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プリン体を含む食品は尿酸をつくりやすい? 尿酸値を下げる痛風の治療・食事

目次

 


 

【痛風】 プリン体を含む食品は尿酸をつくりやすい? 尿酸値を下げる痛風の治療・食事

 

痛風の冶療 尿酸値をコントロールする

 

痛風の冶療の基本は薬物療法です。発作に対する薬と、尿酸値をコントロールする薬があります。

 

 

発作には、その直前に必ずといってよいほど予兆がありますので、そのときにはコルヒチンという薬を飲みます。これはイヌサフランの種子や球根から得られる物質で、古くから痛風発作の特効薬として知られています。

 

ただし、痛みが起こってからコルヒチンを飲んでも意味がありません。その場合は抗炎症剤を用います。

 

 

発作を鎮めるよりも、もっと重要なのは、体内の尿酸値を下げるという治療です。発作が治まったからといって、尿酸値のコントロールをしなければ、発作はまた起こります。

 

尿酸値が高いままになっていると、腎臓や心臓、脳などにまで障害が進行して、取り返しのつかないことにもなります。

 

 

治療のポイントは血液中の尿酸値を、1dl中6mgまでの正常範囲内に抑えることで、尿酸値を下げる薬には、尿酸合成阻害剤と尿酸排泄促進剤の二つのタイプがあります。

 

尿酸合成阻害剤は、尿酸が過剰に産生されているタイプに有効で、尿酸の合成機構を阻害し、尿酸が過剰につくられないようにするものです。尿酸排泄促進剤は、尿酸の排泄が低下しているタイプに効果的で、腎臓に働いて、尿酸の排泄を促進します。

 

 

これらの薬は発作を抑える治療薬ではありませんから、発作に効かないどころか、薬を飲み始めてから数か月の間はかえって発作を誘発することもあります。

 

理由はよくわかっていないのですが、一説には、血液中の尿酸値が急激に低下するのをきっかけに関節に蓄積されていた尿酸の結晶を白血球が食べ始め、発作が生じやすくなるためと考えられています。

 

 

発作が起こったからといって、尿酸値が高くなっているわけではありません。痛風発作の予兆を感じたら、前にあげた発作を止める効果のあるコルヒチンを服用して症状の悪化を防ぎます。

 

そうしておいて、高尿酸血症の治療薬を飲み続けていけば、半年ぐらいで、体内の尿酸値も落ち着き、発作を起こすこともほとんどなくなります。

 

 

 

痛風の食事 プリン体の多い食物が痛風を悪化させる?

 

痛風の原因となる尿酸は、細胞の核の主成分であるプリン体が分解されてできます。ですからプリン体を多く含む食物は痛風の大敵といわれてきました。

 

ところが、プリン体を食物から摂取しても、尿酸値にさしたる影響は出ないことがわかってきたのです。現在では食物のプリン体にそれほど神経質になる必要はないというのが、専門医の一般的な考え方です。

 

 

それでも、プリン体を多量に含む食品は、やはりとりすぎないようにしたほうがよいでしょう。

 

食生活について大切なことは、プリン体の有無より、肥満や高血圧糖尿病を防ぐこととされています。

 

プリン体が多量に含まれる食品 動物の肝臓・腎臓・脳などの内臓類、肉類のエキス、油漬けイワシなど
食べるのを控えたい食品 高カロリー・高たんぱくの食品、動物性脂肪の多い食品、ケーキ、砂糖、アルコールなど

 

レバーやイワシは一般には健康によい優れた食品ですが、プリン体の多い代表的な食物でもあります。尿酸値の高い人の場合、すべて禁止する必要はありませんが、とりすぎには十分注意しましょう。

 

痛風は、関節炎ばかりではなく、腎臓病や心筋梗塞、脳梗塞などの虚血性心疾患を合併しやすい病気です。

 

 

したがって、血液中の尿酸値が高い人は、これらの疾患の合併にも目を向けて、食生活の改善に努める必要があります。

 

例えばプリン体を豊富に含む食品は体内で尿酸をつくりやすいといわれるので、モツやレバーなどのとりすぎは控えてください。卵と牛乳はプリン体の少ない良質なたんぱく食品ですが、コレステロールや飽和脂肪酸が多く含まれています。

 

痛風にはよくても、これらのとりすぎは脂質異常症(高脂血症)を招くおそれがあります。要は、特定の食品のとりすぎが問題なので、栄養を考えたバランスのよい食生活をすることが最も大切です。

 

 

痛風の冶療で最も重要なのは、痛風につながる高尿酸血症という状態をコントロールし、尿酸値を適正値の範囲に保つことです。

 

それも生涯にわたって続けていかなければなりませんが、薬を正しく使えば、健康な人とまったく変わらない生活が可能なことは、最近の研究報告でも明らかになっています。

 

ただし、症状が出ないからといって油断すると、痛風の合併症は徐々に悪化して、取り返しのつかない結果を招きますから、日常生活での注意を怠らないようにしましょう。

 

 

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