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多毛症の治療(脱毛・ムダ毛の処理)

 

多毛症の治療(脱毛・ムダ毛の処理)

 

医学的な治療と美容的な対処

 

多毛症は、診断はやさしいけれども、治療は難しいといわれます。医学的な治療のほか美容面からも対処します。

 

腫瘍をとり除く外科療法

 

卵巣腫瘍、副腎腫瘍が多毛の原因とされる場合は、外科的手術で腫瘍を摘出します。

 

原因はとり除かれますが、多毛が残るケースがあります。多のう胞性卵巣症候群では卵巣の手術を行います。

 

排卵障害は治りますが、多毛が残る例は少なくありません。

 

ホルモン剤による薬物治療

 

腫瘍以外の卵巣や副腎の機能亢進では、ホルモン分泌を抑制するデキサメサゾンやエストロゲンといったホルモン剤による抑制療法を行います。

 

体質的、生理的な多毛症には、抗アンドロゲン剤やピルを投与します。抗アンドロゲン剤では50%に、ピルでは30%に除毛の必要がなくなったという報告があります。

 

ほかにゴナドトロピン放出ホルモンやグルココルチコイドなどの薬剤を用いますが、効果は十分とはいえないようです。

 

美容面からの対処

 

外科療法や薬物療法で効果がないケースや、背後に異常が認められない多毛は、美容面から対処します。

 

【シェービング】

一番手軽で無難な方法です。頻繁にそっても毛が太く濃くなる心配はありません。濃くなったように見えるのは、細い毛先がカットされ、毛の断面の太さのまま毛が成長するからです。

 

なお、かみそりで皮膚に細かい傷をつけやすいので、そり終わったら水分を補い、肌のケアをしましょう。

 

【毛抜きで抜く】

そり残した部分を抜くなど補助的に用います。

 

毛根部を刺激するため、雑菌による炎症を起こしやすいので注意しましょう。

 

【脱毛クリーム】

クリームに含まれるアルカリ成分が肌を傷めることがあるので、使用するときはパッチテストを行います。

 

注意書きをよく読んで用いましょう。

 

【脱色剤】

脱色剤はすべてアルカリ性なので肌を荒らします。

 

脱色する前に、必ずクリームなどで肌を保護しておきます。

 

【電気脱毛】

毛にそって針を刺し入れ、電気を通して毛根を焼いて、再び毛が生えてこないようにするものです。

 

いくつかの方法がありますが、小林式絶縁針という針を使えば皮膚表面をいためず、永久的な脱毛が可能です。

 

知識や技術のない人が行うと、傷あとが残ることがあるので、必ず脱毛を行っている医療機関で受けましょう。

 

【レーザー脱毛】

黒色だけに反応するロングパルスアレキサンドライトレーザーなどを使い、メラニン色素のある毛母細胞を破壊するものです。

 

数回続けると、毛の再生力を抑えることもできます。皮膚を傷めないのもメリットです。

 

 

 

 

 

 

ステロイドホルモンを服用したら発毛してきたのですが、どんな治療法がありますか?

ステロイドホルモンは副腎皮質ホルモンです。ホルモンの過剰摂取は体内のホルモンバランスを乱して、多毛の原因になります。

 

例えば、うなじに脂肪がつき、顔は丸くなり、おなかが突き出て皮下出血を起こす、クッシング症候群という病気があります。

 

 

これは副腎皮質ホルモンであるコルチゾールが慢性的に分泌される病気で、症状の一つに多毛があります。ステロイドホルモンの使用はこの病気と同じ状態をひき起こします。

 

ホルモン剤をやめれば多毛も消失します。不必要な長期間の服用は避けましょう。

 

ピルは多毛の治療薬だそうですが、20代でも使ってよいのでしょうか?

40歳以上の多毛の女性がEP製剤(ピル)を服用したところ、50%に効果があり、30%に除毛の必要がなくなったという報告があります。

 

しかし、この年代はそろそろ卵巣機能が低下していく時期で、多毛になりやすいのです。

 

 

ピルによってホルモンを補充し、ホルモンバランスを整えた結果、多毛の症状が消えたのでしょう。

 

しかし、20代の女性がピルを用いるとかえってホルモンのバランスを崩すので使用しないほうが無難です。

 

両ワキ脱毛

 

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