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高血圧の改善療法 【食事(減塩食)や運動による高血圧改善療法などを紹介】

 

 

高血圧が続くと心肥大や腎臓障害が進行し、重い病気の引き金となります。食事療法や運動療法などで血圧を下げるようにしましょう。

 

この病気は、QOL(生活の質)を考えた治療が大切になります。日常生活を楽しみながら、無理なく治療を続けられるよう工夫しましょう。

 

高血圧の治療は、後に起こる合併症を予防するために、血圧を正常に保つ生活習慣をつくり、それを続けることといっていいです。

 

症状がなくても療法を続け、血圧を管理することが非常に大切です。

 

肥満、食事、運動不足、アルコール、喫煙、ストレスなどが主な高血圧の原因の場合、ライフスタイルを改善することが高血圧の改善療法の大きな柱になっています。

 

 

食事による高血圧改善療法

 

高血圧の食事による改善療法でもっとも重要なのは減塩で、1日6~8g程度にします。

 

塩分を減らす近道は、塩辛いものをこれまでの半分に減らすことと、全体を薄味にすることです。おいしく感じる味つけは習慣的なものなので、薄味に慣れるようにしましょう。

 

また、ナトリウムの排泄を促すカリウムを多く含む野菜や果物(ホウレンソウ、枝豆、ブロッコリー、カボチャ、バナナなど)、食物繊維の豊富な食品をできるだけ多くとり、コレステロールの多い食品は避けます。背の青い魚に含まれるエイコサペンタエン酸は、動脈硬化を防ぐ効果があります。

 

また、1日のアルコール量は、ビールなら大びん1本、ウイスキーでシングル1杯、焼酎と日本酒は1合、ワインはグラス4杯までが適量です。

 

太っている人は、まず、摂取エネルギーを制限して減量し、合併症のある人は、そちらの食事による改善療法を優先します。

 

高血圧の一般改善療法(非薬物療法)は運動による高血圧改善や日常の食生活による改善療法などが中心です。

 

また、原則として禁煙です。どうしてもできない人は本数を減らします。

 

おいしい減塩食で高血圧を改善

だしは昆布やカツオ節、トリガラなどの天然だしを使い、そのうま味を生かして薄味に仕上げるようにします。

 

パセリやミツパを使うと、薄味の料理が引きしまります。おでんなどは、まず、だしで煮込み、醤油や塩は仕上げの段階で使います。

 

こうすると、醤油の香りは残り、食塩はしみ込まないですむので減塩できます。また、ユズやレモンなどの柑橘類や酢は、醤油代わりにいろいろ使えるので高血圧の改善食としては最適です。

 

 

 

運動による高血圧改善療法

 

無理なく続けられる適度な運動は、糖代謝をよくし、インスリン抵抗性を改善するといわれます。

 

高血圧に効果のある運動は、高血圧だけでなく、ほかの成人病の予防や改善にもなるわけです。

 

 

運動の強さは最大運動能力の約半分、隣の人と談笑しながらできる「ニコニコペース」がよく、速歩きが最適です。

 

水泳やサイクリングもよいでしょう。からだをあまり動かさずに力を込めるウエイトトレーニングや、短時間に激しく動くテニスなどは向いていません。

 

 

運動は1回30分を毎日か、1回60分を週3回行うのを目安とし、効果が現れるまでに2~6か月かかります。

 

こうした軽い運動は血圧を下げるものですが、運動した直後に血圧を測ると高い人がいます。こういう人は、高血圧の遺伝的体質が強いと考えられています。

 

 

 

 

 

 

血圧を下げる効果がある食物繊維

 

高血圧は血管の内壁に負担をかけ、血管の弱っている部分に出血を生じさせたり、血管内膜にできる血栓をはがしたりします。

 

さらに、脳梗塞や心筋梗塞の遠因をつくります。その意味で、血圧の管理は健康管理に欠かせないもので、脳血管疾患や心臓病を予防する重要なポイントといえます。

 

 

食物繊維と高血圧症の関係については、まだ十分な研究成果が出されていません。日本でも、こんにゃくに含まれるグルコマンナンを高齢の女性に与え続けたところ、1日3gの少量で便秘が解消し、血液中のコレステロールや中性脂肪が減少し、最大血圧も低下傾向を示したことが報告されています。

 

人間の腸内には、食物中のコレステロールだけでなく、胆汁に含まれるコレステロールも大量に流れ込み、脂肪分、特に動物性脂肪をたくさん摂取すると、どちらの量も増加します。

 

これらのコレステロールが、排泄されないで腸管から吸収されると、血液中のコレステロールが増加して動脈硬化を促し、血圧を上昇させます。

 

 

食物繊維をたくさんとると、繊維がコレステロールを吸着して排泄し、動脈硬化を抑える働きをします。また、こんぶやわかめのような海藻類に大量に含まれるアルギン酸は、ミネラル分のカリウムをしっかり吸着して体内に運んでくれます。

 

アルギン酸カリウムをとると、血圧が低下するといわれています。海藻を食べると、アルギン酸と結合したカリウムが胃の中で遊離し、代わりに小腸でナトリウムがアルギン酸と結合するという働きが関係しているようです。

 

高血圧症には、高齢や肥満、アルコールや塩分の摂取過剰など、複合的な要因が考えられますが、食物繊維を適量に摂取することで症状の進行をある程度はくい止められます。

 

 

 

降圧剤と食品の相互作用

 

降圧剤には、降圧利尿薬、交感神経遮断薬のα-遮断薬やβ-遮断薬、血管拡張薬、Ca(カルシウム)拮抗薬、ACE(アンジオテンシン変換酵素)阻害薬など、さまざまなタイプがあります。

 

高血圧の合併症や重症度の有無に応じて、最も適したものが選択されます。

 

ただし、ほかの薬剤や食品との相互反応によって、副作用が現れることがあります。例えばβ-遮断薬は、アルコールと一緒に服用したり、喫煙を続けていると、ほとんど効果が期待できません。

 

その一方で、胃腸薬と併用すると、効き目が増大して徐脈や心不全を起こすケースがみられます。

 

血管拡張薬の塩酸ヒドララジンを服用すると、頭痛や頻脈、起立性低血圧などが現れることがありますが、亜鉛が多く含まれる牡蛎(かき)やカボチャを食べすぎると、副作用が起こりやすくなるといわれています。

 

このほか、Ca拮抗薬の塩酸ベラバミルは、グレープフルーツジュースで服用すると、動悸や吐き気をもよおしたり、急激に血圧が下がって、めまいや意識の消失をきたすことがあります。

 

高血圧以外の治療のために服用している薬剤があれば、あらかじめ主治医に正確に伝え、食品に関しては患者や家族が十分に気をつけるようにしましょう。

 

 

高血圧の一般改善療法(非薬物療法)は食生活による高血圧改善や、スポーツ・運動の励行などが中心です。

 

また、原則として禁煙です。どうしてもできない人は本数を減らします。

 

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