トップへ戻る

骨粗鬆症の原因・症状

目次

 


 

骨粗鬆症の原因

 

骨粗鬆症の原因

 

骨は子どものころから25~35歳くらいまで成長し、この時期に一番強くなりますが、35歳を過ぎると、骨の密度を高め骨の強さを担っているカルシウムが減り始めます。

骨粗鬆症の原因はカルシウム不足とホルモンの減少

 

骨は私たちが死ぬまで、絶えず再生されています。しかし、骨細胞が新しい骨をつくるよりも、取り除かれる古い骨が多ければ、骨格は当然弱くなります。

 

カルシウムを失いすぎると、骨の内部構造にすき間ができ、骨が折れやすくなってしまうのです。

 

 

年をとるにつれて、骨の老化で骨量(骨の密度)が減るだけでなく、腎臓の働きも衰えて、活性型ビタミンDを合成する能力が低くなります。

 

活性型ビタミンDは、小腸からカルシウムやリンの吸収を促す働きとともに、骨へのカルシウム、リンの吸着を促す作用もあります。

 

 

そこでビタミンDが不足すると、体内のカルシウム、リンが減り、骨からこれらの無機質が溶け出すことによって、骨は小さくもろくなり、骨粗鬆症化現象が起きてくるのです。

 

骨粗鬆症でもっとも多いのが、閉経後5年から10年くらいで現れる閉経後骨粗鬆症と、高齢者の老人性骨粗鬆症です。

 

 

閉経後骨粗鬆症は、女性の閉経後、卵巣が機能を停止して、骨量を維持する女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が減少することが原因です。

 

エストロゲンは、骨をつくる細胞の働きを活発にし、腎臓での活性型ビタミンDの合成を促進するホルモンなのです。

 

卵巣摘出手術などによる場合もありますが、45歳以前の閉経は骨粗鬆症になる危険性が高いといえます。

 

 

男性の場合は、男性ホルモン(テストステロン)がなくなるか、ほかの疾患があることが骨粗鬆症の原因です。

 

長い間、寝たきりの状態が続くと骨は弱くなりますし、長期間の多量のステロイド治療も骨粗鬆症につながります。ステロイドは慢性の関節リウマチやぜんそくなどの治療によく使われるものです。

 

 

また、甲状腺疾患や肝臓病でも骨粗鬆症になることがあります。

 

しかし、食事や運動に気をつかい、生活習慣に留意していても、原因がはっきりしない骨粗鬆症によって健康をそこなう人もいます。

 


 

骨粗鬆症の原因はカルシウム不足と骨の新陳代謝の不調

 

健康な骨が骨粗鬆症になる大きな原因として、カルシウムの不足と骨の新陳代謝の不調とが挙げられます。

 

骨の成分は、約50%がカルシウムやリンなどミネラル分の骨塩です。残りの50%がコラーゲンという弾性線維たんぱく質で、カルシウムが骨の硬さを、コラーゲンが骨の弾力性を生みだしています。

 

骨は、コラーゲンの繊維の中に、骨塩が取り込まれてつくられています。この関係は鉄骨とコンクリートに似ています。

 

 

カルシウム不足の状態とは、いわば鉄骨はあるものの、わずかなコンクリートしか入っていないビルのようなものです。

 

ちなみに、骨量とか骨塩量というときはミネラル、狭義ではカルシウムの量を指します。では、カルシウムが不足すると、どうして骨粗鬆症が起きるのでしょう。

 

 

体内に入ったカルシウムは、腸管で活性型ビタミンDに促されて吸収され、肝臓に運ばれ、さらに血液の流れに乗って99%は骨へと入っていきます。そこで、コラーゲンとともに骨をつくります。

 

もし、食事をとらなかったり、カルシウムを含む食品をとらないと、当然腸管からのカルシウムの吸収がなくなります。

 

骨はコラーゲンの多い、いわばきめの粗い状態となります。しかも問題は、カルシウム不足の影響が骨だけにとどまらないという点です。

 

 

上述したように、カルシウムの99%は骨へと運ばれますが、残りの1%はからだのすみずみに運ばれ、一つ一つの細胞、つまりは各臓器を順調に機能させる働きをします。

 

この機能を維持するために、血液中のカルシウムは一定の量が保たれるようになっています。実際には、食事から常に一定の量を取り入れることは困難です。

 

カルシウムを多くとったときには骨に貯蔵し、少ないときには骨から供給するという繰り返しで、全体量を調節しています。

 

カルシウムの貯蔵量が十分にあるうちはよいのですが、少なくなってくると骨の密度は粗くなり、つまり骨粗鬆症になってしまうのです。

 

 

骨は硬いのでいったんできると変わらないような気がしますが、実は骨は強さとしなやかさを保つために、形成と破壊を繰り返しながら、絶えず生まれ変わっています。

 

この骨の代謝に深くかかわっているのが、エストロゲンや甲状腺のC細胞から産出されるカルシトニン、副甲状腺ホルモン、ビタミンDなどです。

 

 

エストロゲンには骨の破壊を抑えたり、腎臓で活性型ビタミンDがつくられるのを促進させる働きがあります。

 

そのため、閉経が早くから起こり、卵巣からのエストロゲン供給の期間が短い女性は骨粗鬆症になりやすいといえます。

 

 

同様に、過度なダイエットからホルモンのバランスを崩し、無月経になる女性がいますが、この場合も卵巣からのエストロゲン分泌が止まり、閉経に似た状態になっていますから、危険性は高いといえます。

 

 

カルシトニンと副甲状腺ホルモンは互いに括抗しあって、血中カルシウム濃度を一定に保つ働きをします。ビタミンDは腎臓で活性型ビタミンDになります。

 

こうした仕組みを考えても、骨粗鬆症は若い人に起こりうる病気だということがわかります。

 


 

 

 

 

無理なダイエットが骨粗鬆症の原因

 

骨量は35歳ごろをピークに、徐々に減少していきます。無理なダイエットで若年層の骨粗鬆症が増えています。

 

ある調査によると、18~25歳の女性の6人に1人は50~60代の女性並みの骨密度しかない一方で、9人に1人は逆に男性並みの骨であるという結果が出ました。

 

この差が何によって起きるか突きとめるために、この女性たちの子ども時代からの食生活や運動、ダイエットの経験などについて分析しました。

 

その結果、ダイエットと骨密度は密接に関係していることがわかりました。

 

 

この調査では、初めてダイエットをした年齢が低いほど、またダイエットの実施回数が多いほど、骨密度が低いという結果が出ました。

 

さらに、ダイエットを何度も繰り返した人に、腰痛や骨折を経験した人が多かったそうです。

 

 

食生活では、ダイエットを繰り返す人は、日常のエネルギーやたんぱく質、カルシウムの摂取量が低いことも判明しました。

 

こうしたことから、誤った過度のダイエットは、将来、骨粗鬆症になる危険性をはらんでいるといわれています。

 

エストロゲンと女性の骨量の関係

 

骨粗鬆症の患者の8割が女性です。その主な理由の一つに、エストロゲンの減少が挙げられます。

 

骨の減る割合は、男女ともに30歳を過ぎたあたりから増加しますが、閉経後の女性では、さらに著しくなります。卵巣が骨量を維持するエストロゲンをつくらなくなるからです。

 

 

エストロゲンの分泌量と腰椎骨密度の変化を見ると、成長期にはエストロゲンが増えると同時に骨密度も増え、エストロゲンが分泌されなくなる閉経以後には、骨量も急激に減ることがわかります。

 

骨は常につくり直されていますが、エストロゲンは骨の破壊を抑制する働きがあります。

 

そのためエストロゲンが欠乏すると、骨の破壊が骨の形成より多くなり、骨量が減少していくと考えられています。

 

若い女性の骨密度

若い女性でも高齢者と同じ程度の骨密度しかない人が少なくありません。

 

若いから安心とは限りません。一度、自分の骨密度を測定しておくとよいでしょう。

 


 

 

 

 

骨粗鬆症の症状

骨粗鬆症の症状と兆候

 

骨折に気をつけましょう!

 

骨粗鬆症の最初の兆候は、ちょっと転んだときに、大腿骨や背骨や手首を骨折することでしょう。

 

手首の骨折は50代の人に多く、お年寄りでは大腿骨の骨折が増えます。

 

 

脊椎が弱くなると骨と骨が圧迫しあい、身長も縮んできます。

 

脊椎が圧縮されると背骨が曲がり、肋骨の下の空間が減って呼吸しにくくなり、頭が前につき出て、胃も出っばります。

 

身長の縮みによってほかの臓器が膀胱を圧迫し、尿失禁することもあります。

 

骨粗鬆症は閉経後の女性に多い症状

 

閉経後の女性に多い症状

 

骨を硬く強く保つのに必要なカルシウムが大量に失われると、骨粗鬆症が起きます。

 

コラーゲン(骨の中にある弾性線維たんぱく質)とともにカルシウムが失われることが原因で、骨がもろくなるからです。

 

 

つまり、骨の緻密質と海綿質の両方が影響を受け、もろく折れやすくなり、身長も縮んでしまうのです。

 

以前は加齢による老化現象の一種と思われていましたが、現在では骨粗鬆症によるものとされています。

 

 

骨粗鬆症は英語でオステオポローシス(Osteoporosis)といいますが、オステオ(osteo)は骨、ポローシス(porosis)は多孔という意味です。

 

骨粗鬆症は近年、増加の傾向にあります。日本では、男女合わせた患者数が500万人とも1,000万人ともいわれ、社会問題ともなっています。

 

 

この病気のために、ちょっと転んだ、重いものを持った、なかにはくしゃみをしたというだけで骨折してしまう人もいます。

 

10代や20代で骨粗鬆症になる女性もいますが、とくにやせ形の50歳以上の女性に圧倒的に多くみられる病気です。

 

スポンサーリンク

 

 

関連ページ

骨粗鬆症とは
骨粗鬆症は骨が軽くなる病気で、若いときからの予防対策が大切です。骨粗鬆症の症状~食事まで基本情報をお届けします。
骨粗鬆症の検査・治療・骨塩測定法・薬物療法と生活療法
骨粗鬆症の検査・骨塩測定法のいろいろ・骨量を測定しての診断・第二中手骨骨萎縮度測定法(MD法)・二重エネルギーX線吸収法(DEXA=デキサ法)・超音波法/骨粗鬆症の危険度チェック/骨粗鬆症の治療・症状を軽減する4つの治療方法・薬物療法と生活療法
骨量の増加で骨粗鬆症を予防・栄養素の摂取と運動がポイント
骨粗鬆症の予防・栄養素の摂取と運動がポイント!すでに骨粗鬆症にかかっていても、生活習慣や食事の改善、運動量を増やすこと、閉経後の女性ではホルモン補充療法を受けることなどで、骨を保護し、骨の減少を防ぐことができます。
骨粗鬆症の食事 カルシウムを多く含む食品で骨の健康を保つ!
骨粗鬆症によいカルシウムを多く含む食品の一覧表と、骨の健康を保つバランスのとれた食事や注意点など。骨を強く保つには、カルシウムが摂取吸収される量と、尿や便の中に排泄される量のバランスをうまくとる必要があります。
骨粗鬆症の知恵袋・質問集
骨粗鬆症についてのよくある質問をまとめた知恵袋質問集です。骨粗鬆症に対する疑問解決にお役立てください。

このページの先頭へ戻る