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【尿の異常】 排尿痛|残尿感|尿路感染症

目次

 


 

尿をチェックする習慣をつけると、いろいろな病気を発見する手がかりになります。

 

尿の異常とは?

 

【尿の異常】 排尿痛|残尿感|尿路感染症

 

尿の色やにおいの異常

 

尿は、血液で全身から腎臓に運ばれた不要物と水分からなる原尿が、さらに腎臓の糸球体で濾過されてできます。

 

できた尿は尿管から膀胱に運ばれて、ひとまずたくわえられ、一定量になると尿道をとおって排泄されます。男性では膀胱のすぐ下に前立腺があり、その中を尿道が貫いてとおっています。

 

 

腎臓、尿管、膀胱、尿道などの尿路系は、体内の水分量を調節し、体液の成分を一定に保つ大切な働きをしています。

 

 

尿の中にはいろいろな成分が含まれており、健康な人の尿は透明で淡黄色をしています。

 

水分摂取量や疲労度によって、尿の状態が一時的に変化することはよくあります。ただし変化した状態が続く場合には、何らかの異常が疑われます。

 

 

尿の変化の代表的な症状は赤血球が混じって赤くなる血尿です。

 

そのほかにタンパク質、細菌、糖など尿の成分が固まってできる尿円柱の混入で、尿が濁ったり、泡立ったりすることもあります。

 

色、状態だけでなく、においが変化することもあります。

 

 

 

尿の異常の原因

 

さまざまな病気の随伴症状

 

腎臓に流れ込む血液の成分に異変が生じたり、尿をつくる腎臓の機能がうまく働かないことで、尿の成分に異常がある場合と、尿路の炎症や障害物が原因となっている場合があります。

 

尿の成分に異常がある場合

 

急性腎炎をはじめとする腎臓疾患にかかると、尿をつくる機能に支障をきたします。

 

扁桃炎や風邪などの感染症にかかった後の10日前後に、浮腫、血尿、尿量の減少がみられた場合には、急性腎炎が疑われます。

 

症状が重くなると、腎不全を引き起こし、さらには全身に重度の障害をもたらす尿毒症に陥ります。

 

 

ネフローゼ症侯群ではたんぱく尿を伴い、尿は泡立ちやすくなります。

 

甘酸っぱいアセトン臭とよばれるにおいの尿が出ていれば、糖尿病が疑われます。糖尿病では喉の渇きが激しく、水分摂取が増えるために多尿となります。

 

肝炎や肝硬変で肝機能が衰えると、黄疸が現れて尿は赤褐色や黄褐色になり、黄色っぼい泡の立つこともあります。

 

尿路の炎症や障害物がある場合

 

膀胱炎をはじめ尿路感染症で尿路のどこかに炎症が起こると、尿に膿が混じって濁ることがあります。

 

尿の異常のほかに、尿道が狭くなって尿の出が悪くなったり、排尿痛や残尿感が生じたりします。

 

 

尿路に結石ができたり異物が混入したりすると、きりきりと激しい痛みを生じ、血尿が出ます。

 

血尿は、からだを強く打つなどして、尿路のどこかにけがをしたときに出ることがあります。

 

 

これらの疾患のほか、炭酸塩や、ホウレンソウなどに含まれるシュウ酸塩などをとりすぎると、小さい結晶となって尿に混入し、白く濁ることがあります。

 

尿の異常の原因となる主な病気

 

尿の異常の原因となる主な病気

 

 

 

 

 

尿検査を受けるときの注意

 

正確な検査結果を得るためには、尿に不純物を混入させないことが大切です。

 

前日には入浴して陰部を清潔にし、性行為は控えます。

 

尿潜血を調べる場合は、ビタミンCの含まれる飲み物や果物をとると潜血反応が現れないので、注意しましょう。

 

 

通常は早朝の起床後すぐに採尿しますが、病院の一般外来を受診した場合は、受診したときに採尿する随時尿となります。

 

出始めの尿には雑菌が多く混入しているので、排尿途中の中間尿をとります。

 

採尿した後も、ゴミが混入しないように気をつけます。

 

 

また、女性の場合、月経中であれば、必ずその旨を告げるか、生理が終わってから検査を受けるようにしましょう。

 

尿の異常の治療

 

早期治療で症状の悪化を防ぐ

 

腎疾患では腎不全や尿毒症に陥らないようにするため、早期治療が大切です。

 

重症になると、人工透析が必要になります。腎疾患の治療の基本は、腎臓にかかる負担をなるべく減らすことです。

 

安静を保ち、塩分を制限した食事に切り替え、対症療法として薬物療法を行います。

 

 

尿路感染症では、抗生物質を使って治療します。

 

水分摂取を増やし、頻繁に排尿することも、炎症を起こす細菌の除去には効果的です。

 

 

尿路結石では、結石が小さいときは、尿と一緒に自然に体外へ排出されるよう多量の水分を摂取して様子をみます。

 

それでも排出されない場合は、体外からの衝撃波で結石を粉砕する方法などがとられます。

 

 

糖尿病や肝臓の病気など尿路系以外の病気が原因の場合にも、それぞれの病気の根本的な治療が必要です。

 

 

 

 

 

尿の異常の予防

 

定期的な尿検査を

 

感染症にかかったら、早めに休養をとって腎炎などの併発を防ぎます。

 

日ごろから規則正しい生活をして、栄養バランスのよい食事と適度な運度で抵抗力を高め、感染症を防いだり、からだを清潔に保ち、尿路に炎症を起こさないように心がけましょう。

 

 

排尿時に尿の状態をよく観察する習慣をつけると、尿の異常に気づくようになります。

 

ただし尿を見ただけではわからない疾患もあるので、自分の目で異常を発見できなくても定期的に病院での尿検査を受けるようにしましょう。

 

尿路感染症には、どんなものがありますか?

疾患の起きた部位により、腎盂腎炎、腎周囲炎、膀胱炎、尿道炎に分けられます。

 

腎盂腎炎では発熱や腰痛、膿尿を伴い、急性の場合はすぐに入院する必要があります。

 

腎周囲炎、主に腎盂腎炎から腎臓やその周辺に細菌が感染することによって起こります。

 

 

膀胱炎は、大腸菌などの細菌感染によって引き起こされる膀胱の炎症で、泌尿器科を受診する人に最も多い疾患といわれます。

 

長時間尿意を我慢したり、風邪や疲労で防御機能が低下したりすると起こりやすくなります。

 

 

排尿痛、頻尿、尿の濁りが主な症状です。薬を服用し、温かくして安静を保ちます。

 

尿道炎の大半は、性交による細菌感染が原因です。激しい排尿痛、膿尿、尿道のかゆみといった症状が現れます。菌の種類に応じた抗菌薬を服用して治療します。

 

症状が軽くても、パートナーの両方が治療を受けなければなりません。

 

また、性行為によって感染する疾病、性病の原因・おりものの異常については、下記のリンクを参照ください。

 

性病の原因、おりものの特徴や症状

 

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