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膀胱炎の種類・原因・症状 抵抗力が弱まる月経中や更年期に感染しやすくなる

目次

 


 

水分をたっぷりとると、炎症を引き起こす細菌が膀胱から排出されやすくなります。

 

女性によくみられる症状ですが、ほとんどは抗生物質の服用ですぐによくなります。早めの治療が大切です。

 

こんな症状に注意
  • ひんぱんにトイレに行きたくなりますか?
  • トイレでは尿が少ししか出ず、残尿感がありますか?
  • 排尿するときに、焼けつくような痛みを感じますか?
  • 下腹部に不快感や、鈍い痛みがありますか?
  • 尿がにごっていて、強い臭いがしますか?
  • 微熱が出ていますか?

 

膀胱炎とは?

 

膀胱炎の種類・原因・症状・治療・予防

 

ほとんどは早期治療で完治

 

膀胱炎は、膀胱の粘膜に炎症が起こるものです。女性によくみられる病気で、ほとんどの女性がいつかはかかるといってもいいでしょう。

 

とくに妊娠初期の数か月は注意が必要です。この期間は大きくなる子宮によって尿道が圧迫される時期で、尿がたまりやすく、感染しやすくなるからです。

 

 

また、最近では、50代の更年期の女性が膀胱炎になるケースも増えています。

 

男性の膀胱炎はあまり多くありません。また、学童期の子どもに尿路感染が多くみられ、女の子の感染率は男の子の25倍に達するという数字もあります。

 

関連尿路感染症

 

 

膀胱炎の種類

 

膀胱炎の種類

 

膀胱炎の原因

 

もっとも多い細菌の感染

 

膀胱炎の原因でもっとも多いのは、大腸菌の感染です。

 

しかし、膀胱粘膜には細菌などに対する自然の防御力が備わっていますから、膀胱に細菌が入っても、すぐに膀胱炎になるわけではありません。

 

 

菌に感染するのは、体力の低下や疲労、月経中だったりして、この抵抗力が弱まっている場合だけです。

 

また、長時間尿意をがまんしていると、尿中の細菌が増え、感染しやすくなります。

 

 

女性の場合、細菌が膣から、あるいは大腸から肛門を経由して感染したり、また、外陰部を不潔にしておいたり、排便後きちんとふかなかったりすると、細菌が尿道を通って膀胱に達し、急性単純性膀胱炎にかかることがあります。

 

また、更年期の女性が膀胱炎になりやすいのは、細菌に対する抵抗力が低下するためです。

 

卵胞ホルモンの減少によって膀胱の粘膜が薄くなり、粘膜の下にある間質という組織に出血が起こることが原因の場合もあります。

 

 

結石や腫瘍が膀胱の閉塞を引き起こすこともあります。尿道が狭くなって(狭窄)、尿の流れを妨げるのです。

 

男性の膀胱炎のほとんどは、尿道の閉塞によって起きるのがふつうです。

 

多くは前立腺が肥大して尿道を圧迫するために起こるのですが、膀胱結石などによる尿道の狭窄が原因のこともあります。

 

 

子どもの場合、尿を腎臓から膀胱へ運ぶ尿管の出口に構造上の異常(膀胱尿管逆流)があるために、膀胱炎が起こることがあります。

 

この異常があると、膀胱の筋肉が収縮したときに尿の一部が尿管へ逆流し、それが排出されず膀胱に残るため、感染が起こりやすくなります。

 

からだの発育とともに自然に治ることも多いのですが、膀胱尿管逆流を繰り返す場合は、逆流を防止する手術が必要になることもあります。

 

 

まれに、アレルギー治療薬などの副作用で膀胱炎になる場合もあります。カテーテル挿入にともなう感染が原因の慢性複雑性膀胱炎もみられます。

 

高齢者などが入院中に、尿を排出するために、カテーテルとよばれるチューブを膀胱内に長期にわたり挿入したときに、感染してしまうものです。

 

また、糖尿病にかかっている人は、とくに尿路感染を起こしやすいので注意しなければなりません。

 

 

膀胱炎の症状

 

排尿時の異常に注意

 

主な膀胱炎の症状は、すぐに排尿したくなったり、少ししか出なくて残尿感があることです。

 

ふつうは、排尿するときに、刺すような痛みがあります。尿に血が混じり、強い悪臭がすることもあれば、尿意が激しくて、トイレに間に合わなかったりすることもあります。

 

 

膀胱炎になると、下腹部の不快感、鈍い痛み、微熱などが現れることがあります。

 

子どもの場合は、大人のように排尿のときの症状がはっきりしないことも多いようです。熱が出ていて、排尿時に泣いたりするときは、注意が必要です。

 

 

検査では、排尿開始時の尿ではなく、排尿の途中やカテーテル尿を採取し、顕微鏡で尿中の白血球を調べたり、尿の細菌培養を行い、膀胱炎の診断をくだします。

 

膀胱炎は下腹部の痛みから始まるのがふつうで、背中の痛み、全身の痛み、疲労感をともなうこともあります。

 

泌尿器系の細菌感染

泌尿器系の細菌感染

泌尿器系の感染症は、たいてい次の順序で広がります。

 

(1)ほとんどの膀胱炎は、直腸から肛門、尿道を介して膀胱に広がった細菌によって引き起こされます。

 

(2)しかし、治療をせずに放っておくと、細菌は尿管をさかのぼって腎盂にまで達し、腎盂炎になります。

 

(3)さらに炎症は、腎臓の奥にも及び、腎盂腎炎を起こすこともあります。

 

抗生物質による早めの治療を心がけましょう。

 

 

子どもの膀胱炎

子どもが泌尿器感染症の兆候を示し始めたら、ただちに医師の診断を求めましょう。膀胱炎の疑いがある子どもは、くわしい検査が必要です。

 

専門医にIVPや排尿時膀胱像検査などをしてもらいましょう。

 

検査で異常がわかった場合には、再発防止のため長期にわたる抗生物質療法や、手術が必要になることもあります。

 

両親は、医師の指示を守って子どもに多量の水分をとらせ、カレーライスや炭酸飲料水などひかえるべきものは飲食させないようにしましょう。トイレでは完全に排尿させ、数分後、もう一度トイレに行かせるのもひとつの方法です。

 

女性が男性より膀胱炎にかかりやすいのはどうしてですか?

からだの構造上の違いによります。女性の尿道は約5cmと短いため、細菌が尿道口から簡単に膀胱に入るからです。

 

男性は尿道が25cmほどあるため、膀胱炎にかかりにくいといえます。

 

健康な人の排尿は1日に何回くらいですか?

平均4~6回ですが、ときには排尿のため夜中に起きることもあります。

 

排尿回数が1日に10回以上のときは、一度泌尿器科に行き、原因を調べたほうがよいかもしれません。

 

タンポンを使っていますが、膀胱炎にかかりやすくなりますか?

そのようなことはありません。

 

好きな生理用品を使ってかまいませんが、量が少なくても定期的にタンポンやナプキンを取りかえて清潔を保ってください。尿道や膀胱ばかりでなく、膣や子宮の感染症を予防します。

 

 

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