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高血圧とは

高血圧とは

 


 

高血圧とは、日を変えて2回以上測定した血圧の平均値が、正常血圧を上回っている場合をいいますが、本来、高血圧と正常血圧の間に明確な境界線はありません。

 

高血圧の基準は、心血管系の合併症の発生頻度やその予後から人為的に決められたものです。

 

米国高血圧合同委員会が1992年に発表した高血圧症の定義と分類では、18歳以上の成人の正常血圧は、収縮期が130mmHg未満、拡張期が85mmHg未満です。

 

高血圧症は140mmHg以上/90mmHg以上で、その間は高値正常血圧とされています。

 

高血圧症は、さらに軽度、中等度、重症、重篤の4期に分けてあります。

 

世界保健機関(WHO)が1993年に出した新しい分類では、140mmHg以上/90mmHg以上を高血圧としています。

 

 

日本高血圧学会では高血圧の基準を以下のように定めています。
出典・・・ ⇒ 日本高血圧学会

 

分類 収縮期血圧(mmHg) 拡張期血圧(mmHg)
至適血圧 <120 <80
正常血圧 <130 <85
正常高値血圧 130 - 139 85 - 89
Ⅰ度(軽症)高血圧 140 - 159 90 - 99
Ⅱ度(中等症)高血圧 160 - 179 100 - 109
Ⅲ度(重症)高血圧 ≧180 ≧110
収縮期高血圧 ≧140 <90

 


 

 

 

 

つまり、収縮期血圧が140mmHg以上または拡張期血圧が90mmHg以上に保たれた状態が高血圧であるとされています。

 

しかし、近年の研究では血圧は高ければ高いだけ合併症のリスクが高まるため、収縮期血圧で120mmHg未満が生体の血管にとって負担が少ない血圧レベルとされています。

 

 

ここで注意しなければならないのは、血圧が高い状態が持続することが問題となるのであって、激しい運動や緊張した場合などの一過性の高血圧についてではないということでです。

 

高血圧の診断基準は数回の測定の平均値を対象としています。激しい運動や緊張による精神的な興奮で一過性に血圧が上がるのは生理的な反応であって、これは高血圧の定義とは違うものです。

 

 

血圧は1日の中でも変動しています。そのため、計測する時間帯には正常値の基準を満たしているものの、その他のほとんどの時間帯には高血圧となっている場合があります。これを仮面高血圧と呼びます。

 

逆に、普段は正常血圧なのに診察室で医師が測定すると血圧が上昇して、高血圧と診断されてしまう場合もあり、これを白衣性高血圧と呼びます。

 

糖尿病患者では起立性低血圧の症例が有るため、座位(ざい)だけでなく臥位(がい)・立位(りつい)でも測定します。

 

高血圧の症状

 

高血圧に特有の症状というものはありませんが、急激に血圧が上昇したときなどは、頭痛やめまいを感じることがあります。

 

初期はほとんど無症状ですが、放置するとしだいに心臓や血管の病変が進行し、脳卒中や心臓病、腎臓病を起こしやすくなります。合併症の発生率やその死亡率は、血圧値が高いほど、また高血圧の期間が長いほど高くなります。

 


 

 

血圧とは

 

血管内を流れる血液が血管の壁を押す力を血圧といい、一般には動脈の壁を押すカをさします。

 

血液は心臓が縮んだときに送り出され、広がったときにもどってくるので、収縮時と拡張時では血圧が違います。

 

心臓が縮んだときの血圧が収縮期血圧(上の血圧)、広がったときの血圧が拡張期血圧(下の血圧)です。

 

 

ふつう、高血圧という場合は、上腕動脈で測った血圧値を指標にしています。

 

また、なかには年をとっても変化がない人もいますが、血圧は年齢とともに徐々に上がる傾向にあります。

 

血圧と血管

血管には動脈、静脈、毛細血管の3種類があり、動脈と静脈の壁は、内側から内膜、中濃、外膜の3層構造になっています。

 

太い動脈の動脈壁には弾性線維が多く、血液が押し出されたときの強い圧力に耐え、つねに全身に一定の血液の流れを確保する機能が備わっています。

 

毛細血管から二酸化炭素や不要物を多く含んだ血液を心臓に運ぷ静脈には、その一部に血液の逆流を防ぐ弁(静脈弁)がついています。動脈と静脈を結び、両者に栄養を送っているのが毛細血管です。

 

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