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男性の更年期障害の原因・診断

目次

 


 

男性の更年期障害

 

男性の更年期障害

 

更年期障害の原因が、女性ホルモンの分泌低下だけでは説明できず、社会的な要因が大きく関与しているということがわかって以来、男性にも更年期があるという考えが浸透し始めています。

 

「男性にも更年期がある」という考え方は古くからあり、米国では1939年に症例報告があります。

 

男性の場合、女性の閉経に相当する性ホルモンの大きな変化がないため、男性更年期の概念は医療機関関係者の間でも、考え方にややズレがあるのが現状です。

 

社会的に負担が大きい世代で起きる男性の更年期障害

 

男性更年期を40~60代で現れるさまざまな不定愁訴と考え、その中心となるのが50歳前後の男性です。

 

50歳前後の男性は、現在の世の中を支えている人達で、毎日忙しく、周囲に気をつかい、心身ともに負担が大きので、問題が浮上してくるのもこの年代が多いのです。

 

そのうえ、最近では職場の急激なOA化やリストラなど、ストレスの種類も強力になっています。

 

燃え尽き症候群」「テクノストレス」などにおちいりやすいのは40代後半から50代です。

 

さらに、家庭では親の介護や子供の自立にからんだ諸問題、あるいは親との死別といった重大な問題が起こってくる時期でもあります。

 

こうした環境要因や、それをどうとらえるかの気質的要因によって、内面的な心の葛藤や喪失感、挫折感といったものがよび起され、更年期症状となって現れるのです。

 

主な症状は不安、イライラ、憂鬱、記憶力の低下、不眠といった精神神経症状で、ほてり、発汗、冷え、頻脈、動悸、めまい、手足のしびれといった血管運動神経症状を訴える人もいます。

 

これらの病名は、「男性の更年期」という言葉で置き換えることもできるのです。

 

さらに、だるい、疲れやすい、根気が続かないといった全身症状が加わるのは女性の更年期とほぼ同じです。

 

 

 

 

 

性機能で男性の更年期を判定

 

男性更年期をテストステロンの減少という側面からとらえ、性機能の障害度から更年期障害を診断しようという考えがあります。

 

その中心となっているのは、男性の生殖器・泌尿器に詳しい泌尿器科の医師たちです。

 

テストステロンは、精巣から分泌される、男性を男性たらしめている性ホルモンの中心的存在です。筋肉を発達させ、勃起力を維持し、髭を濃くするといった働きがあります。

 

一般に、20代にピークを迎え、50代後半あたりから少しずつ低下するとされますが、70代でも精力盛んな男性がいるように、非常に個人差があります。

 

心身のストレスで一過性に低下することもある一方、テストステロンを補充する治療を受けると、身体的にはもちろん、精神的にも活力を取り戻す男性が多いことから、テストステロン、あるいは性機能と、男性更年期は無視できない関係ではあるのです。

 

男性ホルモン低下を知るための問診票

性機能の低下から、男性更年期を診断する場合の問診票が、男性更年期の国際研究機関であるISSAMで考案され、世界各国で使用されています。

 

思い当たる症状がある人は、下記に男性の更年期チェックがあるので、自分でチェックしてみるとよいでしょう。

 

ただし、中高年男性の場合、更年期症状に見えても実はうつ病が隠されていたり、糖尿病前立腺肥大症といった別の病気が原因で、勃起障害が起こっているケースも珍しくありません。

 

そのため問診票だけでなく、血液中の各種ホルモン値などを測定する検査も必要です。

 

更年期という言葉が普及したせいで、中年期の不調はなんでも「更年期障害」と考える傾向が最近は出てきているようですが、日常生活に支障が出るほどの不調がある場合は、全身の病気のチェックも視野に入れた検査、診断が男性の場合は特に重要です。

 

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