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急に歯が痛くなったときの応急処置

目次

 


 

急に歯が痛みだしたときは、虫歯が歯髄の近くにまで及んでいる証拠です。一時的に痛みが治まっても歯科で治療を受けましょう。

 

急に歯が痛くなったときの応急処置

 

急に歯がズキズキと痛む時

 

歯が痛くなったときの応急処置1

 

虫歯が急に痛み出したときには、まずブラッシングを徹底して

 

口の中に残っている食べかすなどをきれいに除去します。

 

 

歯が痛くなったときの応急処置2

 

ぬるま湯や口腔洗浄剤などで、口中十分に洗浄します。

 

そして痛む虫歯の穴に、清潔な脱脂綿をつめておきます。

 

 

歯が痛くなったときの応急処置3

 

虫歯が炎症を招いて、あごやほおなどに腫れが生じているときは

 

その部分に冷湿布をして、熱を逃がすようにしましょう。

 

 

歯が痛くなったときの応急処置4

 

歯に痛みが現れたときは、虫歯が神経を刺激する場所まで深く進行している証拠です。

 

なるべく早く歯科医の診察・治療を受けてください。

 

 

冷たい水が歯にしみるとき

冷たい飲み物や空気などが、歯にしみることがあります。これは歯の表面のエナメル質が薄くなり、知覚過敏を起していたり、初期の虫歯があるということを示しています。

 

まず、口の中の冷たい水を吐き出します。それでもしみるようなら、ぬるま湯を含んでみます。

 

また、食後のブラッシングを徹底して、口の中を清潔に保つことを心がけてください。

 

歯が少ししみる程度なら、まだ虫歯の初期段階です。侵食が進まないうちに、なるべく早く歯科で治療を開始するようにしましょう。

 


 

注意事項

 

■虫歯の痛みは、突然現れることが多いものです。市販の虫歯治療薬を用いたり、クレオソートの丸薬を虫歯につめたりして痛みを抑えることもできますが、それで虫歯が治ることはありません。痛みが現れたら、なるべく早く歯科で治療をしましょう。

 

■民間療法では、さまざまな「虫歯の痛み止め法」が伝えられています。

 

例えばウイスキーを脱脂綿に浸して虫歯につめる、ニンニクをすりおろして虫歯につめる、梅干しの果肉をごはん粒と練って、布にのばしてほおに当てるなどがあります。

 

どれも特に害はないものの、一時しのぎにすぎません。

 

虫歯はどうして起こるのか

歯は、表に出ている歯冠部(しかんぶ)と、歯肉と歯槽骨(しそうこつ)に埋まった歯根部に分けられます。

 

歯冠部の表面はエナメル質で覆われていて、その下に象牙質の層があります。

 

一方の歯根部は、セメント質で象牙質が覆われていて、歯根膜で歯槽骨と結合しています。

 

 

歯の中心には、一般に「神経」とよばれる歯髄が通っています。

 

虫歯は、歯が表面から侵食されていくことで、医学的には齲蝕(うしょく)といいます。

 

歯に付着した食べかすに、主にストレプトコッカス・ミュータンスという細菌が繁殖して有機酸を産生し、歯の硬組織を破壊してしまうのです。

 

虫歯の進行度で痛みが違う

 

歯がズキズキと痛むのは、侵食が歯髄の近くにまで及んだときです。

 

虫歯は、その進行度によってC1~C4の4段階に分けられています。

 

C1

C1は、侵食がまだエナメル質にとどまっている初期段階で、自覚症状はほとんどありません。

 

この段階で治療を開始すれば、歯は長もちします。

 

C2

C2は、象牙質まで侵食が進んだ段階です。

 

歯髄にも影響するようになり、冷たい飲み物や空気などの刺激で、一過性の鋭い痛みやしみるような感じがします。

 

C3

C3は侵食が歯髄の近くに及んだ段階で、急性歯髄炎を起こして、ズキズキと痛みます。

 

侵食によって神経がむきだしになっているので、歯髄を除去しなければなりません。

 

「神経を抜く」というのは歯髄を除去することです。慢性歯髄炎になると強い痛みはいったん治まりますが、一時的な小康状態にすぎません。

 

C4

C4は、侵食が歯根に達してしまった状態です。放っておくと、歯髄炎は全部性壊死に陥ります。

 

根尖性歯周炎を誘発し、炎症は顎骨にも及びます。歯髄の除去やつめ物をする根管充填ではすまず、抜歯が必要になるケースもあります。

 

歯が急に痛みだしたときは、侵食がすでに歯髄近くに及んでいるということです。

 

虫歯が自然に回復することはありえませんから、なるべく早く歯科で処置を受けるようにしましょう。

 

虫歯の予防は食後の歯磨き(ブラッシング)

 

虫歯の予防は、十分に可能です。

 

まず、食後の歯磨き(ブラッシング)を徹底するようにしましょう。プラークコントロールをしっかりとしていれば、歯垢(プラーク)がたまるのを防ぎ、細菌の繁殖を抑えることができます。

 

 

歯に多量のプラークが付着すると、ブラッシングだけではなかなか取りにくくなります。

 

プラークに、唾液中のカルシウムやリンなどが沈着すると、石のように硬くなってしまいます。これが歯石で、もうブラッシングでは除去することはできません。歯科でのスケーリングが必要となります。

 

 

痛みなどの自覚症状はなくても、健康診断と同様、歯も定期的に健診を受けることが大切です。

 


 

歯の欠損を補う方法

 

虫歯の治療は、病巣部の除去と人工材料による補填が基本となります。虫歯を削ったら、欠損した部分を補うことが必要です。

 

前歯の場合は、人の目に触れる部分なので審美性を重視し、コンポジレット・レジン、グラスアイオノーマセメント、セラミックスなどが使われます。

 

 

臼歯(奥歯)の補填には、主に咬合圧(こうごうあつ)に耐えられる金属材料が用いられます。

 

虫歯による侵食が歯根まで及んでいるときは、歯は相当に削られます。そうなると、人工歯冠(クラウン)をかぶせるようになります。

 

 

抜歯したときは、代わりの歯を入れることになります。いわゆる義歯です。

 

1~3本、抜歯したときには、前後の残存する歯に橋をかけるようにして固定するブリッジ方式がとられます。

 

 

高齢になって多数の歯が抜けてしまったときには部分床義歯、歯が全部抜けてしまったときには全部床義歯、いわゆる総入れ歯となります。

 

顎骨に人工歯根を埋め込んで、それを土台に歯を形成するインプラントという方法もあります。

 

歯磨きのとき歯茎から血がでる

 

歯磨きしていて歯茎から血が出るときは、歯周病を起こしている可能性が高いです。

 

歯周病は虫歯ではなく、歯の周辺組織の感染症です。

 

 

虫歯を引き起こすケースも少なくありません。

 

口腔内の常在菌がプラークを形成し、歯肉にだけ炎症が起こるのが歯肉炎の段階で、赤くなったり、腫れたりします。

 

進行して、歯と歯肉の間に歯周ポケットとよばれるすき間ができてくると、歯周炎の段階です。

 

 

歯槽膿漏ともいわれ、発赤、腫れに加えて歯周ポケットからの出血がみられるようになり、膿が出たり、歯がぐらぐらし、歯肉の退縮、口臭なども起こります。

 

歯周病を起こしている歯肉が歯磨きによって刺激されると、すぐに血が出るようになります。

 

 

歯周病の大きな原因は、虫歯と同じく口中の不潔です。虫歯予防は、歯周病の予防にもつながります。

 

出血があるからといって、歯磨きを控えないでください。むしろ歯肉をやさしく十分にマッサージすることで、うっ血を改善し、歯と歯肉の健康をとり戻すことができるのです。

 

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