬剤師に、どの薬がよいか、たずねてみてください。

 

抗生物質

抗生物質

膀胱炎を引き起こすのは、主に大腸菌です(写真は炎症を起こした膀胱組織)。大腸菌に対しては抗生物質が有効です。

 

腎臓から尿を通じて排泄され、尿中濃度が高くなる腎排泄型のセフテムなどのセフェム系抗生物質や、クラビットといったニューキノロン系合成抗菌剤などがよく使われます。

 

肝臓から胆汁を経由して便に多く排泄される(肝排泄型)マクロライド系抗性物質は効果がほとんどないからです。

 

自覚症状がなくなっても、医師の指示にしたがって抗生物質をのんでください。

 

自分で判断して勝手にやめてしまうと、腎炎や膀胱炎の再発をもたらすことがあります。

 

 

膀胱炎の予防

 

膀胱炎にかかりやすい女性に、ぴったりしたジーンズやガードルは禁物です。外陰部が温まり、湿り気をおびて、細菌が繁殖しやすくなるからです。

 

化学繊維よりも綿の下着をつけたほうがよいでしょう。綿は汗を吸い取り、通気性にすぐれているからです。

 

 

冷房が強すぎる部屋や寒い場所に長時間いなければならない場合は、からだの保温にも気をくばりましょう。

 

ひざかけをかけたり、厚手のタイツやソックスをはいて、とくに下半身を冷やさないようにします。

 

 

また、外陰部の周囲は石鹸で洗わないようにし、膣洗浄剤の使用もしばらく避けてください。排便後は、肛門の細菌が膣や尿道につかないよう前から後ろにふく習慣をつけましょう。

 

ウォシュレットで排便後すぐに洗えればよいのですが、できない場合は市販の携帯用ビデを利用するか、大きめのびんを使って、ぬるま湯を外陰部の前から後ろに向けてかけるようにします。

 

また、毎日コップ5~6杯の水を飲むことも大切です。

 

膀胱炎の予防のポイント

 

  • 尿意をもよおしたときは、長時間がまんしたりせず、早めにお手洗いに行きましょう。
  • 腹部や腰部に温湿布を当てたり、下半身を冷やさないようにするなど、保温に気をくばりましょう。
  • 外陰部の通気性をよくする綿の下着を着用しましょう。
  • 外陰部は石鹸で洗わず、尿道内を刺激する膣洗浄剤の使用もさけてください。
  • 性交時には水性潤滑剤を使い、傷のできにくい体位を見つけましょう。
  • 性交前後は、外陰部をぬるま湯で洗ってください。性交後はできれば入浴して、からだを温めてから眠るようにしましょう。
  • ペッサリーを使っている場合は、尿道を刺激することがあるため、フィットしているかどうか、医師にチェックしてもらいます。
  • 毎日コップ5~6杯の水を飲み、アルコールやカフェインなどの刺激物はひかえめにしましょう。

 

女性にとって、膀胱炎は珍しくなく、比較的軽い病気ですが、早期治療にこしたことはありません。ごくまれに、膀胱炎を治療しなかったため、感染が腎臓にまで広がることがありますので注意しましょう。

 

男性の膀胱炎は女性ほど多くはありません。しかし、慢性複雑性膀胱炎になり、治療が長びくこともあります。構造上の異常や、腫瘍などが原因となっている場合が多いからです。

 

 

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