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腱鞘炎の治療 指や手首に痛みを感じたら、無理をせず手を休ませましょう。

目次

 


 

腱鞘炎の治療

 

腱鞘炎の治療

 

保存的治療が無効なら腱鞘を切開

 

痛むときは、装具を利用したりして手の安静を保つことが第一です。

 

ただし、薬物療法などの保存的治療を続けているにもかかわらず症状が改善しない場合は、手術を行います。

 

手術が必要になるのは、バネ指で2人に1人、ド・ケルバン病で5人に1人程度といわれています。

 

保存的治療

 

安静を保つため、痛む腱に「あてこ」という簡単な関節固定装具をつけます。

 

ド・ケルバン病や親指のバネ指なら、バレーボールやバスケットボールの選手が使っている親指保護用のサポーターで代用してもよいでしょう。

 

同時に、抗炎症作用のある軟膏を塗り、湿布をして痛みをやわらげます。これで自然に治ることも少なくありません。

 

 

薬物療法で最も効果が期待できるのは、診断にも利用される少量の副腎皮質ホルモン薬と局所麻酔薬の注射です。

 

少量とはいえ、腱を弱くするといわれる副腎皮質ホルモン薬を投与するので、注射と注射の間は2週間から1か月あけ、多くとも3回までの治療にとどめるのが一般的です。

 

その後しばらく安静にしていれば、たいていは数週間で治ります。

 

手術療法

 

薬物療法を続けても症状が改善しない場合は、手術が行われます。

 

局所麻酔をし、狭くなっている腱鞘を切開する簡単なものですから、外来で実施でき、20分程度あれば終わります。

 

 

手術後1~2か月は不快感が残ることがありますが、後遺症の心配はなく、術後のリハビリテーションも必要ありません。切った腱鞘は自然に再生します。

 

ただし、ド・ケルバン病の場合、長母指外転筋腱と短母指伸筋腱を包む腱鞘に隔壁があり、トンネルが二つになっていることが多いため、炎症を起こしている腱鞘を見極める必要があります。

 

肝心の腱鞘が放置されれば、手術をしても無駄になります。

 

 

また、橈骨茎状突起のそばには親指に続く神経が通っており、傷つけないよう注意しなければなりません。

 

したがって、手専門の外科か整形外科で治療するほうがよいでしょう。

 

コンピューターのキーボード操作などで、指を酷使する職業では、腱鞘炎にかかる確率が高くなります。

 

指を休ませる、冷やさないなど、予防に配慮しましょう。

 


 

腱鞘炎の後、手首にグリグリができ、軽い痛みもあるのですが何でしょうか?

おそらく、ガングリオンでしょう。この病気は、関節の袋である関節包や腱鞘から腫瘤(しゅりゅう)ができるもので、痛みを伴わないこともあります。

 

皮下にできるので、視診と、外から触れる触診で見当がつきますが、ほかの腫瘍と鑑別するために注射器で腫瘤の内容物を吸引します。

 

ゼラチン状の透明な液体が採取されれば、ガングリオンです。

 

 

この検査は治療も兼ねていますが、吸引しても再発しやすく、何度も行わなければならないことがあります。

 

日常生活が制限されるほど痛みが強い場合は手術で切除しますが、腫瘤が小さく、痛みがなければ放置していてかまいません。

 

ド・ケルバン病を治療しました。再発はありますか?

いったん治っても、特に親指を使いすぎると再発することがあります。

 

あまり長時間の指の酷使は、どうしても特定の部分を使いすぎることになります。

 

 

再発防止には、使う部分だけを鍛えるのではなく、からだ全体の筋力を強化する必要があります。

 

ストレスも大敵ですから、リラックスする時間をつくったり、十分な睡眠をとるようにします。

 

腱鞘炎は、患部の安静を保つだけで自然治癒することも多い病気です。指や手首に痛みを感じたら、無理をせず、手を休ませましょう。

 

手を温かくしておくことが大事なので、入浴を欠かさず、寒い日に外出する場合は手袋などをして冷えないよう注意します。

 

 

安静や薬物療法では効果がない場合にも、簡単な手術で治り、後遺症の心配もないので、いたずらに不安を抱かないようにしましょう。

 

 

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