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気をつけておきたい舌の病気に舌がんや舌炎があります

目次

 


 

そのほかの舌の病気

 

気をつけておきたい舌の病気があります。なかでもおそれられている病気が舌がんです。

 

舌がんはほかのがんと異なり、目に見える場所にできるため、自分でも発見できるケースが多くあります。

 

舌炎は良性疾患ですが、舌がんに移行するケースもあります。

 

舌がん

 

気をつけておきたい舌の病気に舌がんや舌炎があります

 

口の中のがんで最も多いのが舌がんです。

 

舌がんは舌縁にできやすく、奥歯のそばに最も多く発生します。特に50~60代の男性に多くみられます。

 

 

目に見えるびらんを伴ったり、膨隆したり潰瘍を形成するなど多様な症状が現れます。早期は無痛ですが、潰瘍を形成するものは早くから疼痛(とうつう)があります。

 

進行すると、舌を動かせなくなり、言語障害に陥ったり、開口も困難になります。

 

舌がんの原因

原因はまだよくわかっていませんが、虫歯や金属冠の鋭縁、入れ歯、矯正装置など、各種の慢性の刺激が続くと、起こりやすくなるといわれています。

 

数パーセントですが、舌白板症舌炎などから移行するケースもあります。また、喫煙や飲酒も舌がんの誘因です。

 

舌がんの治療

外科療法、放射線療法、抗がん剤による化学療法、免疫療法などを組み合わせた治療を行うのが一般的です。

 

 

舌炎とは舌だけに現れる口内炎

 

口の粘膜に炎症ができ、ときに水疱(すいほう)が生じたり、びらんや潰瘍ができたりするものを口内炎といいます。

 

そのうち、舌だけに現れる口内炎を舌炎とよんでいます。

 

舌炎の原因

舌炎も舌苔同様、原因が口の中にある場合と、ほかの病気の症状として起きるケースと二つのタイプがあります。

 

口の中の原因としては、細菌やウイルスによる感染があります。風邪をひいたときや疲れているときなどは、症状がひどくなる傾向があります。

 

病気が原因で起こるものとしては、鉄欠乏性貧血によるプランマー・ビンソン症候群の一症状としての舌炎、ビタミンB12の欠乏で起きるハンター舌炎などがあります。

 

舌炎の治療

対症療法が中心になります。

 

口腔内を清潔にして、抗生物質などを服用し、休養と栄養バランスのよい食事をとることが必要です。

 

また、病気が原因のものについては、鉄剤やビタミン剤などにより、原疾患の治療をします。

 

 

症状からみる主な口腔粘膜疾患

 

 

症状

病名

白斑
  • 白斑が口腔内の各所の粘膜に散在。こすっても取れない
  • 白色の膜のようなものが口腔内の各所の粘膜に散在
  • 舌背にみられる地図状の赤色斑
  • 舌背が全体的に白く見える
  • 白板症
  • 口腔カンジダ症
  • 地図状舌
  • 舌苔
色素沈着
  • 舌背の乳頭が明らかに延長。褐色ないし黒色に見える
  • 毛下症
紅斑
  • 紅斑だけ(単純性紅斑)
  • 紅斑を伴った炎症性紅斑(角化性紅斑)
  • 浮腫の強い紅斑(隆起性紅斑)
  • 浸潤硬結を伴った紅斑(硬結性紅斑)
  • ほおや舌、唇、歯肉に光沢のある鮮紅斑
  • 口内炎の初期症状
  • 口腔扁平苔癬
  • 薬疹、多形滲出性紅斑
  • 肉芽腫性口唇炎
  • 紅板症(紅色肥厚症)
水疱
  • 唇の皮膚粘膜移行部に数個の小水疱
  • 幼児の口腔前方部の歯肉、唇、舌尖部に水疱
  • 口腔アフタと手足の小水疱
  • 咽頭部に多発する水疱
  • 口唇ヘルペス
  • ヘルペス性口内炎
  • 手足口病
  • ヘルパンギーナ
びらん
  • 白い線状や網状の内側に発生し、痛みがある
  • 舌縁部に発生
  • 口腔扁平苔癬
  • 舌がんなど口腔がんの初期症状
潰瘍
  • 円形また類円形。直径1mmから数ミリメートル
  • 硬結はない
  • 辺縁は隆起し、硬結や痛みを伴う
  • アフタ性潰瘍
  • 褥瘡性潰瘍
  • 舌がんなどの口腔がん(初期症状は痛みはない)

 

舌は昔から健康のバロメーターとして注目されてきました。

 

東洋医学では舌診といって舌で診断する方法もあり、西洋医学でも多くの診断に役立てています。

 

舌は味覚や咀嚼など、健康づくりの源である毎日の食事にも重要な役割を担っています。

 

舌の状態がいつもと違うと思ったときは、積極的に受診しましょう。

 

できれば口腔外科を訪ねるのが望ましいのですが、耳鼻咽喉科や内科でもよいでしょう。

 

舌のトラブルの多くに、口腔内の不衛生が影響します。日ごろから口の中の清潔を保つように心がけましょう。

 

 

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