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貧血の症状・検査 自分でできる貧血チェック!

目次

 


 

貧血の症状

 

貧血の症状

 

自覚症状のない場合も多い

 

ヘモグロビン濃度の減少は、骨髄で赤血球のつくられる量と、脾臓や肝臓で破壊される量のバランスが何かの原因で崩れたときに起こります。

 

貧血症状の出方や重症度はヘモグロビンの減少の程度と、貧血の進行具合によって異なります。

 

ただし貧血は通常、徐々に進行することが多いため、状態が相当悪化しても身体が順応してしまい、本人は意識しないケースも多くみられます。

 

 

貧血によって低酸素状態になると、体内では生命を維持しようとして、さまざまな代償反応が起こります。

 

例えば内臓などに血液を循環させるために、皮膚の血管網の血流が制約を受けて、皮膚や顔色が蒼白になります。

 

また、ヘモグロビンの足りない状態を酸素を運ぶ回数を増やすことで補おうとする代償機能が働くため、血液の循環が速まり、動悸、息切れなどが現れます。

 

 

下まぶたの内側や口の中の粘膜、手のひら、爪の色なども貧血の状態を反映し蒼白になります。

 

 

ヘモグロビン濃度が7~8g/dl以下になると、身体を動かしたときの呼吸困難や胸痛、さらには低酸素による機能障害として、頭痛、集中力の低下、めまい、疲労、倦怠感、眠気、食欲不振、むかつき、微熱などの自覚症状が出ます。

 

3g/dl以下になると、心不全や昏睡を起こします。ただし、症状の出方は、貧血の起こり方や年齢、個人差などによっても大きく異なります。

 

 

それぞれの貧血に特有の症状も診断をするうえで重要な参考となります。

 

貧血のさまざまな症状と兆候

 

疲れやすくなったら要注意

 

貧血のさまざまな症状

 

大量出血による場合を除いて、貧血はじわじわと進行するため、気づかないことが多く、中等度の貧血でもなんとなく疲れやすいという程度です。

 

しかし、しだいに身体がだるい、頭が重い、頭痛がする、めまいがする、ちょっと身体を動かしただけで動悸や息切れがするなどの自覚症状が現れます。

 

食欲がなくなり、吐き気を感じたり、微熱が出ることもあります。

 

 

こうした症状はどんな貧血にもみられるので、貧血の一般症状といいます。

 

このほか、貧血の種類によって特有の症状があり、両者が合併して現れます。

 


 

 

 

 

貧血の検査と診断

 

血液検査である程度わかる

 

問診で自覚症状を聞き取るほか、血液検査を行います。

 

静脈から血液を採取し、その中の赤血球数(RBC)、ヘモグロビン濃度(Hb)、ヘマトクリット値(Ht)などを測定します。ヘマトクリット値とは、血液中に占める赤血球の容積を百分率で表したものです。

 

いずれも性別や年齢により差がありますが、成人女性では、赤血球数が400~450万個/mm3、ヘモグロビン濃度が12~16g/dl、ヘマトクリット値が40~45%です。

 

赤血球数では350万個/mm3未満、ヘモグロビン濃度は12g/dl未満になったら貧血と診断します。

 

 

血液の検査はどんなクリニックでもでき、結果も数日で出ます。

 

貧血の診断は簡単ですが、ほかの病気との鑑別や、貧血の種類の特定には、さらにくわしい検査が必要になります。

 

自分でできる貧血チェック

 

自分でできる貧血チェック・スプーン爪の画像

鉄欠乏性貧血は自覚症状に乏しく、気づきにくいこともありますが、長期に鉄欠乏を起こしている人の症状に、爪の変形があります。

 

正常な爪は自然に湾曲しているのですが、慢性の鉄欠乏性貧血の人は、扁平となり、激しいときは爪の中央部がくぼんでスプーン状の反り返りを起こすことがあります。

 

さじ状爪(匙形爪甲・スプーン爪)とよばれ、爪が薄くもろく、裂けやすくなります。

 

よく知られている方法ですが、まぶたの裏を返して、色の変化を見るチェックもあります。

 


 

 

 

 

 

40代の女性にヘモグロビン低値者が多い

 

ヘモグロビンの量が14g/dl未満の男性と12g/dl未満の女性を調査した国民栄養調査では、40~49歳の世代の20.3%の女性が貧血とされる12g/dl以下であることがわかりました。

 

男女差を比較すると、20代、30代、40代ともかなりの差で女性のほうがヘモグロビン不足の人が多くなっています。

 

実際には個人差などもあり、この数値だけでただちに異常とは決められません。一度は診断を受け、それ以上進行しないように、鉄分補給などをすることが必要です。

 

疲れやすく顔色が悪くなったら受診を

 

顔色が悪く、疲れやすいといった貧血の症状があると、はつらつとした表情にはなりません。

 

また、健康や美容のためにジョギングやエアロビクスなど有酸素運動をいくらやっても、貧血で血液の酸素運搬機能が低下していては十分な効果は得られません。

 

貧血の症状があれば、原因をはっきりさせて治療を受けることが大切です。

 

 

貧血は、ある程度進行しなければ、目立った症状が現れません。疲れやすくなったと感じたら、早めに血液検査を受けましょう。

 

ひとくちに貧血といっても、種類によって病態も治療法も違います。

 

さらにくわしい検査が必要になる貧血もあります。素人判断をせず、医師の指示に従うことが大切です。

 

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