トップへ戻る

高血圧の合併症

高血圧の合併症

 

 

高血圧の合併症で代表的なものに次の5つがあります。

 

動脈硬化

動脈硬化とは血管にコレステロールが沈着し、内腔が狭くなった状態です。

 

脳卒中

血圧が高いと、脳の血管壁も傷つきやすくなります。そこに、血栓(血の塊)や微小動脈瘤ができ、血管を詰まらせたり、瘤の中の弱い壁が破裂して出血したりするのです。脳卒中の側からみると、高血圧は最大の危険因子です。

 

心臓病

末梢血管の抵抗が大きいと、心臓はからだのすみずみまで血液を送り出そうとして、収縮力を強めます。心臓の負担が増えるため、やがて心筋が肥大してきます。この状態が続いて心臓が耐えきれなくなると、心不全におちいります。

 

また、心臓に酸素と栄養を送っている冠動脈が、動脈硬化のために十分な血流を確保できなくなると、狭心症や心筋梗塞になります。

 

腎臓病

腎臓は大量の血液を受け取っているため、血圧とは深い関係があります。高血圧は腎臓病を引き起こし、逆に腎臓病は高血圧の原因になるのです。

 

高血圧が長く続くと腎臓の細い動脈が硬化し、十分な血液を受け取れなくなります。すると、血液の濾過と再吸収、不要物の排泄を行っているネフロン(腎臓の働きを担う組織)が機能を失って、腎不全へと進みます。

 

細動脈に血栓が詰まって血流が妨げられても、同様のことが起こります。

 

目の異常

眼底の動脈が細くなり、破れて出血することがあります。

 

 

高血圧は脳卒中や心臓病を誘発

 

高血圧は「サイレント・キラー(静かなる殺人者)」とよばれています。病気そのものは死に至るものではなく、症状もほとんどありません。

 

しかし、血圧の高い状態が長く続くと、脳卒中や心臓病、腎臓病などにかかる率が高くなります。

 

 

 

 

 

高血圧と心臓や腎臓の障害

 

高血圧にはこれといった症状もなく、それ自体は死に至る病ではありません。

 

ただし高血圧状態が長く続くと臓器に与える負担が重くなり、重大な心臓病、腎臓病などを引き起こす原因となります。

 

高血圧 心臓への影響

高血圧患者の25~40%に心肥大がみられます。高血圧の場合、からだのすみずみにまで血液を循環させるには心臓はより強く収縮しなければなりません。

 

収縮力を増すために、収縮作用の大部分を担っている左心室の心筋は次第に厚みを増し、心臓の肥大が起こります。心肥大があると、心筋梗塞、脳卒中、心不全、さらには突然死に結びつく不整脈の危険が高まります。

 

高血圧 腎臓への影響

高血圧は腎臓にダメージを与えます。腎臓は血液を濾過する働きをもっているため、血液の循環機能の異常は腎臓に大きな負担を与えることになります。

 

高血圧が長期間続くと腎臓の動脈の硬化が進み、血管が狭くなって血液の流入量は少なくなり、やがて腎臓機能が低下します。

 

逆に腎臓病の多くは、末梢の血管の抵抗が増すことなどによる高血圧を合併します。また、腎臓にはレニン・アンジオテンシン系のホルモンを分泌調整して、血圧を巧みにコントロールする機能があります。

 

このホルモンバランスの崩れも高血圧の原因といわれます。高血圧状態が放置されると、腎臓の細動脈が侵され、血液濾過機能が徐々に低下していきます。やがて腎不全に至り、人工透析が必要となります。

 

 

 

高血圧による心肥大

 

心肥大は血液循環をスムーズにするための適応現象でもあるのですが、放置しておけば命にかかわる病気を招くもととなりかねません。

 

高血圧による心肥大の原因

高血圧による心肥大は、主として収縮作用を受けもつ左心室の心筋が肥大することが原因です。これは高い血圧に抗して休むことなく全身に血液を供給するための、心臓の適応現象とみなすこともできます。

 

ただし、心肥大の程度は必ずしも血圧レベルと比例するものではありません。

 

そこで心肥大は高血圧という物理的な刺激だけではなく、ほかにも原因があって起こると考えられています。心肥大はいくつかの原因が複雑にからみ合って進行していくと思われます。

 

高血圧による心肥大の症状

心肥大の初期症状は、心筋が厚みを増すことによる収縮力の増強と高血圧のバランスがとれており、特に病的な症状は起こりません。

 

しかし、高血圧が長期にわたると肥大は徐々に進行していきます。個々の心筋細胞が肥大するのですが、それを養う毛細血管が増えるわけではなく、必然的に血液の供給不足が起こります。

 

高血圧に抗するため、ただでさえ仕事量が増えているのに、それに見合う酸素や栄養素が供給されないのですから、心筋細胞は慢性的な栄養・酸素不足に陥り、いわゆる虚血性心疾患の前兆が出てきます。

 

初めは運動をしたときのみ、動悸、息切れや疲れやすさを覚えますが、心肥大が進むと日常の簡単な動作でも疲れを感じるようになります。やがては安静時でも症状が見られるようになります。

 

スポンサーリンク

 

 

関連ページ

高血圧とは 日本高血圧学会では高血圧の基準を以下のように定めています。
高血圧とは、日を変えて2回以上測定した血圧の平均値が、正常血圧を上回っている場合をいいます。高血圧症は、さらに軽度、中等度、重症、重篤の4期に分けてあります。
高血圧の原因 【環境・遺伝、腎臓機能・肥満・塩分との関係】
高血圧の原因は多岐に渡ります。塩分のとりすぎや、加齢や肥満、環境や遺伝、腎臓病などの病気など高血圧のさまざまな原因についてついて説明しています。
高血圧の改善療法 【食事(減塩食)や運動による高血圧改善療法などを紹介】
この病気は、QOL(生活の質)を考えた治療が大切になります。日常生活を楽しみながら、無理なく治療を続けられるよう工夫しましょう。食事(減塩食)や運動による高血圧改善療法などを紹介しています。
二次性高血圧の種類と原因・検査と診断・予防
高血圧は、本態高血圧と二次性高血圧に大別されます。本態性高血圧は、はっきりとした原因がないのに血圧だけが高くなるもので、高血圧の大多数は本態性高血圧です。これに対して二次性高血圧は、ほかの病気の一症状として血圧が上昇するもので、症候性高血圧ともよばれ、原因の明らかな高血圧といえます。
家庭用血圧計で血圧測定
血圧測定はリラックスした状態で行いましょう。特に病院で測ると血圧が高く出てしまいがちの人は家庭でリラックスして測ってみるのもよい方法です。
血圧調節の仕組み
血圧は、血管の太さや弾力性、心臓の収縮力の強さや心拍数、血液の量や粘りけなどによって変わります。血管が収縮する、心臓の収縮が強まり心拍数が増す、血液量が増えるなどの変化は、すべて血圧を上昇させます。こうした変化に影響を及ぼすのは、主に神経系や内分泌系(ホルモン)で、腎臓も大きな役割を担っています。神経系、内分泌系、腎臓の血圧調節の仕組みを詳しく説明します。
わかめペプチド粒タイプ 効果の口コミ 【血圧調節】
わかめペプチド粒タイプには、血圧を調整する作用があることが報告されています。血圧が気になる方へ!「わかめの専門家」理研ビタミンが実現したわかめペプチドの実際の効果と口コミを見てみましょう。

このページの先頭へ戻る