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視力低下の原因・治療・予防|低下する病気

目次

 


 

心配のないケースがほとんどですが、重大な目の病気の初期症状として、視力が低下することがあります。

 

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視力が低下する病気とは?

 

視力低下の原因・治療・予防|低下する病気

 

光の屈折がうまくいかず像がぼやける

 

視力は、生まれたときから備わっているわけではありません。からだの成長とともに視力も発達し、6~8歳ごろまでにほぼ成人並みになります。

 

それ以降、40歳ごろまでは安定した状態を保ちますが、なかには、遠くの物がぼやけたり、近くの物が見えにくいなど、視力に障害を感じる人もいます。

 

 

私たちの目はカメラの構造に似ています。外部からの光はまず眼球の外側にある角膜で屈折して、眼球中央の瞳孔から入ります。

 

さらに凸レンズ型の水晶体で屈折し、硝子体を通過して、フィルムの役目をする網膜で焦点を結ぶ仕組みになっています。網膜に映った像は、視神経を通って脳に伝達されます。

 

 

外部から入った光が脳に達するまでの間に異常があると、視力の低下が起こります。また光の屈折がうまくいかず、網膜の正しい位置に像を結べない屈折異常による視力の低下も多くみられ、近視遠視乱視の三つがあります。

 

 

屈折異常の多くは眼鏡やコンタクトレンズによって矯正できますが、矯正できないほど強度の場合は、いろいろな目の病気にかかりやすいので注意が必要です。

 

また、病気の初期のサインとして視力が低下することもあります。

 

 

正規と屈折異常の光の屈折の違い

 

目に入ってきた光は角膜や水晶体で屈折して、網膜上に焦点を結びます。網膜の正しい位置に像を結ぶ状態を正視といいます。

 

 

角膜や水晶体での屈折力が強すぎたり、角膜の頂点から網膜までの長さ(眼球軸)に問題があると、網膜に正しく像を結べない屈折異常が起こります。

 

遠くからの光が網膜よりも前で焦点を結ぶために遠くの物がよく見えないのが近視です。

 

 

遠視では光が網膜より後ろで焦点を結ぶため、遠くも近くもぽやけて見えます。

 

 

乱視は角膜や水晶体などの屈折率が不規則なために、網膜上に一点の像を結ばないものをいいます。

 

 

視力が低下する原因

糖尿病の合併症や薬物の副作用

 

何の前ぶれもなく急激な視力の低下を感じる場合と、徐々に視力が衰えていくケースがあります。

 

視力が急激に低下する病気

 

まずあげられるのが急性緑内障です。眼圧が高くなり、視神経が圧迫されて障害をきたす病気で、ある日突然発症し、視力の低下とともに激しい目の痛みと頭痛、吐き気などを伴います。

 

静脈が何らかの原因で圧迫され、血液が固まりやすくなって血管がつまる網膜中心静脈閉塞症では、視力が急激に低下し、物がゆがんで見えます。

 

 

糖尿病に合併する目の病気としては、糖尿病性網膜症があげられます。進行しないと視力の低下に気づかないことが多いのですが、網膜の中心部にある黄斑部の血管がふさがった場合は、急激な視力の低下を感じます。放っておくと、網膜剥離を起こす危険があります。

 

 

網膜からの情報を脳に伝える視神経が侵された場合、視力が急に衰えます。視神経炎や虚血性視神経症、レーベル病などが視神経が侵される代表的な病気です。

 

このほか、円錐角膜、脈絡膜炎、虹彩毛様体炎、原田病などでも、急激な視力の衰えを感じます。

 

視力が徐々に衰える場合

 

40歳以上で、近くの物がぼやけて見えるのなら、老眼かもしれません。水晶体の厚みを変えてピントを調節する毛様体の働きが低下するために起こります。老化による生理現象で、病気ではありません。眼鏡で矯正できます。

 

 

眼鏡をかけても、近くも遠くもかすむ場合は白内障が考えられます。

 

水晶体が何らかの原因で白濁し、光の透過を妨げるために屈折に変化が生じ、視力が低下する病気です。

 

 

糖尿病性白内障や薬物による白内障など原因がはっきりしている場合もありますが、ほとんどは老化によるものです。

 

最初のうちは薄くかすみがかかったように見え、進行するといつも煙のなかで物を見ているような感じになります。

 

 

視力低下の治療

薬剤、レーザー、手術などの方法で治療にあたります。例えば、糖尿病網膜症では、レーザー光線を使って出血している部分の組織を焼くレーザー光凝固治療が行われます。

 

 

白内障の場合は、初期のうちは病気の進行を抑える薬を内服しますが、進んできて日常生活に支障をきたすようであれば、水晶体を人工水晶体と交換する手術をします。

 

 

糖尿病高血圧動脈硬化などの生活習慣病(成人病)が背景にある目の病気では、同時に内科的な治療も必要です。

 

視力低下の予防

 

視力の低下を感じてもしばらく放置していて、相当に進行してから受診する人が多いようです。

 

少しでも異常を感じたら早めに眼科に行きましょう。また、会社の定期健診や人間ドックを利用して定期的なチェックを受けるとよいでしょう。

 

 

眼鏡とコンタクトレンズ

 

眼鏡とコンタクトレンズのどちらを選ぶかはライフスタイル、費用の問題と考えられがちですが、実は医学的にみて選択の余地がないケースもあります。

 

眼鏡を使用しなければならないのは、アレルギー性結膜炎や角膜炎のような目の病気がある場合などです。コンタクトレンズは直接目に触れるので病気に悪影響を与えます。

 

 

右目と左目の視力が著しく異なる場合はコンタクトレンズになります。左右の度が大きく違う眼鏡を使うと右目と左目で物の大きさが違って見え、長い間この状態を続けると、両目で立体的に物を見る機能が衰えてしまいます。

 

コンタクトレンズであれば、その心配はほとんどありません。

 

視神経炎とはどんな病気ですか?

視神経炎は、視神経に急激に炎症が起こる疾患です。眼底にある視神経乳頭やその周辺部に病変が起こる乳頭炎と、乳頭から離れた視神経が腫れる球後視神経炎があります。乳頭炎は小児に多く、ほとんどの場合両目に発症します。球後視神経炎は成人に多くみられ、片目に起こる率が高くなっています。

 

 

自覚症状としては、視力低下、目の痛みのほか、中心や周辺が見えない視野障害色覚障害が現れます。視力低下の前に発熱や頭痛など、かぜに似た症状がみられることも多いようです。原因はよくわかっていませんが、まれに特定疾患に認定されている多発性硬化症によるものもみられます。

 

 

ほとんどの視神経炎は安静とビタミン剤の投与で治癒しますが、多発性硬化症の一症状である場合は十分な管理が必要となります。いずれにせよ、専門医でないと正確な診断がつきません。早めに診察を受けましょう。

 

近視が強いのですが、どんな注意をしたらよいでしょうか?

単純近視か病的近視かによって注意点は異なります。単純近視は、屈折異常が比較的軽く、視機能に問題がなく、眼鏡やコンタクトレンズを使って正常視力に矯正できます。単純近視の多くは通常20代の初期に進行が停止します。

 

 

これに対して屈折度が強い病的近視では脈絡膜萎縮や網膜剥離などいろいろな目の病気にかかりやすいことがわかっています。年齢が進むほど裸眼視力が著しく低下し、矯正視力も低くなりがちです。近視が強いのであれば、病的近視かもしれません。

 

 

定期的に眼科で検査を受け、眼底の状態を調べましょう。また、網膜剥離を起こしやすいので、目を打ったりしないように注意しましょう。

 

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