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口内炎の種類とその症状 アフタ性、カタル性、口角炎など

目次

 


 

口腔粘膜に水疱、潰瘍などができます。多くの場合、1~2週間で治りますが、全身性の病気が隠れていることもあるので注意が必要です。

 

口内炎の症状

 

口内炎の種類とその症状 アフタ性、カタル性、口角炎など

 

アフタ性口内炎

 

口内炎でもっとも多いのが、アフタ性口内炎とよばれるもので、単にアフタとよぶこともあります。円形または楕円形の潰瘍で、中心部は白っぽく、外側は赤くなっています。

 

食べ物が触れたりすると、痛みを感じたり、しみたりします。しかし乳幼児では、痛いとは言えず、よだれが出る、食べるのをいやがるなどが発見の契機となることもあります。

 

 

潰瘍は1個だけのこともありますが、複数できることも珍しくありません。直径1mm程度の小さなものから、1cmくらいの大きなものまでさまざまです。

 

口腔粘膜ならどこにでもできますが、特に舌やほおの内側、喉の上のほうによくできます。

 

 

全身の調子があまりよくないときに、しばしばみられるのも特徴です。たとえば、風邪のひきはじめや胃腸の具合が悪いとき、女性では出産後や月経時などによくできます。

 

原因はウイルス感染、食物アレルギー、ホルモン異常、ストレス、ビタミン欠乏、免疫異常など諸説ありますが、はっきりとはわかっていません。

 

 

繰り返しかかる人がいるため(再発性アフタ)、体質的にできやすい人がいるのではないかとも考えられています。

 

ただし、同じ人でも繰り返しできたかと思うと、長期間できなくなることもあるので、体質が原因とは断定できません。女性にやや多く、思春期以降に増加する傾向にあります。60代になると、あまりみられません。

 

 

アフタ性口内炎の潰瘍は、1週間から長くても2週間程度で自然に消滅するのが一般的です。まれに、長引いて顎下腺(がくかせん)が腫れたり、高熱が出ることもあります。

 

乳幼児の場合は、口の中が痛むため、食事や飲み物をいやがり、脱水症状を起こすことがあるので注意が必要です。

 

カタル性口内炎

 

唇の内側、ほおや舌の粘膜が赤くただれたり、白く濁ったり、ザラザラしてひび割れを起こしたりするのがカタル性口内炎です。

 

アフタ性口内炎と違い、潰瘍はできませんが、口の中全体が熱く感じられ、口臭を伴います。食欲がなくなり、食べても味がわかりません。

 

 

カタル性口内炎は、虫歯、歯周病など何らかの原因で口の中の衛生状態が悪いときに、口の中にいる細菌が異常に繁殖して起こるものです。

 

風邪などのウイルス性の疾患や細菌感染による肺炎などで高熱のあるとき、何かの病気で全身がひどく消耗しているときなども起きやすいので注意しましょう。

 

 

カタル性口内炎は子どもに多くみられるもので、指しゃぶりや口に異物を入れるくせなどが原因となって、口の中の衛生状態が悪くなるために起こることもあります。

 


 

口角炎

 

口角炎は唇の両端がただれる病気で、口角びらんともいいます。唇の両端の内側の部分が赤くなり、続いてその部分に亀裂ができ、やがてかさぶたができます。子どもや中年以降の女性によくみられます。

 

かびの一種であるカンジダなどの真菌や、ブドウ球菌といった細菌感染が直接の原因ですが、ビタミンB2の欠乏、糖尿病貧血などがあるとかかりやすくなります。

 

粘膜苔癬(扁平苔癬)

 

口の粘膜に白いレースのような模様ができたり、そのまわりが赤くただれたりする症状を粘膜苔癬(ねんまくたいせん)、もしくは扁平苔癬(へんぺいたいせん)といいます。

 

虫歯や入れ歯に使われている金属アレルギーが原因となっていることが多く、ほかに湿布薬や歯磨きに含まれる刺激物によって起こることもあります。

 

粘膜苔癬は慢性の口内炎で、数か月から数年、ときには数十年も続くことのある病気です。

 

壊死性潰瘍性口内炎

 

歯肉や口の中の粘膜に嫌気性口腔内細菌(紡錘菌やスピロヘータ)が侵入し増殖すると、壊死性潰瘍性口内炎(トレンチマウス)を起こします。

 

歯肉に慢性的に炎症を起こしている人が、体調を崩したりすると、細菌に対する抵抗力が弱まって発病すると考えられています。

 

 

歯肉の縁が壊死して潰瘍ができ、出血するほか、強い痛みと口臭を伴うのが特徴です。

 

敗血症などの重い感染症や白血病、エイズなどのため全身の衰弱がひどいと、壊死性潰瘍性口内炎が急に拡大することがあります。こうしたケースを壊疽性口内炎とよんでいます。

 

口内炎の進み方

  • 1.粘膜に炎症が生じると、通常は赤くなり、カタル性口内炎や紅斑性口内炎になります。
  • 2.炎症が続くと、粘膜の表面がただれ、びらん性口内炎になります。ただれた部分は白く見えます。
  • 3.ただれた部分がさらに深くえぐられ粘膜下組織にまで達し、潰瘍性口内炎となります。

 


 

口内炎は舌にできることもありますか?

あります。また、風邪をひいたときなどに、舌に赤い斑点ができて痛むことがよくあります。

 

これは口内炎の症状が舌に現れたもので、舌炎といいます。

 

ビタミンB12が欠乏した場合にも舌炎になることがあります。治療は口内炎と同じように行います。

 

アフタがたくさんできて、痛くて歯磨きができません。どうすればよいでしょうか?

口の中の清潔を保つことは、口内炎の治療に不可欠です。

 

ヘッドの小さな歯ブラシや毛の軟らかい歯ブラシを使うなどの工夫をしてください。

 

痛みが激しい場合は、医師にキシロカインゼリーという局所麻酔剤を処方してもらう方法があります。麻酔で痛みを抑えているうちに、歯磨きをするわけです。

 

栄養摂取も口内炎の治療に必要ですから、アフタが痛くて食事に支障がある場合も、食前にキシロカインゼリーを使うことがあります。

 

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