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主婦湿疹(手湿疹)の原因 皮膚障害や洗剤によるバリヤ破壊が原因

目次

 


 

主に水仕事によって起こる手荒れを主婦湿疹とよびます。洗剤などで皮膚の防御機能が壊されることが原因です。

 

主婦湿疹とは?

 

主婦湿疹(手湿疹)の原因 皮膚障害や洗剤によるバリヤ破壊が原因

水仕事で起こる手の皮膚炎

 

主婦湿疹は、文字どおり洗剤を使用する水仕事の多い主婦に起きやすい手荒れを指します。

 

正式には慢性刺激性接触皮膚炎といい、結婚や出産、一人暮らしなどで急に水仕事が増えた若い女性に現れやすいものです。

 

 

主婦湿疹の主な要因は、水仕事による手への慢性的な刺激です。炊事や洗濯などの家事負担が大きかったころは患者数も多く、症状の悪化もめずらしくありませんでした。

 

電化製品の普及などによって、主婦の水仕事が軽減するにつれて症状は軽くなり、患者数も減少してきています。

 

 

調理師や美容師など、洗剤や水、薬品をよく使う職業の人には、主婦湿疹と同様の症状が多くみられます。

 

そこで、主婦湿疹とはよばずに、手の湿疹の総称である手湿疹が適しているという考えも多いようです。

 

 

水仕事以外の要因としては、特にアトピー体質との関連性がとり上げられるようになっています。

 

主婦湿疹の患者の多くがアトピー性皮膚炎であったことがわかったためで、主婦湿疹とアトピー性皮膚炎には相関性があるという調査結果も出ています。

 

手湿疹患者を職業別にみる

 

手湿疹患者を職業別にみる

 

大学病院の皮膚科を訪れた患者のうち、手湿疹を起こしているのは主婦が圧倒的に多いことがわかります。

 

 

主婦湿疹の原因

 

皮膚のバリヤが破壊される

 

主婦湿疹の多くは、洗剤を使う水仕事で表皮が刺激され、炎症を起こすものです。

 

主婦湿疹を含む広い意味の手湿疹も、さまざまな刺激による炎症です。

 

皮膚障害が起こるメカニズム

 

皮膚の一番外側には、死んだ細胞の集まりである角質層があって、外部の刺激から皮膚を守っています。また、皮膚の表面には皮脂腺から分泌される脂で皮脂膜がつくられ、皮膚の水分を保つと同時に、外からの異物の侵入を防ぐ働きをしています。

 

皮膚障害は、皮脂膜という皮膚を守るバリヤが破壊されることで起こります。

 

 

バリヤが破壊されると、表皮細胞に保たれていた水分が奪われ、皮膚が乾燥してきます。さらにバリヤが破壊されるときに加わる刺激によって炎症が起きるため、患部に刺激を与え、症状が悪化していきます。

 

バリヤの修復ができないうちに、新たなバリヤ破壊が起き、悪循環となってしまうのです。

 

洗剤の成分である界面活性剤による皮膚障害

 

洗剤の成分である界面活性剤は、本来なら分離してしまう水と油脂を混ぜ合わせるための化学物質です。

 

洗剤を使えば界面活性剤の作用で、手の皮膚を守っている脂分も水に溶けてしまいます。

 

 

天然の植物成分を配合し肌にやさしいといわれる製品にも、界面活性剤が含まれていることが多く、多少刺激が弱まるものの、やはり皮膚の脂分を溶かして皮膚を乾燥させ、手荒れを起こします。

 

皮膚表面の皮脂膜のバリヤが洗剤で破壊されると、炎症が起こりやすくなります。バリヤの異常が、主婦湿疹を招くことになります。

 

水仕事以外の素因

 

主婦湿疹は水仕事によるバリヤの破壊が原因ですが、水仕事をすれば誰もが皮膚炎を起こすというわけではありません。ほかにアトピー体質が要因としてかかわっていると考えられています。

 

アトピー体質の場合は、肌が乾燥しやすいためにバリヤが破壊されやすくなっています。水仕事など、特に炎症を起こす要因がなくても、少しの刺激でバリヤが破壊されて、手荒れが起きます。アトピー体質による手湿疹をバリヤ病とよぶこともあります。

 

 

手湿疹にはアレルギーが原因となるものもあります。

 

異物の侵入を防いでいたバリヤが破壊されることによって、ほこりやダニ、金属、ウイルスや細菌など、さまざまな刺激物が抗原として皮膚の中に入り込み、皮膚に刺激を与えます。

 

すると接触した原因物質に過敏な人はアレルギ一反応を起こし、炎症やかゆみなどの症状を伴う手湿疹が現れます。

 

 

洗剤や水以外、身の回りのどのような物で接触皮膚炎になるのですか?

接触皮膚炎は、外部の物質と皮膚が直接接触して生じる皮膚炎のことをいい、原因となる物質の種類によって三つに分類されます。

 

化学薬品などに直接触れて起きるのは急性刺激性接触皮膚炎です。

 

主婦湿疹のように弱い刺激を繰り返し受けることによる炎症は、慢性刺激性接触皮膚炎とよばれます。

 

接触した物質に過敏な人だけに症状が出るものをアレルギー性接触皮膚炎といいます。

 

原因となる物質は、毒物や薬物のような化学物質から、洗剤類などの家庭用化学薬品、化粧品やせっけん、シャンプー、衣類や金属の装身具などの身につける物、植物などさまざまな物があり、身の回りにあるほとんどの物が原因物質になり得ます。

 

そのため、接触皮膚炎の真の原因を探し当てることは容易ではありません。

 

 

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