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糖尿病の検査・治療

目次

 


 

糖尿病の検査

 

糖尿病の検査

 

インスリン非依存型糖尿病は初期には自覚症状がほとんどないため、検査ではじめて発見されることがよくあります。

 

尿糖

 

尿の中に糖が出ていないか調べる基本的な検査です。

 

血糖値が160mg/dlを超えると、尿の中に糖が出ます。1日のうち血糖値が低い早朝空腹時に検査します。ただし、糖尿病が軽いときは尿糖が出ません。

 

逆に前夜遅い時間に飲食していると、糖尿病でなくても尿糖が出ることがあります。したがって、尿糖検査だけですべて判断できるものではありません。

 

血糖

 

血液中のブドウ糖濃度を調べる検査です。

 

尿糖検査で尿糖が確認された人や、問診で糖尿病が疑われる人が受けます。

 

早朝空腹時の血糖を測る方法と、特に時間を決めずに測る方法(随時血糖値)があります。

 

早朝空腹時で110mg/dl以上の場合は、糖尿病の疑いがあり、さらにくわしい検査が必要です。

 

また140mg/dl以上なら、それだけで糖尿病と診断されます。

 

 

一方、随時血糖値で200mg/dl以上の場合も、糖尿病と診断されます。

 

ブドウ糖液を飲んでみて、その後の血糖値の変化を調べるブドウ糖経口負荷試験もあります。

 

この試験では、より正確に糖尿病の診断を下すことができます。

 

 

早朝空腹時にブドウ糖75gを水に溶かして飲み、その後の血糖値の変化を30分ごとに2~3時間調べます。

 

2時間後の血糖値が200mg/dl以上なら糖尿病です。1時間で160mg/dl以下、かつ2時間で120mg/dl血未満なら正常です。

 

これ以外は境界型で、将来、糖尿病になる可能性が高いと考えられます。

 

血中インスリン測定

 

食後に血糖値が上がると、健康な人は膵臓からインスリンが分泌され、血液の中に出てきます。

 

ブドウ糖経口負荷試験を行うときに、血糖値の変化とともに血液中のインスリン濃度を測るのが、血中インスリン測定です。

 

 

特に、軽症の糖尿病の場合、ブドウ糖液を飲んだ30分間の血糖値の変化と血中インスリンの高まりを比べると、インスリンの高まりがやや遅れていることがあります。

 

この検査でインスリンの分泌は正常なのに血糖値が高い場合は、甲状腺機能亢進症や肝臓疾患など、糖尿病とは別の病気が疑われます。

 

ヘモグロビンA1c(HbA1c)

 

赤血球の中に含まれるヘモグロビンが高血糖のため糖化したものが、ヘモグロビンA1cです。

 

ヘモグロビンの寿命は1~2か月なので、血液中に含まれるヘモグロビンA1cという物質の全ヘモグロビンに対する割合を測定すると、検査日の1~2か月前から現在までの血糖のコントロール状態がわかります。

 

ヘモグロビンA1cの割合が高いと、過去1~2か月は高血糖状態が続いていたことを示します。正常値は4~6%です。

 


 

 

 

 

糖尿病の治療

 

糖尿病の治療

 

糖尿病の治療は、一般的にいかにして血糖をコントロールし、合併症を未然に防ぐかがポイントと言われています。

 

糖尿病はある種の体質ともいえるもので、病気とうまくつきあっていくことも大切です。

 

 

インスリン非依存型の治療には、食事療法運動療法薬物療法があります。

 

特に糖尿病の初期段階では、食事療法と運動療法など生活習慣の改善だけで、治療できます。

 

病気の知識と治療法を学ぶための教育入院も行われています。

 

一方、インスリン依存型の場合は、インスリン注射が不可欠です。毎日欠かさず必要なので、家庭で自ら注射をうつ方法がとられています。

 

人によって必要なインスリンの量は異なりますから、医師の診断のもと、必要なインスリンの種類、分量、注射回数、注射時間などをきちんと守らねばなりません。

 

食事療法 食事療法の基本は「質・量・バランス」

 

糖尿病治療の第一歩は食事療法です。食事療法といっても、いわゆる制限食とは違い、食べてはいけない食品はありません。

 

栄養のバランスと食事量に注意することが大切です。

 

 

まず、医師と相談のうえ、1日に必要な総エネルギー量を決めます。これは年齢、性別、肥満度、職業などによってそれぞれ異なるものです。

 

とくに成長期の子どもの場合は、栄養不足にならないように注意しなければなりません。

 

 

次に大事なのは栄養のバランスです。

 

糖質から60%、タンパク質から15~20%、脂肪から20~25%のエネルギーをとるのが望ましいとされています。

 

 

糖質には、砂糖だけでなくでんぷんや果糖などからだの中で消化されるとブドウ糖に変わるものも含まれています。

 

ごはん、パン、めん類、いも類、豆類、かぼちゃ、果物などが糖質を含みます。

 

 

タンパク質はからだの中に蓄えることができず、食べすぎるとからだの中で脂肪に変わって蓄積されてしまうので、毎日適量を食べることが大切です。

 

脂肪には飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の2種類があります。

 

バターや肉類に含まれる飽和脂肪酸のとりすぎは、動脈硬化の原因にもなります。

 

 

このほか、ビタミンやミネラル、食物繊維などがバランスよくとれるように配慮が必要です。

 

食物繊維は野菜類のほか、海藻、豆類、大豆製品(おから、納豆)、果物などにも含まれています。

 

 

食物繊維は腸の中で糖質の吸収を遅らせる働きもあり、治療に役立ちます。食事の回数は、1日3回均等に食べるようにしましょう。

 

また、間食やお酒も1日の総エネルギー量の計算に含める必要があります。

 

食事療法は難しくない

 

「食事療法は難しい・・・」これは、食事療法を始める多くの人が抱く、最初の感想です。

 

カロリー計算が難しそう、食べてはいけないものがあるのではないか?、家族とは異なる特別なメニューを用意しなければならないのではないか?・・・。などなどです。

 

 

しかし心配無用です。実際に何百万人もの人が食事療法を実行しています。

 

糖尿病の食事療法の柱は「摂取エネルギー量を適正化する、必要な栄養素をバランスよくとる、1日3食をバランスよく食べる」という3つの原則だけです。

 

しかも、とまどいを消せないようなら、少しずつ出来るところから始めればよいのです。難しく考える必要はありません。

 

エネルギーの摂取量を適量の食事で適正化する

 

食べすぎが糖尿病の発症や悪化の大きな原因になっているのですから、食事療法では、まず食事の「量」を適正化することが必要になります。

 

「量」とは、食品のかさや重さではなく、食品に含まれる熱量(エネルギー量)を意味します。

 

また、適正な食事量、熱量は人により異なります。

 

「朝食・昼食・夕食」をバランスよく食べる

 

たとえば朝食を食べない習慣がある人は、昼食か夕食でまとめ食いをしがちです。

 

あるいは、おやつをたくさん食べたり、寝る前に夜食を食べたりすることもよくあるかもしれません。

 

これは、肥満や高血糖を助長する食事スタイルです。

 

 

食事は原則的に「1日3食」のスタイルで、できるだけ同じ程度の食事量にしましょう。

 

また、できるだけ食事の時刻を一定にして、規則正しくすることも大切です。

 

 


 

 

 

 

運動療法 糖尿病の改善には運動が欠かせない

 

運動療法は食事療法と並んで、糖尿病の治療には不可欠です。

 

運動すると、筋肉がエネルギーを消費します。

 

 

とくに適度な運動の場合は、まず筋肉の中に蓄えられている糖質(グリコーゲン)が使われ、次に血液中のブドウ糖が使われます。

 

つまり、運動によって血糖値を下げることができるわけです。

 

ただし、激しい運動を行うと、肝臓が糖質を分解放出して補充するため、運動終了後、逆に血糖値が上がってしまいます。

 

 

また、病気の程度や症状、合併症の状態によっては、運動がかえって糖尿病を悪化させてしまう場合があります。

 

そこで、運動療法を始めるときは、必ず医師の指導のもとに行わねばなりません。運動としてもっとも手軽なのは、ウォーキング(歩行)です。

 

 

うっすらと汗をかくくらいの、やや早足で歩くと効果的です。

 

1日2回、1回に20~30分程度、1分間に約80mの速度が目安になります。ウォーキング効果は他にも様々な効果を発揮します。

 

 

体操、水泳、ジョギングなども、過度な負担にならないように注意しながら行うと、治療に役立ちます。

 

脈拍では、1分間に100以上で、最高限度は180から年齢を引いた数になるくらいが目安です。

 

たとえば40歳の人なら、脈拍が140になるくらいを最高限度にした運動を、からだを慣らしながら行うとよいでしょう。

 

運動にはインスリンの節約効果がある

 

近年、健康指向を背景にして、運動を生活習慣に取り入れる人が増えていますが、糖尿病患者の場合は、それが食事療法と並ぶ大切な治療法となります。

 

糖尿病患者にとって、第一の運動の効用は、血糖値が下がるという点にあります。その理由はいくつかあります。

 

運動の効用としてますいえるのは、運動をすると血糖が盛んに筋肉に取り込まれるということです。

 

 

しかも、取り込みの際にインスリンを必要としません。二重に、血糖コントロールの役に立つのです。

 

インスリン不足または作用不足になっている体にとって、インスリンを節約できることは大きな意味があります。

 

筋肉がついて、エネルギー消費量が増える

 

運動を続けていると、その運動にかかわる筋肉の量が増えていきます。

 

筋肉が増えれば、それを動かすためのエネルギー量も、より多く必要とするようになります。

 

 

つまり、血糖の消費量が増えるため、筋肉により多くの血糖が流れ込みます。

 

その結果、血糖値を下げることになるのです。

 

有酸素運動が血糖値を下げるのに有効

 

運動はグッと息をこらえて行う「無酸素運動」と、呼吸をしながら行う「有酸素運動」の2つのタイプに分けることができます。

 

無酸素運動は、使用するエネルギー源の違いによって、アデノシン三リン酸(ATP)系とグリコーゲン系に分類できます。

 

 

ATP系は、たとえば100m走のように瞬間的に強い力を必要とするタイプの運動で、ATPというエネルギー源が使われます。

 

ただし、ATPは長くても10数秒で枯渇します。グリコーゲン系は、グリコーゲンがエネルギー源として使われる運動で、たとえば200~400m走のような運動です。

 

 

有酸素運動の場合は、まずブドウ糖が、次いで脂肪酸とアミノ酸がエネルギー源になります。

 

エネルギー源の違いからもわかるように、ブドウ糖や脂肪酸、アミノ酸を消費することによってエネルギーを得る有酸素運動が、糖尿病の運動療法としては適しています。

 

また、無酸素運動は筋肉に短時間で強い力をこめる運動であり、血圧の急上昇を伴うため、だれでも安全に行える運動とはいえません。その意味でも、自分のペースを守りやすい有酸素運動が適しています。

 


 

薬物療法

 

インスリン非依存型では、食事療法と運動療法だけでは血糖コントロールができない場合に薬物療法を行います。

 

経口血糖降下薬を使う場合と、インスリン注射を行う場合があります。いずれの場合も、食事療法と運動療法を合わせて行うことが大事です。

 

 

経口血糖降下薬でもっともよく用いられているのがスルホニル尿素系薬です。

 

膵臓のランゲルハンス島β細胞を刺激し、インスリンの分泌を促進させる薬で、スルホニル尿素系薬で効果が薄れてきた人には、筋肉でのブドウ糖利用を促進するビグアナイド薬が使われています。

 

 

このほか、糖質の吸収を遅らせる糖吸収阻害薬もあります。

 

腸の中で糖質の分解・吸収のときに働くαグルコシダーゼ(酵素)の働きを抑えて、食後の血糖値が急速に上昇するのを防いでくれる薬です。

 

 

またインスリンの利用効率が悪くなる「インスリン抵抗性」を改善する薬(ピオグリタゾン)も登場しました。

 

インスリン非依存型でも、経口血糖降下薬で十分な血糖コントロールができない場合は、インスリン注射を行うこともあります。

 

また、インスリン依存型の場合は、経口血糖降下薬はまったく効果がないので、インスリン注射療法を継続しなければなりません。

 

 

40歳以上でlま10人に1人が糖尿病といわれています。生活習慣を改め、病気と上手につきあうことが大切です。

 

糖尿病(インスリン非依存型)の初期段階では、食事療法と運動療法など生活習慣の改善だけで治療できます。

 


 

 

糖尿病の市販薬

 

■摩耶堂 糖解錠 【第2類医薬品】

 

生薬エキス錠「糖解錠」 370錠【3個set】 【第2類医薬品】

14700円

生薬エキス錠「糖解錠」 370錠 【第2類医薬品】

4921円

 

●糖解錠は、 10種類の生薬からなる糖尿病薬で、 体内の末梢及び肝臓における糖の利用段階でのインスリン抵抗性を改善して、 血糖を穏やかに下げる働きがあります。
●糖尿病による諸症状(口渇、 頻尿、 多尿)を改善します。
●服用しやすい錠剤タイプです。

 

【効能・効果】 糖尿病

 

【用法・用量・使用方法】
15才以上…1回3~5錠を1日3~5回食前又は食間に服用してください。
15才未満は服用しないでください。

 

【使用上の注意】
●相談すること:
1.次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談してください。
 (1)医師の治療を受けている人
 (2)妊婦又は妊娠していると思われる人
 (3)胃腸の弱い人
 (4)高齢者
 (5)次の症状のある人
  むくみ、 食欲不振、 悪心・嘔吐
 (6)次の診断を受けた人
  高血圧、 心臓病、 腎臓病
2.次の場合は、 直ちに服用を中止し、 この文書を持って医師又は薬剤師
 に相談してください。
 (1)服用後、 次の症状があらわれた場合
 [関係部位:症状]
 皮ふ:発疹・発赤、 かゆみ

 消化器:食欲不振、 胃部不快感、 悪心・嘔吐
 まれに次の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の
 診療を受けてください。
 [症状の名称:症状]
 偽アルドステロン症:尿量が減少する、 顔や手足がむくむ、 まぶたが重くなる、
  手がこわばる、 血圧が高くなる、 頭痛等があらわれる。
 (2)1カ月位服用しても症状がよくならない場合 3.長期連用する場合には、
  医師又は薬剤師に相談してください。
3.次の症状があらわれることがあるので、 このような症状の継続又は増強が
 見られた場合には、服用を中止し、 医師又は薬剤師に相談してください。
 下痢

 

 

■ホノミ漢方 シノミッテルカプセル 【第2類医薬品】

ホノミ漢方 シノミッテルカプセル(しのみってるかぷせる)450カプセル【第2類医薬品】【RCP】

14700円

日本製です、安心です。糖尿病の漢方薬ホノミ漢方 シノミッテルカプセル(しのみってるかぷせる)150カプセル【第2類医薬品】【RCP】

5670円

 

【効能・効果】
糖尿病、血糖増加による口渇

 

【用法・用量】
大  人 1回3~5カプセル
1日2~3回随時服用

 

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