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ホルモンと体毛の関係・女性の体内の男性ホルモン

目次

 


 

ホルモンと体毛の関係

 

ホルモンと体毛の関係・女性の体内の男性ホルモン

 

アンドロゲンが体毛を成長させる

 

思春期以前のからだは、手のひら、足の裏やかかと、生殖器など以外は、全身が体毛で覆われています。

 

体毛は成長とともに性質が変わりますが、特に思春期を迎えるころ、大きな変化が現れます。

 

 

男女ともに、それまでなかった腋の下や外性器周辺に性毛が生えてきます。男女にみられるので両性性毛といいます。

 

性ホルモンの働きが活発になるため、男性では、男性性毛といわれる男性特有の口髭やあご髭、胸毛などがみられるようになります。

 

 

体毛に変化を引き起こすのは、性ホルモンの一つであるアンドロゲンという男性ホルモンです。男性ホルモンは、女性でも少量ですが副腎と卵巣でつくられ、分泌されています。

 

 

このアンドロゲンと女性ホルモンであるエストロゲン(卵胞ホルモン)、プロゲステロン(黄体ホルモン)が女性の発毛や体毛の成長に関係します。

 

 

アンドロゲンは、恥毛や腋毛などの体毛を成長させ、頭髪の脱毛を促します。

 

これに対して、エストロゲンは頭髪の成長を促し、アンドロゲンの働きを抑制して体毛の成長を抑えます。プロゲステロンはエストロゲンの働きを抑制します。

 

 

男性に比べて、女性の体毛が細く軟らかくて薄く、また、髭や胸毛が生えないのは、女性ホルモンの働きによります。

 

一般に女性では、女性ホルモンと男性ホルモンの割合が20対1のときに、最もバランスがとれ、女性らしい体毛の性質を示すといわれます。

 

 

 

女性の体内の男性ホルモン

 

ホルモン名

男性化作用

できる場所

デヒドロテストステロン(DHT)

最強

卵巣と副腎より多少分泌。主に肺、皮膚で先駆物質から変換されたもの
アンドロステンジオール

副腎で分泌、末梢組織で先駆物質から変換
テストステロン

中等度

ほぼ半分は末梢で変換されて生じたもの。ほかは卵巣と副腎より分泌
アンドロステンジオン

弱い

約10%は末梢で変換。ほかは卵巣と副腎より50%程度ずつ分泌
デヒドロエピアンドロステロン

弱い

副腎から約80%~90%、残りは卵巣から分泌

 

女性の場合、男性ホルモンは主に副腎と卵巣でつくられ、血液中に分泌されます。男性ホルモンの種類によって男性化作用の強弱が異なります。

 

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