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ストレスがもたらす神経性胃炎

ストレスがもたらす神経性胃炎

 


 

胃は胃液を分泌し、さらに「蠕動運動(ぜんどううんどう)」とよばれる運動をすることによって、食べ物と胃液を混ぜ合わせて、より消化しやすい状態をつくり出しています。

 

蠕動運動は1分間に2、3回の周期で、押し寄せてくる波のような動きを繰り返すものです。

 

 

ストレスを感じると、胃酸が大量に分泌され、胃酸過多の状態になることがわかっています。

 

これが胸やけやげっぷなどの症状を引き起こします。

 

 

一方、蠕動運動は自律神経にコントロールされています。

 

自律神経は交感神経と副交感神経という2つの系統に支配されていますが、心理的・社会的ストレスが加わると、この2つの系統のバランスが崩れます。

 

 

このため、胃の運動が適切に行われなくなり、胃部の不快感、食欲不振など、神経性胃炎といわれる症状が出てくるわけです。

 

 

また自律神経のバランスが崩れることによって、不眠などの症状が出て、そのために睡眠不足、不規則な食事など生活のリズムが乱れ、胃炎を悪化させている場合もあります。

 

 

一般に神経性胃炎は日本人に多いとされていますが、その理由まではわかっていません。

 

日本人の体質、性格、思考方法、社会習慣、ライフスタイルなどが、心理的・社会的ストレスを生み出す、あるいはストレスを強く感じてしまうためと推測されています。

 

 

勤勉である一方、周囲の目を気にするタイプの人が多い日本人は、ストレスを感じやすい生活をしているともいえます。

 

また、競争意識が強いことも、ストレスの増大に影響があるかもしれません。

 

 

こうしたことから、神経性胃炎の治療は、単に胃炎の治療をするだけでは不十分で、ストレスの原因を探り、ストレスを取り除く、あるいはストレスを緩和するといった治療が必要になります。

 

自分ひとりで解決できそうにないときは、精神神経科などでカウンセリングを受け、ストレスから身をかわす方法を自ら会得することが大事です。

 

薬物療法としては、症状に応じて抗不安薬と胃腸薬を併用する場合があります。

 

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