トップへ戻る

動脈硬化の原因と種類分類

目次

 


 

動脈硬化の種類

 

動脈硬化の種類

 

動脈硬化は起こる場所や生じる病変によって、いくつかの呼び名があります。

粥状動脈硬化(じゅくじょうどうみゃくこうか)

 

動脈硬化でもっとも多くみられるのが、粥状動脈硬化です。

 

太い動脈に起こりやすく、心臓の心筋に血液を供給している冠動脈、脳へ血液を供給している内頸動脈や脳動脈、腎臓に血液を供給している腎動脈、下肢へ血液を供給している腸骨動脈や大腿動脈などにみられます。

 

 

動脈の内壁にドロドロしたお粥のようなかたまりができ、血管の内腔が徐々に狭くなります。

 

お粥のようなかたまりをアテロームといい、別名「アテローム硬化」ともよばれています。

 

 

原因は、コレステロールです。コレステロールにはからだによい働きをする善玉のHDL(高比重リポ蛋白)と、悪い働きをする悪玉のLDL(低比重リポ蛋白)などがあります。

 

LDLは血液中ではたんぱくと結合していますが、糖などの影響を受けて変性すると、白血球の一種であるマクロファージから異物と認識されて食べられてしまいます。

 

LDLを食べたマクロファージは、血管壁の中に入り込む性質があり、コレステロールがたまります。

 

 

HDLは、血管壁にたまったコレステロールを引っ張り出して肝臓へと運ぶ役目があるので、HDLが少ないとコレステロールがたまり、血管を構成している平滑筋の細胞も増殖し、ますます血管壁が厚くなって粥状にドロドロになります。

 

 

粥状硬化した血管壁は弾力性がなく、きわめてもろくなり、血液の通り道も狭くなっていますから、血管は大変傷つきやすい状態です。

 

血管が傷ついて内側の細胞がはがれると、傷を修復しようとして血小板が集まり、血栓ができます。

 

そのため、血液の通り道はますます狭くなり、悪くするとつまってしまいます。

 

また、血栓はその場所にとどまるだけでなく、血流に乗って流れ、別の場所をつまらせることもあります。

 

細動脈硬化

 

細動脈硬化は脳、腎臓、目の網膜などにたくさんある直径100~200ミクロンくらいの細い動脈に障害が起こるものです。

 

原因は、高血圧の影響と考えられています。

 

高血圧が進行すると、細い動脈は突っ張った状態で収縮するので動脈の壁は傷つきやすくなり、血液中の成分がしみ込みやすくなります。

 

そのため、壁を形成している繊維成分が壊死したり、溶けたりします。

 

これをフィブリノイド変性といい、動脈は弾力性を失って一部が瘤状にふくれ上がり、もろくなって瘤(こぶ)の部分から出血したり、血栓ができて動脈をつまらせ、さまざまな病気を招きます。

 

中膜動脈硬化

 

血管壁は内側から順に、内膜、中膜、外膜とよばれる部分に分けることができます。

 

このうち、中膜にカルシウムが沈着して石灰化し、動脈硬化を起こすものを中膜動脈硬化といいます。

 

喫煙、糖尿病高血圧、交感神経と副交感神経のバランスの崩れ、腎不全、カルシウムやマグネシウムの代謝異常などがあると、中膜動脈硬化の進行が早まります。

 


 

 

 

 

動脈硬化症の分類

 

動脈硬化症の分類

 

1) 脳動脈硬化症(脳梗塞/一過性脳虚血発作/脳血管性認知症など)

 

2)冠動脈硬化症(狭心症/心筋梗塞など)

 

3)大動脈硬化症(大動脈瘤など)

 

4)腎動脈硬化症(腎硬化症/腎不全など)

 

5)末梢動脈硬化症(閉塞性動脈硬化症など)

 

 

 

動脈硬化の原因

 

さまざまな危険な要因が加わって

 

動脈硬化は年齢とともに誰にでも多少は起こるものです。しかし、その進行を早める危険な要因があります。

 

高血圧脂質異常症(高脂血症)、喫煙、糖尿病、肥満、高尿酸血症・痛風、運動不足、体質、性格などです。

 

これらの危険な要因をたくさん持つ人ほど、動脈硬化になりやすいと考えられます。

 

 

動脈の内壁に粥状のかたまりがたまると血液の通り道も狭くなり、血管がもろくて傷つきやすくなります。

 

血管が傷つくと、傷を修復しようとする血小板が集まり、血栓(血液のかたまり)ができ、血液の通り道はますます狭くなります。

 

 

生活習慣と動脈硬化の関係

 

生活習慣と動脈硬化の関係

 

スポンサーリンク

 

 

関連ページ

動脈硬化とは
動脈硬化とは、血管の壁に脂肪などが沈着して厚くなり、血管の内腔(血液の通り道)が狭くなることです。動脈硬化の原因~治療・予防まで基本情報をお届けします。
動脈硬化が関係している注意すべき合併症
動脈硬化はその起こる場所によって、いろいろな病気を招きます。動脈硬化が関係している主な病気は次のとおりです。
動脈硬化の治療 薬物療法を用いる場合でも、食事療法や運動療法などとともに行う
誰でも年齢とともに動脈硬化は進んでいくものですから、治療の目的は、その進行を遅らせることです。 そのためには、まず生活習慣を改善することによって、危険な要因を1つずつ減らしていかなければなりません。
動脈硬化の予防に効果がある食生活!危険な要因を生活のなかから排除!
動脈硬化を予防するには、魚を積極的に食べるとよいことがわかっています。また、ストレスは動脈硬化の危険因子ですが、ストレスそのものが問題というよりも、ストレスに対するからだの反応が、動脈硬化を促進していると考えられています。
動脈硬化の知恵袋・質問集
動脈硬化についてのよくある質問をまとめた知恵袋質問集です。動脈硬化に対する疑問解決にお役立てください。

このページの先頭へ戻る