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ニキビの症状(初期症状・中等症・重症)と、ニキビと似た症状など

目次

 


 

こんな症状に注意
  • 皮膚が脂っぽく、不潔になりやすいタイプですか?
  • ストレスを感じやすい性格ですか?
  • 便秘になるときがありますか?
  • ほおや額、あご、背中の真ん中などにブツブツがありますか?
  • 毛穴が白く見えますか?
  • 毛穴が硬くて黒く見えますか?
  • 毛穴が赤く、炎症を起こしていますか?

 

ニキビとは?

 

ニキビの症状・原因・治療・予防

 

思春期の到来とともに発症する

 

ニキビは、正式には尋常性ざ瘡といいます。ニキビについて、約4,000年前に書かれた書物もあり、古くから医療の対象になっていたと考えられています。

 

しかし、いまだにすべては解明されておらず、各国で研究が進められています。

 

 

ニキビは、毛のうという皮膚の中で毛根を包んでいる袋状の組織に皮脂がたまって発症します。ほとんどは思春期の到来とともに発症し、25歳ごろまで続くことが多いようです。

 

重症のニキビは、思春期の男子で19.5%、女子では18.2%、軽症や、中程度のニキビは、男子の90%、女子の80%というかなり高い確率で発症しています。近ごろでは子どもの発育が早くなっているため、小学校の高学年で発症することも少なくありません。

 

 

このように、思春期に発症することがほとんどですが、なかには、25歳から45歳までの人にも発症し、この年代の約20%にみられるという統計もあります。

 

程度の差はありますが、ほとんどの人は一生のうちに一度はニキビを発症した経験があるため、生理現象のひとつとも考えられています。

 

 

また、生死にはまったく関係しないことなどから、軽く考えがちなのですが、思春期の子どもは精神的に不安定になりやすく、美しくありたいと思う時期でもあるため、ニキビができることで本人が受ける苦痛や劣等感はかなり深刻なものだと考えられます。

 

ニキビ症状が強いようなら、早めに医師にみてもらいましょう。ニキビが重症化するほど、治った後にあとが残るようになるので、適切な家庭での手当てや、積極的に皮膚科医の治療を受けることが望ましいです。

 

 

ニキビできるメカニズム・成り立ち

 

ニキビできるメカニズム・成り立ち

 

思春期になると、男性ホルモンの影響などで皮脂の量が増え、毛穴の出口が皮脂や死んだ皮膚の細胞(角質)などでつまります。

 

毛穴の出口が閉塞すると、毛のうという毛根を包んでいる袋状の組織の中にアクネ桿菌(かんきん)という細菌が増殖し、皮脂の分泌や毛穴の角化が促進されるため、ニキビが悪化します。

 

さらに症状が進むと、白血球が集まってきて炎症を起こします。

 

 


 

ニキビの症状

 

悪化すると炎症を起こし赤ニキビになる

 

ニキビの症状は重症度によって次のように分けられます。

 

ニキビの初期症状

 

思春期に入ると皮脂の分泌が増え、毛のうが拡大し、毛のうの出口がケラチン(角質)とよばれる皮膚の死んだ組織に含まれる繊維性の硬タンパク質と皮脂でつまり、黄灰色や黒灰色の針の頭程度の大きさをした点状の皮疹ができます。

 

これは、コメドーとかブラックヘッドとよばれるニキビの芯です。この状態を「黒ニキビ」といいます。コメドーが黒くなるのは、中につまったケラチンが空気に触れることで化学的に変化するためだと考えられています。

 

 

コメドーを指先などで圧迫してみると、ケラチンと皮脂の混ざったものが押し出されてきます。コメドーを形成せずに小さな硬い結節をつくり、白く盛り上がってくることもあり、これが「白ニキビ」です。

 

こういった初期症状は、顔や首、前胸部、背中などに発生します。

 

中等症のニキビ

 

初期症状が進むとふだんから毛穴の中にいるアクネ桿菌などの細菌が増殖し、エサにしている皮脂が分解されて遊離脂肪酸がつくられ、その刺激によって毛穴は狭くなります。

 

こうした悪循環から白血球がその部分に集まって炎症を起こし、これが「赤ニキビ」とよばれています。

 

重症のニキビ

 

炎症がひどくて大豆よりも大きくなったり、周囲の毛のうにも炎症が及んで大きな青紅色の硬い皮疹になると、硬結性ざ瘡とよばれます。

 

炎症が強いほどニキビが治ったあとに色素沈着やアバタのようなくぼんだ瘢痕(はんこん)を残すことになります。

 


 

ニキビと似た症状

 

ニキビに似た症状が出るのですが、思春期のホルモンバランスなどが原因となるニキビとは異なる疾患があります。こういった疾患をざ瘡様発疹といいます。

 

 

ざ瘡様発疹は主に、次のような薬物の副作用で起こります。

  • かゆみを伴う皮膚炎に使われる外用ステロイド剤の副作用
  • ヨードチンキ消毒液などヨウ素を含んだハロゲン化合物の副作用
  • INAHという結核の内服治療薬の副作用や、結核菌によって顔面にニキビに似た発疹ができることもある。

 

また、職業上扱う機械油や鉱物油、塩化炭化水素(クロールナフタレン、ペンタクロロフェノール)などが皮膚に直接付着することで、ニキビに似た湿疹が出ることもあります。

 

化粧品や、油性整髪料、石鹸などが体質によっては刺激となり、ニキビのような症状が出ることもあるようです。こういった疾患は、原因となる物質の使用をやめることで治ります。

 

マラセチア毛包炎

 

毛のうに皮脂や汚れがたまるとニキビができますが、ニキビによく似た発疹を起こす病気にマラセチア毛包炎があります。

 

マラセチア毛包炎は、皮脂の分泌が盛んな部分に常在するマラセチアという真菌(カビの一種)が毛穴の中で増殖し、ニキビのような発疹をつくります。

 

 

マラセチアは脂質を好むカビなので、皮脂の分泌が良好な肌の毛穴でよく増殖します。

 

通常はニキビのできない耳の下から側頸部にかけてできやすいのが特徴です。誘因としては、保湿性が高く油分の多いリンスやコンディショナーなどを使った後に、額や側頸部の皮膚に残っている溶液を十分に洗い流さないことがあげられます。

 

 

スポーツなどで多量の汗をかく人や若い女性に多くみられます。真菌感染なので、ニキビと同じ治療ではなかなか治りません。

 

よく皮膚を洗った後、抗真菌薬を塗ると軽快します。予防には、洗髪後に皮膚に残っている溶液を十分に洗い流すことが大切です。

 


 

2歳、3歳児のふきでもの

 

新生児から3歳くらいまでの男の子の、ほおや顎などにニキビができることがあります。これは、新生児ざ瘡とよばれるもので、母体からのホルモンの影響で起こります。

 

数か月以内で自然に治りますので心配はありませんが、入浴などは欠かさず清潔を保ちたいものです。

 

 

よく、アトピー性皮膚炎ではないかと、勘違いすることもあるようですが、アトピー性皮膚炎のようにかゆみはなく、手足には異常がないのが特徴です。

 

ニキビは思春期を過ぎればしだいに消えていくものです。しかし、治療が遅れたり、無理につぶしたりすると、そのあとが一生残ることになってしまいます。

 

子どもが不用意にニキビをつぶさないよう注意をし、適切な治療を受けるようにしましょう。また、思春期という難しい年齢に多発するため、子どもの心理状態もよく理解して接するとよいでしょう。

 

 

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