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口渇・口と喉の渇きの原因・治療・予防|多くは水分の不足から起こる

目次

 


 

多くは水分の不足から起こりますが、根本的な治療が必要な疾患によるものもあります。

 

口渇・喉の渇き

 

口渇・口と喉の渇きの原因・治療・予防|多くは水分の不足から起こる

 

口の渇きとは、唾液の不足による口内の乾燥感です。喉の渇きは、からだの水分の欠乏によって起こる水を飲みたくなる感覚です。この両方を合わせて口渇といいます。

 

 

激しい運動をして、たくさんの汗をかいたときには誰でも口や喉の渇きをおぼえます。これはからだの水分量の変化に対する生理的な反応です。

 

 

体内の水分量は、常に生存に必要な安定した状態に保たれるように調節されています。水分の摂取が少ないときには、脳の視床下部にある受容器が飲水中枢に情報を伝え、水を飲みたいという欲求が起こります。

 

 

同時に脳の下垂体から抗利尿ホルモンが分泌され、腎臓に働いて水分の再吸収を促進し、尿量は減少して、からだの水分を保持します。反対に水分を過剰にとったときには、尿量を増やして水分を多く排出します。

 

 

水分だけでなく、体液に溶けているナトリウムやカリウムなどの電解質も一定量に保つように調節されています。

 

 

生理的な口渇は一時的なものですが、ほかに気になる症状があり、口渇がいつまでも続くような場合は、何らかの病気の兆候と考えられます。

 

 

口・喉の渇きの原因

 

口の渇きは、かぜや鼻アレルギー、慢性副鼻腔炎などで鼻がつまり、口で呼吸しているときに最も多くみられます。

 

 

咽頭炎や喉頭炎になると、喉の腫れや痛みとともに、口や喉の乾燥感をおぼえます。唾液腺炎や中高年の女性に多いシェーグレン症候群では、唾液の分泌量が減って口が渇き、食べ物が飲み込みにくくなります。

 

 

高温や空気の乾燥、運動や高熱による発汗、下痢、嘔吐などでも、からだの水分が失われます。塩辛い物を食べたとき、酒を飲みすぎたときにも口や喉が渇くことはよくあります。

 

 

慢性的な口渇を訴える病気には、糖尿病があります。血糖値が上昇し、糖と一緒に水分も排泄されるため、尿の量が増え、激しい喉の渇きをおぼえます。

 

 

このような多尿による口渇は、慢性腎炎や尿崩症(にょうほうしょう)など腎臓の機能障害や、バセドウ病などによっても引き起こされます。

 

 

尿毒症、心臓病、高血圧症、急性腎不全などの治療のために利尿薬を服用している場合にも、からだの水分が減り、喉の渇きを感じることがあります。

 

 

また抗ヒスタミン薬や抗コリン薬、向精神薬などの副作用によって口渇が起こることもあります。

 

 

緊張や不安など精神的なストレスや、うつ病や神経症でも口が渇いたり、水が飲みたくなることがあります。

 

 

口・喉の渇きの治療

 

一時的な口渇は、口や喉を湿らせたり、水分を補うことで症状は治まります。

 

 

原因となる疾患がある場合は、根本的な治療が必要です。腎臓の病気では、水分の摂取を制限しなければならないこともあるので、医師の指示に従い、決められた水分量を守るようにします。

 

口・喉の渇きの予防

 

部屋の温度や湿度を適当に保つよう冷暖房や加湿機で調節し、食生活では、塩分のとりすぎやアルコールの飲みすぎはやめましょう。

 

 

子どもや高齢者は脱水症状を起こしやすいので、日ごろから水分や水気の多い食べ物を十分にとるようにしましょう。

 

 

子どもの場合

 

子どもの口渇

 

子どもがよく喉の渇きを訴えるのは、大人に比べて体内で占める水分の割合が大きく、代謝が活発で体内の水分量の変化に影響を受けやすいためです。特に乳幼児は発熱や下痢、嘔吐などで、からだの水分が失われると脱水状態に陥ります。

 

 

脱水症状になると、口や舌の粘膜が乾燥し、喉が渇き、体重、尿量も減ります。重症の脱水状態になると意識障害やけいれんなどの症状が現れ、最悪の場合は死に至ることもあります。

 

 

脱水状態の子どもにはほしがらなくても水分を十分に与えます。体液に含まれるナトリウムやカリウムなどの電解質も補うため、湯ざましや番茶に少量の食塩を溶かしてスプーンで少しずつ口に入れましょう。

 

 

電解質を加えて甘味をつけた経口補液を小児科で処方してもらうこともできます。嘔吐がひどくて口から飲めないような場合には、病医院で点滴輸液に切り替えます。

 

シェーグレン症候群とはどのような病気ですか?

シェーグレン症候群は乾燥症候群ともよばれ、涙腺や唾液腺などの外分泌腺に炎症が起こり、涙や唾液が十分に分泌されなくなる病気です。中年以降の女性に多く発症し、目が乾燥して異物感や痛みをおぼえたり、口内が乾燥してしゃべりにくくなったり、食べ物が飲み込みにくくなります。そのほかに関節の痛みや手足の指の血行障害などの症状を伴うことが多いようです。

 

 

治療には炎症を抑えるための副腎皮質ホルモン剤が用いられ、点眼薬や噴霧式の人工唾液で涙や唾液の不足を補います。口内の乾燥により虫歯ができやすくなるので、うがいと食後の歯磨きは欠かさずに行うようにします。

 

お酒を飲むと喉が渇くのはなぜですか?

お酒はエネルギー源を含んでいるので、からだの中で代謝を高め、熱を発生する作用があります。そのため多量に酒を飲むと、発汗により水分が失われます。

 

 

またアルコールの代謝によってできるアセトアルデヒドは有害物質なので血管の外に排出されますが、このとき血液中の水分も一緒に排出されてしまいます。

 

 

こうした作用でからだが脱水状態になり、体液の濃度が上昇すると、この変化を脳の視床下部にある浸透圧受容器が感知して飲水中枢を刺激します。このため、喉の渇きが起こり、水分を補給するように促します。

 

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