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糖尿病の原因・症状

目次

 


 

糖尿病の症状

 

糖尿病の症状

 

症状からみられるインスリン非依存型とインスリン依存型

 

インスリン非依存型糖尿病(2型)の場合、これといった症状が現れないことも多く、糖尿病であることになかなか気づきません。

 

ただし、病気が進行してくると、いろいろな症状が現れてきます。まず尿量が増え、トイレに行く回数も増えます。

 

 

この結果やたらと喉が渇き、飲み物を大量に飲むようになります。

 

 

血糖が高くなると、浸透圧の関係でからだの細胞に含まれる水分が血管の中へとひっぱられたり、尿をつくる過程で問題が生じて尿量が増え、脱水症状を起こすためです。

 

 

また、糖質が体内でエネルギーに変換されないため、やたらとおなかがすきます。

 

しかし、食べても食べても血糖値が上がるばかりで太りません。逆に体重が減ってきます。エネルギーが十分つくられないので疲れやすく、だるくなります。

 

 

さらに病気が進行すると、手足のしびれ・痛み、こむらがえり、立ちくらみといった神経障害の症状が現れます。

 

毛細血管の障害は目や腎臓にも現れ、積極的に治療しないと、網膜症や腎症など、さらに重い合併症を引き起こします。

 

一方、インスリン依存型糖尿病(1型)の場合は、ある日突然、多尿、喉が渇き、食欲低下、嘔吐、腹痛、倦怠感といった症状が現れます。

 

すぐにインスリン注射を打つなどの治療が必要です。

 

 


 

糖尿病の原因

 

原因にはインスリン非依存型とインスリン依存型があります。

 

糖尿病には、インスリンがまったく分泌されないインスリン依存型(IDDM)と、インスリンは分泌されるものの不足したり、十分に働かなかったりするインスリン非依存型(NIDDM)があります。

 

また、ほかの病気が原因となって、糖尿病になるケースもあります。

 

インスリン非依存型

 

日本の糖尿病患者の95%以上は、インスリン非依存型です。

 

遺伝的に糖尿病になりやすい体質の人が、過食、肥満、運動不足、ストレスなど問題の多い生活を続けていると、徐々に病気が進行していきます。

 

中高年に多いことから、成人型糖尿病ともよばれていましたが、最近では若い人や子どもにもみられます。

 

インスリン依存型

 

インスリン依存型は、ある日突然、症状が出ます。

 

日本人には少ないタイプですが、子どもや若者に比較的よくみられます。

 

インスリンは膵臓のランゲルハンス島のβ細胞とよばれるところでつくられますが、なんらかの理由で障害が起きると、インスリンが分泌されず血糖値が急上昇します。

 

この状態を放置すると糖尿病性昏睡とよばれる昏睡状態におちいり、生命が危険になることもあります。

 

ランゲルハンス島β細胞が障害を受ける原因は、ウイルスの感染、あるいは自己免疫反応の結果と推測されます。

 

自己免疫反応とは、本来異物をからだから排除するために起こる免疫反応が、誤って自分のからだを攻撃してしまうことです。

 

糖尿病が発症するメカニズム

糖尿病患者の95%以上を占めるインスリン非依存型(NIDDM)の場合、近親者に糖尿病患者がいるなど糖尿病の遺伝的要因に、運動不足や食べすぎ飲みすぎなどによる肥満のためインスリンの感受性が低下したり、加齢とともに膵臓の働きが低下したり、ストレスでホルモンの分泌が促進され血糖値が上昇するなどの誘因が加わり、発症に至ります。

 

中高年に糖尿病患者が多いのは、こうした誘因が重なりやすいためといえます。

 


 

 

 

 

肥満そのものも糖尿病の大きな原因

 

肥満そのものも糖尿病の大きな原因

 

過食、運動不足などは肥満を招き、結果として糖尿病につながりますが、肥満そのものも糖尿病の大きな原因です。

 

肥満はエネルギー過剰になり、皮下の脂肪細胞に脂肪がどんどん蓄えられ、細胞がふくらんだ状態のことです。

 

 

こうした状態の脂肪細胞では、インスリンをキャッチするインスリン受容体の数が減り、インスリンが十分に働かなくなるのです。

 

肥満にはこうした皮下脂肪型肥満のほか、おなかの中の臓器に脂肪がくっついた内臓脂肪型肥満もあります。

 

いわゆる中年太りの場合、多くが内臓脂肪型肥満で、インスリンの働きが低下します。

 

血糖値が高いうえに内臓脂肪型肥満の人は要注意

 

近年、「メタボリックシンドローム」という言葉が知られるようになりました。これは「内臓脂肪症候群」ともいわれています。

 

腹部の皮下組織と筋肉との間にたまる「皮下脂肪」に対して、腹腔の中で内臓を包むようにしてたまる脂肪を「内臓脂肪」ともいいます。

 

 

この内臓脂肪が過剰に蓄積されると、糖尿病や脂質異常賞、高血圧なども生じやすくなり、これらの要因が重なると、動脈硬化が急速に促進する人が多くなります。

 

これが、メタボリックシンドロームです。40歳以上の男性の2人に1人、同じく女性の5人に1人が、メタボリックシンドロームまたはその予備軍であると推測されています。

 

 

メタボリックシンドロームは、腹囲が基準値を超えることが診断の必須条件ですが、その構成要因である、高血糖、脂質代謝異常および、高血圧は、それぞれ単独でも動脈硬化の原因になります。

 

また、それぞれの異常の度合いが軽くても、それらが重なって存在すると動脈硬化につながる恐れは低くありません。

 

 

動脈硬化が進行すると、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞、足などの壊疽の原因となる閉塞性動脈硬化症など、生活の質を低下させたり、生命の危険を伴ったりする恐れのある病気につながります。

 

したがって、糖尿病でなく、境界型であっても油断は禁物です。

 

内臓脂肪が血糖値を上昇させる

 

肥満(内臓脂肪型肥満)の人は、なぜ糖尿病になりやすいのか。これにはいくつか理由があります。

 

まず肥満があると、筋肉細胞や脂肪細胞にあるインスリン受容体の働きが悪くなります。また受容体の数も減少します。

 

 

その結果、インスリンの作用がうまくいかなくなります。これが「インスリン抵抗性」です。

 

脂肪細胞からはインスリンの働きを活発化させるアディポネクチンという物質が分泌されていますが、内臓脂肪が過剰になると、その分泌量を上昇させる要因になります。

 

さらに、内臓脂肪が増えると血中の遊離脂肪酸量も増えますが、これはインスリンの働きを阻害する要因になります。これらが重なって、血糖値が上昇するのです。

 


 

 

肥満・高血糖になりやすい食事
  • 甘いものが大好きだ
  • 揚げ物など油を使った料理が大好きだ
  • 脂肪の多い肉が大好きだ
  • 野菜はあまり食べない
  • 朝食か昼食を抜くことが多い
  • 夕食はボリュームたっぷりだ
  • 好きな物しか食べない
  • スナック菓子をよく食べる
  • 3度の食事が不規則だ
  • よくまとめ食いをする
  • 果物を好んで食べる
  • アルコールを毎日のように飲む
  • おやつや夜食を欠かさない

 

運動不足が、血糖値を上昇させる肥満の原因に

 

エネルギーのうちの一定量は、運動によって消費されます。運動する習慣がないと、エネルギーの消費が少ない状態が続きます。

 

運動する習慣のない人が、運動するする習慣のある人と同じ分量のエネルギー源を摂取していれば、当然、エネルギー源は余り、最終的には脂肪として蓄積されることになります。

 

 

また、運動する習慣があると、筋肉が太く発達します。筋肉は、代表的なエネルギーの消費器官です。

 

運動する習慣がなく、筋肉が細いと、同じように体を動かしても、エネルギー消費は太い筋肉をもつ人より少なくなります。

 

そのような意味からも、運動不足は肥満を助長し、血糖値を上昇されます。

 

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