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急性胃炎の原因・種類・症状・治療

目次

 


 

急性胃炎の原因・種類・症状

 

急性胃炎の原因・種類・症状

 

原因により種類が分けられる

 

急性外因性胃炎

 

大きく分けて、急性単純性胃炎と、急性腐食性胃炎があります。前者はさらにいくつかのケースに分類することができます。

 

急性単純性胃炎でもっとも多いのが、暴飲暴食によるものです。極端に熱い飲食物、冷たい飲食物をたくさんとるのが原因です。

 

たとえば、熱いものでは「うどん」や「そば」、冷たいものでは「かき氷」や「アイスクリーム」などが要注意です。

 

 

カレーやコーヒー、香辛料などの刺激物をたくさん飲食した場合、あるいはアルコール類を飲みすぎた場合なども急性単純性胃炎を起こします。

 

飲食の数時間後から、上腹部に痛みを感じ、重苦しく、むかついたりします。

 

ひどいときは、嘔吐、吐血ということもあります。

 

 

また、薬の副作用でも、急性単純性胃炎になることがあります。

 

解熱剤のアスピリン、強心剤のジギタリス、非ピリン系鎮痛剤の一部、抗生物質などの薬は、胃炎の副作用をともないやすいものです。

 

薬をのんだ直後から、胃の痛みや重苦しい感じ、胸やけなどの症状が出ます。

 

 

このほか、精神的・肉体的ストレス、過労や睡眠不足、放射線の被曝などが原因で、急性単純性胃炎を起こすことがあります。

 

一方、農薬や毒物など強い酸や強いアルカリ剤を飲んでしまったときに起こるのが、急性腐食性胃炎です。

 

口から咽頭、胃にかけ、激しく焼けるように痛みます。

 

 

 

 

 

急性内因性胃炎

 

急性感染性胃炎、急性化膿性胃炎、アレルギー性胃炎の3つに分けられています。

 

細菌やウイルス性の疾患に合併して発病するものを急性感染性胃炎といいます。

 

これはインフルエンザによるものが多く、ほかにウイルス性肝炎、腸チフス、肺炎などでもよくみられます。

 

病原菌が胃のほか腸の粘膜を侵すことが多く、腹痛、むかつき、嘔吐、下痢といった症状がでます。

 

 

溶血性連鎖球菌、ブドウ球菌などによって、胃の粘膜下層に炎症が起こったものが急性化膿性胃炎です。

 

周辺の臓器など、ほかの部位に生じた細菌が胃の粘膜下層に入って化膿することにより発病します。

 

 

また、サバなどの魚介類を食べたときに起こるのが、アレルギー性胃炎です。

 

食事の後に、急激な胃の痛み、むかつき、嘔吐などが襲ってきます。

 

 

 

 

 

急性胃炎の治療

 

暴飲暴食には絶食療法が有効

 

原因によって治療法が異なります。暴飲暴食が原因の場合は、絶食療法が有効です。

 

1日食事を抜き、番茶などで水分だけを補給します。軽い場合は、これだけで症状が軽快します。

 

症状が取れたら、おかゆなどやわらかい食べ物を少しずつ口にしていき、3日目くらいからふつうの食事にもどせばよいでしょう。

 

 

薬の副作用が原因の場合は、原因となる薬剤の服用を中止し、刺激物のないやわらかい食べ物をとるように注意すれば、症状はよくなります。

 

ただし、病気の性質上、薬剤の服用中止が難しい場合は、医師に相談してください。

 

薬剤の量を減らすか、胃の粘膜を保護する薬といっしょに服用するなどの対策が必要です。

 

 

急性腐食性胃炎は、救急車で病院へ行き、すぐに胃の洗浄を行わねばなりません。飲んだ毒物と量によっては、死に至ることもあります。

 

急性感染性胃炎は抗生物質による薬物療法、急性化膿性胃炎では、手術が必要な場合があります。

 

アレルギー性胃炎は、体質が原因なので、症状を起こす食べ物を口にしないことが大事です。

 

 

アレルギーで急性胃炎に

 

魚介類などに対してアレルギー反応を起こし、急性胃炎になることがあります。

 

とくにサパなど青魚を食べたときにじんましんが出たことのある人は、注意が必要です。

 

食事の後に急激に胃が痛み、ひどいむかつきに襲われます。重症だと嘔吐、吐血ということもあります。

 

胃の粘膜がはれたり、びらんを起こした状態になるためで、悪化すると潰瘍になることもあります。

 

アレルギーは体質なので、予防法としては、こうした反応を起こす食べ物を口にしないことです。

 

 

 

 

 

急性胃炎が3日以上治らないとき

 

3日以上治らないときは黄信号

 

暴飲暴食や薬の副作用による急性胃炎は、原因を取り除き、刺激物を避けたやわらかい食事をするなど適切に対処すれば、すみやかに軽快します。

 

もし3日たっても症状が快方に向かわないようなら、別の病気を疑う必要があります。

 

 

まず、薬の副作用や肉体的・精神的ストレスが原因の場合は、急性胃潰瘍が考えられます。

 

一般的な急性胃炎の症状に加え、心窩部(みぞおち)がズキズキと痛むのが特徴です。

 

 

この痛みが、空腹時や夜間に限って起こり、食事をとると痛みが消える場合は、十二指腸潰瘍が考えられます。

 

アルコールの飲みすぎの場合は、急性膵炎が疑われます。この場合も心窩部が強く痛みます。

 

尿検査でアミラーゼが上昇していれば、急性膵炎の可能性が高く、CT(コンピュータ断層撮影法)検査などで診断を確定することになります。

 

 

心窩部から右上腹部にかけて、激しい痛みが数時間以上続くことがあれば、胆石症の疑いがあります。

 

この痛みの発作は、夕食をとって数時間後に起こることが多いようです。

 

心窩部やへその部分から痛みだし、しだいに痛む場所が右下腹部に移っていくときは、虫垂炎(盲腸炎)が考えられます。白血球が増加するのも特徴です。

 

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